- うららの母への誇りと自分の足で立つ強さに背中を押された凪は、ゴンへの依存を断ち切るため一人で海へと向かう
- 『スナック・バブル』との不思議な出会いを経て自分の意志で一歩を踏み出した凪は、ゴンに合鍵を返し、これまでの関係に別れを告げる
- ゴンと「ただの隣人」に戻った凪は『スナック・バブル』でボーイとして働き始める
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泣いていることを指摘された慎二(高橋一生)は、雨のせいだと誤魔化し、滑稽な凪(黒木華)の姿に笑っているだけだと強がり「本当にあんな奴でいいのか」と凪を問い詰める。
「“で” じゃないよ “が” いいんだよ、話聞いてくれて、笑わせてくれて、知らない世界教えてくれて、ホッとさせてくれて、私ゴンさんといると空気が美味しいの」(凪)
「じゃあお前、その空気のうま味だけのために、また空気読んでやってくんだ!さんざん空気読んでぶっ倒れた前みたいに!!」(慎二)

空気を読んでる、読んでないで口論になる二人
「読んでんじゃねーか!!!モジャモジャが、ありのまま気取りのブスに成り下がったかと思ったら、今度はボロアパートの隣のゆる男に食われて闇落ちしてんじゃねぇか!!ゾンビみてえな面して!いきったところで結局お前はビクビクおどおど周りの空気読んで自分を誤魔化して生きてくんだよ!!言っただろ??お前は絶対に変われない!」(慎二)
そこへ通りかかった白石みすず(吉田羊)とうらら(白鳥玉季)、うららが凪をいじめるなと慎二を突き飛ばす。
第5話・あらすじ/ネタバレ
その後、凪はみすずの部屋に招かれ、風呂と食事をご馳走になる。
差し出された美味しい料理を前に、凪は自分もこれを作りたいと感じる、と同時に自分がいつの間にか自炊をやめていたこと、そしてうららの顔を見たのが久しぶりであることに気づく。
自分の荒れた部屋に帰ってきた凪のもとへ、ゴン(中村倫也)がやってくる。
ゴンは部屋に入ると凪に後ろから抱きつき、ロールレタスを作って待っていてくれたのに約束を忘れていたことを謝罪する。そしてお詫びに雨上がりの星空を一緒に見に行こうと散歩に誘う。
凪はエリィ(水谷果穂)から「彼と上手くやっていくには用量用法を守らなければダメ、依存したら終わり」と忠告された言葉を思い出し、躊躇する。

そこへ、別の女の子がゴンの行方を探して部屋にやってきた。
女の子はゴンのスマホが繋がらない、イベント会場やコンビニなど心当たりの場所をすべて捜したのにいないからどうしていいかわからない、と初対面の凪に一気にまくしたてた。そしてゴンが姿を見せると、ゴンを連れて部屋を出ていった。
(今の…ゾンビ?、私あの子と同じ顔してる?)(凪)
母の働く姿

買い物帰りの凪は、オープンカフェの席でみすずがうららの同級生の母親たちから、遠回しにうららの行動やみすずの多忙さを批判されている場面に遭遇する。
(うわ、私これ知ってる、何かオブラートに包んだ、じんわりサンドバックタイム、ど、どうする?)と凪が心配していると、みすずの部下がやって来て、現場が忙しいからと強引にみすずを連れ帰った。
しかし母親たちはみすずの悪口を続ける
「あんなガラの悪い人のいる職場で勤めているなんて、亡くなった旦那の勤め先でおこぼれの仕事貰ってるんでしょう?うららちゃんが可哀想、男に頼ってしか生きられない人ってホント嫌よね」
何か言い返そうとしたが、何も言えなかったと落ち込む凪の前にうららが現れる。
うららは同級生たちを見かけるが、親から「仲良くするな」と言われているため話さないようにしていると明かす。
そこへ先ほどの母親たちがやってきて、凪とうららに対し、みすずの私生活や虐待の有無、不審な男の出入りがないかなど、詮索混じりの質問を投げかける。

すると、うららはひとりの母親の手を掴み
「今からちょっと行きたいところがあるんですけど、子供一人だと不安なので付き合っていただけませんか?」と近くの工事現場へ連れていく。
そこはみすずが現場監督として男性作業員たちに指示を出して働く職場だった。
うららは驚く母親たちの前で、誇らしげに母親の働く姿を見つめていた。
自分の足で立つ強さと、凪の決意
ーー慎二の職場
同僚が市川円(唐田えりか)について「男に色目を使っていると女子社員から評判が悪い」と慎二に話していた。偶然通りかかった円はその話を陰で聞いていた。
「なるほど、色目かぁヘドでるわなぁ」(慎二)
「ですよね、だいぶ思わせぶりですよねあいつ」同僚
「ヘドでるわなぁそういう生産性のない悪口。実際色目でもなんでも結果残してたらいいだろ、あいつ大阪支社営業トップでこっちに回されて来てるんだぞ、俺たちもうかうかしてらんないって事だよ」(慎二)

