鈴木亘の回想「…欲しいものは、手に入らない人生だった。母と二人の生活は苦しかった…でも、甘いおやつを食べたあの瞬間だけは信じられた。母と僕は、幸せなんだって」
バツイチだった母は“初恋の相手”だった男―現在の父と再会し、再び恋に落ちる。しかしその結婚に、鈴木の祖父は激しく反対した。
これまで祖父の言いなりだった父も、この時ばかりは譲らなかった。新しく生まれてくる子どもに会社を継がせること。その条件と引き換えにようやく結婚は認められた。
だが、穏やかな時間は長くは続かなかった。数年後、母は病に倒れる。「お父さんを、支えてあげて」それが、母の最後の願いだった。亘はその言葉を胸に、自分の夢だった研究者の道を諦める。そして、母が望んだ“家族を支える人生”を選び今の会社へと進んだのだった。
第5話・あらすじ/ネタバレ
【超まとめ】今回の内容をサクッと3行解説
1.葬儀場から美紗の骨を持ち去った亘、亘も美紗の一度目の人生を知っていた
2.美紗の罠が炸裂! 麗奈を「身代わり」にするため二人を浮気へ誘導
3.眠る美紗に亘が語った共に過ごしたかった未来
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大学時代―亘はキャンパスで一人の男性と偶然出会う。校内で迷っていたその人を案内した帰り際、男性は嬉しそうに娘の写真を見せてくれた。その写真を見た瞬間亘は驚く。池で“カメ吉”を大切にしていたあの女性―神戸美紗(小芝風花)の父親だったのだ。
やがて社会人となり美紗と同じ会社で働くようになった亘は、陰で美紗の姿を静かに見守り続けていた。「…彼女を見ている時だけは、なぜか僕は自由でいられた」
―2025年。
レストラン事業を任されていた亘は、偶然出会った住吉百合子(田畑智子)から衝撃の事実を聞かされる。美紗は末期のがんに侵されており、夫の友也は他の女性と浮気をしているというのだ。
居ても立ってもいられず亘は病院へ駆けつける。しかしその時、ちょうど外出許可を得て病院を出ていく美紗とすれ違っていた。その夜、亘は彼女のマンションへ向かう、そして目にしてしまう。―美紗がマンションから落下するその瞬間を。

葬儀の場。友也の母は冷たく吐き捨てる。「罰当たりな死に方して…あんな嫁の骨なんか、うちの墓には絶対入れたくないわ、縁起が悪い」、そこに警察が現れる。友也と麗奈は殺人の容疑で逮捕された。騒然とする中、亘はその場から美紗の骨を持ち去る。
―2015年、現在。
美紗の家で亘は美紗に問いかける「何があったんですか」美紗は少し間を置いてから答える。
「全部嫌になって、運命を変えようとしたんです。別れようって言いました、結婚したくないって。でもやっぱりダメみたいです…身代わりがいないと…どうして私を助けてくれるんですか?どうして関わろうとするんですか?理由がわからないんです」
「実は、会ったことがあるんです。大学で…」亘は同じ大学だったこと、そして新入社員として入ってきた美紗を見た時いつか話してみたいと思っていたことを打ち明ける。
「あの日、エレベーターにあなたが飛び込んできた。その瞬間、僕は…人生を変えてみたくなったんです」
その夜、美紗の脳裏に亘の言葉がよみがえる。「もう絶対に、あなたを死なせない」―“もう?”もうってなんだ?聞き間違いだろうか、と違和感が残る。
翌朝、強引に結婚をやめようとした結果、結局一度目と同じ“終わり”が来た、身代わりなしでは運命は変えられない。そう考えていた時、家の前で友也が仲直りをしようと美紗を待っていた。―私を捨てた男なら麗奈は拾わない。そう確信した美紗は友也に謝罪し関係を修復する道を選ぶ。
「今度はあなたが地獄を見て」美紗が仕掛けた完璧な罠
やがて迎えたオリンピックに向けた会社のレセプション。本来なら亘が止めていたはずだった“蒸し饅頭”が富田部長によって取引先の会長へ渡されてしまう。会長にはピーナッツアレルギーがあり、夫人が成分表の提示を求めると、麗奈がピーナッツ餡と白餡を取り違え誤った資料を渡してしまった。その後この会長はアレルギーで入院し、社内で大変な騒動となるのだった。
レセプション後、麗奈は美紗を問い詰める「最近おかしいよね。本当は怒ってるんでしょ?同窓会のこと、まだ許してないんじゃない?私が何したっていうの?」
「ただ…友達でいることに少し疲れただけ。麗奈がいないと困るって思ってたけど、それは思い込みだった。私には友也くんがいるし、今夜も一緒に過ごす約束してるの。麗奈も私にばっかり執着してないで他にいい人見つけなよ」
その言葉に麗奈の怒りは頂点に達する。その夜、友也をホテルの前に呼び出し「今夜だけ…結婚前に一度だけ、悪いことしよ」と友也を誘う、二人はそのままタクシーでホテルへと向かった。
その様子を見ていた美紗の前に亘が現れそっと傘を差し出す。やがて二人はバーへ。酔った美紗の前で亘は静かに語り始める。
「…これからの未来の話をしましょうか。もう少しお互いを知って『君の名は』や『ラ・ラ・ランド』を一緒に観て、行列に並んでタピオカミルクティーを飲んで。緊急事態宣言が出たら会えなくなるけどリモートで話しましょう。2021年の無観客オリンピックでは、スケボーで金メダルを取りまくる瞬間を家で応援して…コロナが明けて日常が戻ったらどこへでも行こう。あなたが生まれた富山にも、あるいはロサンゼルスで大谷翔平の試合を観るのもいい」これから起こる出来事の詳細を知っている亘「…これが、僕があなたと過ごしたかった未来です」
しかしその言葉は美紗には届いていなかった。彼女はすでに酔いつぶれ亘の隣で静かに眠っていた。
【本記事の画像引用元】
作品名:ドラマ『私の夫と結婚して』/ 放送・配信:Amazon Prime Video
備考:本記事の画像は、作品の解説・紹介を目的として上記より引用し、加工を施して使用しております。

