日向木穂子(高畑充希)の退院の日、曽田練(高良健吾)と木穂子は、これからは“普通の恋人同士”としてやり直していくことを静かに誓い合う。過去の関係や嘘を乗り越え、本当の自分で向き合う決意を固めた瞬間だった。
木穂子はしばらくの間実家へ帰ることになっており、不倫相手とはもう二度と会わないと練に約束する。練はその言葉を受け止め、何も責めることなく、ただ優しく木穂子を受け入れるのだった。
杉原音(有村架純)は今でも北海道の育ての母に仕送りをしている、キス以来初めて仕事帰りのバスの中で顔を合わせた二人、杉原音(有村架純)はこの間の事(キスした事)を謝るが、よそよそしく冷たい態度を取る曽田練(高良健吾)であった…
第4話・あらすじ/ネタバレ
杉原音(有村架純)はある日、介護の過酷な仕事のせいで倒れてしまった、バスの中で倒れた杉原音(有村架純)を施設まで運んだのは曽田練(高良健吾)だった…
井吹朝陽(西島隆弘)は、介護施設の現状を変えたい一心で、父・井吹征二郎(小日向文世)と兄・井吹和馬(福士誠治)に真正面から訴えかけた。「…これ以上人員を減らされたら、現場は持ちません。全員、倒れてしまいます」切実な声に対し、兄は淡々と返す。「倒れたら、新しい人材を雇えばいいだろう」その言葉に、朝陽は思わず強く言い返す。「人は消耗品ではありません」しかし兄は一歩も引かない。「不満があるなら代案を出せ。理想を語るだけなら誰でもできる。本気で変えたいなら、自分で会社を立ち上げればいい」兄とのやり取りの後、朝陽は改めて父に向き直る。
「僕は敵じゃありません。あの施設を、もっと良くしたいだけなんです…」その言葉を聞いた征二郎は、穏やかな笑みを浮かべたままゆっくりと歩み寄る。しかし、その表情とは裏腹に、口から出た言葉は冷酷だった。「…こんな事が俺に逆らってまでしたかった事か?俺の前に出てくるな、失敗作をみると悲しい」そう言い残すと、征二郎は振り返ることもなくその場を後にした。
柿谷運送の給料日、佐引(高橋一生)は加持(森岡龍)や練から金を借りようとして騒ぎを起こしていた。手取りが減り、小学校に入学する息子の養育費が払えないという切実な事情があるらしい。一方で、小夏(森川葵)はモデル事務所からスカウトされたことを練や晴太(坂口健太郎)に嬉しそうに報告する。契約金が支払われるうえ、青山にマンションまで用意されるという話だった。
ある朝、出勤のためバスを待っていた音は練と出会い、そのまま同じバスに乗り込む。車内では泣き出した幼児をきっかけに乗客同士が口論になり、重苦しい空気が広がっていた。いたたまれなくなった音は助けを求めるように練の方を見るが、練は目をそらして関わろうとしない。やがて騒動は収まり、停留場で降りようとしたそのとき、目を閉じて座っていた音の手から荷物が落ち、そのまま座席に倒れ込んでしまう。バスの中で倒れた杉原音(有村架純)を施設まで運んだのは曽田練(高良健吾)だった。
杉原音(有村架純)の部屋には、見舞いを兼ねて井吹朝陽(西島隆弘)が暖房機と加湿器を持って訪れていた。音が書いた似顔絵を見て、凄い、違う道があったかもしれないね、夢は無いのかと問われた音は、「夢があったとしたら、私はもう叶ってます、自分の部屋が欲しかったんです、自分で仕事を持って、自分のお金でその日食べたいものを食べて、自分の部屋で自分の布団で眠りたかったんです、これずっと欲しかった生活なんです、まぁわかんないですけど」と静かに答える。
劇団の仕事を辞め、スカウトされたモデルの道へ進もうとしていた市村小夏(森川葵)だったが、その事務所は実は悪徳で、気づけば借金を背負わされそうになっていた。異変に気付き逃げ出そうとした小夏は男たちに囲まれてしまうが、そこへ中條晴太(坂口健太郎)が現れ、彼女を助け出す。
バスの中では相変わらず音を避け続けていた練だったが、ある日、音が車内で転倒し周囲から笑われるのを見かねて助けに入る。そしてバスを降りた音に「話したい事がある、材料買ってくるから先に行って待ってて」と告げ、仙道静恵(八千草薫)の家で待っていてほしいと伝える。
同じ頃、傷も癒え実家から東京に戻ってきた日向木穂子(高畑充希)は、練のメールボックスに置いていった合い鍵を使い、部屋で彼の帰りを待っていた。
音と一緒にタコ焼きを焼きながら、練は祖父の話などをとりとめもなく語り続ける。そしてやがて思いを押し殺すように語り出す。「…東京は向いてないって思うんです、家に帰っても帰った気がしません…そうやって、東京で5年経って、そうやって…杉原さん、あなたの事好きになりました、好きで、好きで、どうしようもない位になりました、いつもあなたの事想ってます、それを、その事諦めなきゃならないのは苦しい、杉原さん、今日まで冷たくしてごめんなさい、明日からまた同じ事します、ごめんなさい、ごめんなさい、好きでした」。練は木穂子のために音への想いを断ち切る決意をしていた。その告白を受け止めた音だったが、帰り道、涙は止まらなかった。

一方、とあるビルの屋上に逃げ込んでいた小夏(森川葵)と晴太(坂口健太郎)。恐怖で震えが止まらない小夏に、晴太は「かえろっか」と声をかける。「強いのかと思ったよ」と言う小夏に対し、顔中に傷を負った晴太は「弱いに決まってるじゃん」と笑う。「あたし晴太の事好きじゃないよ」「知ってる・・・東京の夜は明るいなぁ、もっと暗くていいのに」「ごめんね、私が好きなのは…」「好きじゃなくてもいいよ、好きじゃなくてもいいからさ、僕と一緒にいて、その代わり僕がこのすさんだ恋をかなえてあげる、練君を君のものにしてあげる、僕と契約しよう」。その言葉に小夏は静かにうなずき、やがて二人は静かにキスを交わす。
その頃、曽田練(高良健吾)は日向木穂子(高畑充希)の待つ自宅へと帰っていく。そして帰宅した音(有村架純)が顔を洗っていると、井吹朝陽(西島隆弘)から電話がかかってくる。「君に会いたいんだ」。
【本記事の画像引用元】
作品名:ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』/ 放送・配信:フジテレビ
備考:本記事の画像は、作品の解説・紹介を目的として上記より引用し、加工を施して使用しております。