ーーうららと凪
同級生と手を振り合ううらら
うららは、話さないようにしているのは大人の目がある時だけ、そして同級生に見栄を張って話をしていた家の事や犬を飼ってない事を正直に話したら、もっと仲良くなった。
「私達、親が思ってるほど子供じゃないから、一緒にいて楽しい子は自分で考えて選べるし」と語った
「ねぇ凪ちゃん、うちのお母さんチョーカッコいいでしょ、だから全然色々平気なの」(うらら)
「うん、カッコいい!自分の足で立ってるうららちゃんママも、自分の足でお友達選んでるうららちゃんとお友達も、チョーチョーカッコいい!」(凪)
その時、凪は何か決意を固め「うららちゃんごめん、私ちょっと旅に出てくる!」と以前、ゴンと行った海へ自転車で向かった。
(もう一度あの海に行かなきゃいけない気がする、今度は一人で、自分の運転で、今すぐ自分の足で漕いで走って、そうして夜明けとともにたどり着いたのは、あの日の海、さよならゴンさん、さよなら私の恋心、そうして私は取り戻せたんだ私のお暇を…)

…しかし、現実は上手くいかず、夜中に道に迷った上に携帯電話の充電も切れてしまう。
転倒して足を負傷し、人気のない街を彷徨った末に、唯一明かりが灯っていた「スナックバブル」にたどり着く。
迷い込んだ『スナック・バブル』
凪は道を聞くために店に入るが、ママ・中禅寺森蔵(武田真治)から冷やかしなら帰るよう促される。しかし、杏(中田クルミ)が凪の怪我に気づき、手当てと携帯電話の充電を受けられることになる。申し訳なく思った凪は、一番安いソフトドリンクを注文する。

事情を聞かれた凪は、立川から来たこと、そして無理目の男との情欲に心乱れ、そんな自分と決別するために、その男と昔行った海を目指していることを明かす。
それを聞いたママは、どうせ最終的に幸せは身近にあると気づく「青い鳥探し」だと一蹴する。
「それって青い鳥をちゃんと探した事のある人が言うから深みがあるというか、お恥ずかしながら私、SNSとかで誰かの旅の素敵な写真がアップされるたび「で?」って。「私知ってるよ、遠くに行ってもあなたが何にも変わらないこと、意味なくない?」っていいねをしながら思ってて」(凪)
「性格ワル」(杏)
凪は遠くに行ける人達の凄さに気づいたと語る。さらに、28歳で無職の自分はこれまで誰かに依存してばかりで、元彼に自立を宣言した直後にも別の男性に溺れてしまった。だからこそ、今回は自分の意志と足で一人で海に行かなければならないのだと訴える。

話を聞いていたママは鳥天丼を差し出し、目的地までの地図をプリントアウトして渡してくれた。
「ほら、夜が明けてきたよ、初めて自分の意志でどっか行きたいと思ったんなら、それ食ってとことん走りな!28歳無職!」と背中を押され、凪は鳥天丼を食べ再び自転車を漕ぎ出した。
夜明けとともに目的地である海に到着した凪。
以前訪れた時ほど綺麗には見えなかったが、凪は大きく息を吸い込み「十分」と呟いた。
ゴンへの決別と「ちぎりパン」

帰宅した凪は自室の片付けを始め、黄色い扇風機に「ただいま、ごめんね」と呟く。
その後、ゴンのもとへ合鍵を返しに向かい、これからは二人で会うのをやめたいと告げる。
凪はゴンとの時間を「空気が美味しい」と感じる一方で、会えない時間は息ができないようだったと振り返り、ゴンを「ちぎりパン」に例えて手作りのパンを渡す。
かじるたびに違う味で楽しませてくれ、体に良くないと分かっていても食べるのをやめられない、自分にとって美味しすぎる存在なのだと説明する。
しかし、ゴンにはその意図が伝わらない
「ごめん、ちょっと何言ってるかわからない。美味しいパンなら食べたい時に好きなだけ食べればいいじゃない、それに凪ちゃん太ってないし、もし太ったとしても可愛いし」と返される。
そこで凪は、別の例えとして「やたらと色っぽい女子中学生が隣に住んでいて、いつでも食べていいと言ってくるようなもの」と言い換える。

「凪ちゃんにとって女子中学生なの?俺?」(ゴン)
「はい、セーラー服に生足むっちり太ももです」(凪)
「ちょっと待って…凪ちゃん…それ絶対食べちゃダメ、お縄だし身を滅ぼすよ」(ゴン)
「わかって頂けましたか!これからはまたいち隣人として、宜しくお願いします」と挨拶し、ハローワークへと向かった。
「青春、おしまい」(凪)
凪を見送ったゴンは、貰ったちぎりパンを食べながら凪との思い出を振り返る。
その時、胸に痛みを覚え手を当てるゴンだった。
慎二と円の急接近

ーー円とタクシーの後部座席で後からやって来る同僚を待っている慎二
円から「どこに行っても八方美人と言われる人のことをどう思うか」と問われた慎二は
「八方ブスより良くね?」と返す。
そこへ同僚が乗り込んできて座席を詰めた時、円は慎二の手に自分の手を絡めてきた。
(ん?んーと、ん?おー、なるほど、なるほど)(慎二)
一方、坂本は大学のゼミの先輩のツテで就職を決めた。
しかし、その会社はマニュアルを片手に不審なセミナーの営業電話をかけ続ける場所であった。

ハローワークを出た凪に「スナックバブル」のママから電話が入る。
凪は同店のボーイとして働くことになった。
慎二は円と手を繋ぎながら街を歩いていた。
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【本記事の画像引用元】
作品名:ドラマ『凪のお暇』/ 放送・配信:TBS
備考:本記事の画像は作品の解説・紹介を目的として上記より引用し、加工を施して使用しております。



