幼いころに女手ひとつで育ててくれた母(満島ひかり)を亡くした杉原音(推定小学生)は林田雅彦(柄本明)に引き取られ関西から北海道に移り住む。
音(有村架純)は育ての親である林田雅彦(柄本明)と知恵(大谷直子)夫妻のもと、クリーニング店で働きながら暮らしていた。林田は音を家政婦のように扱い、寝たきりの妻・知恵は音の介護なしでは生活できない状態だった。
【2009年秋、東京】曽田練(高良健吾)は、東京の引っ越し屋で働いている。職場では先輩たちに厳しくこき使われ、毎日へとへとになるまで働かされていた。
給料も安く古びたアパートで厳しい生活を送っている。曽田練(高良健吾)の部屋から会社に出勤する恋人の日向木穂子 (高畑充希)はいい所の会社に勤めている風である。

夜遅く仕事から帰った曽田練(高良健吾)は友人の中條晴太(坂口健太郎)が北海道旅行の際に拾った(拾ったというより捕った)カバンの中に入っていた手紙を見つける。
その手紙を読んだ練は、いてもたってもいられなくなり会社のトラックで北海道へ向かう…
第1話・あらすじ/ネタバレ

【北海道】
杉原 音(有村架純)の住む北海道の町に練が到着した。
練がカバンを盗んだ犯人だと勘違いした音だが、練は自分は泥棒じゃなく「引っ越し屋」で手紙を返しに来ただけだと説明する。
音はその手紙を捨てておいてと言い去ってしまう。
音は25歳年上の白井篤史(安田顕)との婚約が決まっていた、養父の林田(柄本明)が玉の輿になると地元で有名なお金持ちである白井(安田顕)との結婚を勝手に決めたのだった。
音はある日、クリーニングの品を届けにある親子のアパートに行く、しかしその家の中からは母親ではなく汚れた姿の女の子が出て来た。
散らかった部屋、空の冷蔵庫の扉は開けっ放し、テーブルの上には差し押さえや退去勧告の手紙が散乱している、その部屋の隅で女の子を抱きしめ泣く母親の姿があった。
クリーニング屋の勤務を終え帰路につく音。
道に散らばったプリントを必死に拾っている子供、どけと言わんばかりににクラクションを何度も鳴らす車ー白井(安田顕)が音を迎えに来たのだった。
これ一着で外車買える値段だよ、と音に出来たばかりのウエディングドレスを見せる白井
「あの…お金貸してもらえませんか?3万2千円貸していただけませんか?伊藤さんってわかりますか?はるなちゃんのお母さん、ガスも電気も止められてて、家賃払わないとアパートを出なきゃならないんです」
「今そういう暗い話聞きたくないなぁ」(白井)
「…すみません、3万円じゃなくても構いません少しだけでも」
「後先考えずに子供産んだ人なんて、甘やかしちゃダメだよ」(白井)

白井篤史(安田顕)の事をどうしても好きになれない音、意を決して林田(柄本明)に、一生かけて恩返しするから好きじゃない男とは結婚したくない、このままこの家で3人一緒に暮らさせてくださいと懇願するが、林田は不機嫌になり冷たく「恩知らずが…」と答える。
その時林田の妻・知恵(大谷直子)が発作を起こし、音は車を呼ぶために道路へ飛び出す。
東京に帰る途中の練がその姿を見つけ、病院まで送り届けそのまま病院の外で待っていた。病院から出て来た音に家まで送るという練に、音は家じゃなくてファミレスに行きたいと言い、二人はファミレスに向かう。
その時白井が病院に到着し、練のトラックの助手席に乗る音を目撃する。
ファミレスで音は「白井さんと結婚する事にした、さっき病院で決めた、ありがとう手紙持ってきてくれて…引越し屋さんが言ってくれた通り、あれってあたしのつっかえ棒だったから、ほんまに嬉しかった、結婚する」と練に語る
ファミレスから帰ってくると、白井(安田顕)が家から帰るところだった。
「はっきりしない理由がわかったよ、林田さんに話しておいた、娘さん股の方のしつけもした方が良かったんじゃないですかって」
白井は練との関係を疑い、早々に林田(柄本明)に婚約破棄を告げていた。

家に入ると部屋に置いてあった実母の位牌が林田によって腹いせにトイレに流されてしまっていた。
その場に座り込み呆然とする音
「音、山川さん所の息子さん知ってるか?あの人離婚したそうだ、50過ぎてるんだけど、どうだ?」(林田)
「…いいよ…」弱々しく返事をする音
「ホントか?山川さんな、駅前に土地持ってて」(林田)
「消して…もういらない…わたしいらない…消して…」小さくつぶやく音
その時山川の妻・知恵(大谷直子)が
「音、逃げなさい、もうあんたの好きなところに行きなさい」と音を抱きしめた
家を飛び出し土砂降りの中走る音、その時練の車が見えた
「引越し屋さん!」
「乗れ!」
「靴は?荷物は?」
「いらん…なんもいらん」
練は音が逃げてきた事を悟り、車で走り去る。
ーー東京へ向かうトラックの中。
音はダッシュボードにある母からの手紙を読み涙する
音へ、今真夜中の2時を少し回った所です、今が最後のチャンスかも、そう思って病院の方に便箋とペンを借りました…もうあまり字が上手に書けなくて恥ずかしいけど、便箋を光に透かすと小さな花びらが浮かびます素敵でしょ?…音、お母さんはそろそろいなくなります。
引用元:フジテレビ
あっという間だっね、時間が足りない、まだ何もできてない、まだ死ねない。
あなたをひとり残してしまうの、音、あなたを父親のいる子にしてあげらなかった事、何度後悔しても足りません。お母さんはもう髪を結んであげる事もできません。
それでもお母さんあなたを産んで良かったと思っています。
音…沢山の人に出会ってね、自由に見て、自由に話して、好きなように生きて(中略)
あなたはいつか学校に行って友達を作るのかな?中学生になって、高校生になって、誰かを好きになるのかなぁ、どんな恋をするんだろ。
恋をすると嬉しいだけじゃなくて切なくなったりするね、きっと人が寂しいという気持ちを持っているのは誰かと出会うためなんだと思います。
時に人生は厳しいけど恋をしてる時は忘れられる。恋をして、そしていつかたった一人の人に出会えるといいね、その人はきっとあなたの質問に答えてくれる、あなたの物語を聞いてくれる、あなたが生まれた事を喜んでくれる…愛するって心から心へ残していく事だと思う。
音が笑ってる時お母さんも笑ってる。音が走ってる時お母さんも走ってる。
大好きな私の娘、大好きな音
愛しています、どうか幸せに。
母より
東京に到着した二人、音がしばらく世話になれるか聞くために友達の所へ行く。
練は友達への手土産にと桃の缶詰を音に渡す。
音を待っていた時、練は偶然幼馴染の市村小夏(森川葵)に遭遇する。
音が戻って来た時、もうそこに練の姿も車も無く、それきり音は練と会う事は無かった。

【1年後、2011年1月、東京】
音はラーメン屋の上に部屋を借り、ガソリンスタンドで働いていた。
彼女の部屋には練から貰った白桃の缶が飾られていた。

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【本記事の画像引用元】
作品名:ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』/ 放送・配信:フジテレビ
備考:本記事の画像は、作品の解説・紹介を目的として上記より引用し、加工を施して使用しております。

