朝ドラ

ゲゲゲの女房|第13~16週|あらすじ

茂(向井理)の両親から帰省するよう促す手紙が届くが、帰省のお金の工面ができない。結核で療養していた深沢(村上弘明)が退院し、村井家をを訪ねてきた、未払いだった原稿料を支払いに来たのだった、その金で布美枝は藍子と初めての里帰りに出発する…

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第13週(第73~78回):初めての里帰り

 結婚から3年ぶりの帰省、大家族の飯田家は昔と変わらないにぎやかさだった。弟の貴司(星野源)には、縁談が持ち上がっていが、貴司(星野源)には恋人がおり、恋人は一人娘のため彼女と結婚するには、貴司が婿入りするしかなかった。家業を継がせたい源兵衛(大杉漣)と恋人との間で悩む貴司であった。

 悩んだ挙句貴司(星野源)は源兵衛(大杉漣)に、結婚したい相手がいる、相手は一人娘だから自分が婿入りしなければならない、なので酒屋はは継げないこと告白し、口論となっていた。丁度その時、藍子が、ビー玉を飲み込んでしまい大騒ぎに、とっさに布美枝は、藍子の背中をたたき吐き出させ藍子は無事だった。その様子を見た源兵衛(大杉漣)は子供たちがそれぞれ頼もしく成長したと実感し、貴司(星野源)の事も考え直し、交際相手と会う事したのだった。

第14週(第79~84回):旅立ちの青い空

 弟の貴司(星野源)は無事恋人と結婚した。東京オリンピックを間近に控え、テレビを購入する家庭が増えていた。深沢(村上弘明)は、新雑誌「ゼタ」を創刊、茂(向井理)に作品を依頼する。「こみち書房」の経営状況が心配な布美枝(松下奈緒)は、オリンピックブームにあやかり、貸本を借りた子どもに、紙製のメダルを景品としてプレゼントする企画を美智子(松坂慶子)に提案する。「こみち書房」の“メダルの景品作戦”は子どもたちの人気となり、大盛況となっていた。しかし、漫画を“悪書”と断定する市民団体がやって来て、「学校と掛け合って小学生の貸本屋出入は禁止にした」と一方的に告げる。店内は騒然とし、帰ってきた政志(光石研)と団体の男が激しいもみ合いになり、警官が来る騒ぎとなってしまう。

警察騒動以来、「こみち書房」の客は目に見えて減っていた。茂(向井理)は世の中の風刺のきいた漫画を深沢(村上弘明)の「ゼタ」で発表していた。地主から地代の値上げを申し渡され「こみち書房」はさらに追い詰められていた。
 ある日美智子(松坂慶子)が家を出たまま帰ってこない事を聞いた布美枝は、政志と共に美智子を捜しに行く。美智子を見つけた政志は、前から誘われていた電気工事の仕事をするために千葉に行こうと思う、3人で出直さないかと語る。東京オリンピック開会式の日、「どこで開いてもこみち書房の一番のお勧めは水木先生の漫画だから」そう言って「こみち書房」の一家は千葉に旅立っていった。

第15週(第85~90回):チャンス到来!?

 調布の家に茂(向井理)の両親、絹代(竹下景子)と修平(風間杜夫)がやって来る。漫画雑誌「少年ランド」の出版社の編集部では、目利きの編集者、豊川(眞島秀和)が茂(向井理)の漫画に注目していた。豊川(眞島秀和)は、茂(向井理)に「少年ランド」への漫画執筆を依頼しようと考えていた。

 はるこ(南明奈)は3年で芽が出なければ漫画家を諦めて実家に帰るという約束をしていたて焦っていた、色々な出版社に漫画を持ち込むが、自分には才能が無いとあきらめ実家へ帰っていった。

 ある日、雄玄社の豊川(眞島秀和)が村井家を訪ねてくる、豊川(眞島秀和)は「別冊少年ランド」への“宇宙もの”漫画を茂(向井理)に依頼をしたが、茂(向井理)はせっかくの話を断ってしまう。茂は「苦手なもので勝負をしてはいけない、チャンスはもう一度来る、勝負をかけるのはその時だ」と言う。そしてまた豊川(眞島秀和)が村井家を訪ねて来た。

第16週(第91~97回):来るべき時が来た

 雄玄社の豊川(眞島秀和)は、「ジャンルは問わないので、テレビよりも面白い漫画を『別冊少年ランド』に描いてほしい」と茂に依頼する。
 茂(向井理)は、テレビより面白いものを書くにはテレビを知らなければいけない、と質流れのテレビを買う。一日中番組を見続け「テレビくん」の着想を得る。布美枝(松下奈緒)の助けもあり無事「テレビくん」が完成。豊川(眞島秀和)は作品の出来栄えを絶賛する。

豊 川(眞島秀和)は、茂(向井理)に戦いのある奇想天外な作品を注文する、茂は「墓場鬼太郎」を描きたいと告げ、豊川も賛同する。深沢(村上弘明)は、茂(向井理)の大手雑誌への進出を喜ぶが、秘書・郁子(桜田聖子)は、漫画家を育てては大手に取られるだけだと感じていた。

「墓場の鬼太郎」の人気投票は最下位で、打ち切りの議論が出てしまう。豊川(眞島秀和)は、他誌に勝つためには常識にとらわれない漫画が必要であるとして譲らなかった。編集部に「墓場の鬼太郎」を支持する熱烈な投書が少しずつ届くようになる、少数でも熱烈なファンがいる漫画はいずれ化ける、豊川(眞島秀和)は「墓場の鬼太郎」の本格的な連載開始を決意する。村井家は長年の赤字から初めて抜け出すことができたのであった。

 茂(向井理)のもとに「テレビくん」が、雄玄社マンガ賞を受賞したという知らせがくる。吉報はそれぞれの家のもとにも届いた。布美枝(松下奈緒)は今までの苦労に思いを巡らし、涙するのであった。

つづき(第17~20週)はこちらから