- どん底の再会、籐子は貫井と切なすぎる「一日」を過ごす
- 『エンピツネズミ』奇跡の大ヒット!成功の絶頂で籐子は隠し続けてきた本当の想いを告白
- 「お前といると楽しい」—重なる二人の心、13杯のコーヒーが繋ぐ恋と仕事の最高な結末
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楠木文具の仕事をやり遂げた籐子(深津絵里)は貫井企画を退職した。
その事実に貫井(堤真一)と壮吾(坂口憲二)は呆然とするが、吉武(西村雅彦)は「すでに決まっていたことだ」と告げる。
春菜(矢田亜希子)との同居生活も解消した籐子(深津絵里)は友人の真季(猫背椿)のマンションに転がり込んでいた。一方で籐子と貫井が考案した楠木文具の新商品『エンピツネズミ』の売れ行きは芳しくなかった…
第11(最終)話・あらすじ/ネタバレ
籐子(深津絵里)は就職活動を始めるも職は決まらない。
【1社目】
「で?どういう仕事をしたいの?」(面接官)
「はい、そこに自分が必要なんだと感じられるような、ワクワクする仕事がしたいです」(籐子)
「甘いなお前、こんな厳しいご時世にワクワクするような仕事なんてあるわけないじゃないか、ほか当たったら」(面接官)
【2社目】
「お給料が少なくてもいいから、やりがいのある仕事がしたいです」
「面白い方ですね、でも今時、新卒の社員でもそんな青臭い事は言いませんよ、今回ご縁がなかったという事で」(面接官)
【3社目】合同面接・籐子以外は全員20歳と19歳
「皆が仲良しで明るい職場がいいです」(籐子)
「こう言っては失礼だが本宮さん、年齢的なところから見てもとりあえず面接を受けられるだけでありがたいと思わなきゃ、ねぇ、その点あなたは(隣の子)19歳、若いねぇ」
崖っぷちの籐子、30歳の再出発とお見合いの結末

一向に就職が決まらない籐子を真季(猫背椿)は人材派遣会社に勤めている姉に紹介する。
「仕事はね、多分紹介できると思うのよ、ただ広告関係にこだわってると難しいかもね、特に資格を持ってるわけでもないし、この先一人で生きていくには相当の覚悟がいるわよね」「本宮さんお見合いしてみる気ある?」籐子はお見合いする事になった。
籐子のお見合い相手は冴えない男性だった
「現在はお仕事の方は?」
「花嫁修業中です」
「それじゃぁ料理・洗濯・掃除は完璧なんですね」
「完璧だったら修業はいらないんじゃないでしょうか」
ーーぎこちないお見合いだったが、なんとか次のデートの約束は取り付けることができた。真季は「どうせ向こうが払うんだから、行きたいトコ行って、食いたいもん食わせてもらえばいいじゃん、あんなダサい男と一日一緒に過ごすんだよ?せめてシチュエーションくらいは贅沢しないとね!」と張り切って店をピックアップする。
しかしデートの当日相手は現れなかった、そして電話口で「女性にリードされるのが好きじゃない。それに、もう少し若い方が…この縁談なかったことにしていただけませんか」と、約束をすっぽかされたうえに一方的に断られてしまう。
「付き合ってやるよ」思いがけず二人で過ごした、かけがえのない一日

その頃貫井は商品が振るわないことを謝罪するため楠木文具を訪れていた。そこで偶然お見合いをすっぽかされた後、近くを通りかかり挨拶に来ていた籐子と再会する。籐子は予定していたデートコースをやけくそで一人で全部回るつもりだと話す。それを聞いた貫井は「付き合ってやるよ」と、思いがけず二人で一日を過ごすことになった。
映画館に食事にホテルのバー、そして籐子はホテルの部屋まで予約していた
貫井とホテルの部屋ではしゃぐ籐子、しかしベッドに二人並んで座った時、籐子は急に貫井を意識して黙り込んでしまう、その空気を察した貫井
「…おい、なんかしゃべれよ」
「…何かって…」「…やっぱり帰りましょうか!」
貫井との別れ際、何か言いたげな二人だったが挨拶を交わすのが精一杯だった
「じゃあ行きますね、お元気で…」
「…お前も…元気でな」
籐子は振り返り貫井の背中を見ていた

翌日真季に「ドタキャンされた後、何してたの?」と聞かれ、籐子は「貫井さんとデートしてた」と答える。そして嬉しそうに話し出す。
「楽しかったぁ。時間があっという間に過ぎちゃってさ、ずっとドキドキしっぱなしで。こういう感覚って、いくつになっても変わらないんだなってちょっと発見だった。あたし、貫井さんのこと好きになって良かったって思う。だっ30歳の誕生日が来て、もう恋する事とか無いんだろうなぁって思ってたのに、また本気で…もう苦しくなるくらい人を好きになる事ができただけでも…幸せだったって思う。ホントそう思う」
貫井の覚悟、「貫井企画」の解散と春菜への別れの言葉

ーー貫井は貫井企画の解散を決断する
「貫井企画として経営を続けていく事はもう不可能だと思います、自分の気持ちとしては『エンピツネズミ』のお陰で整理もつきましたし思い残すことはありません。もちろんこれで終わりにするつもりはありませんよ、またどっかで必ず勝負してみせます。でも吉武さんや壮吾をこれ以上巻き添えにするわけにいきません。事務所に来ていただいたのに本当に申し訳ありません」
吉武は、壮吾には仕事がつながってきているからどこか事務所を紹介してやる、そして貫井には「俺は貫井と心中するよ、嫌だと言っても付いていくぞ、お前みたいな奴を一人にしといたらどうなるかわからないからな」と言う。その言葉に貫井は深く頭を下げた。
ーー貫井に「話したいことがある」と呼び出された春菜、春奈は話の内容を察してか貫井の話を聞こうとしない。しかし貫井は「こうしてお会いするのは、これで最後にさせてください」と告げる。
私の事なんて最初から好きじゃなかったんじゃないかと聞かれ、貫井は「そうかもしれません。僕は…」と答えてしまう。その瞬間、春菜は貫井の頬を叩く。
「ずるいです!貫井さん最後の最後だけ本音を言うなんて、そんなのずるいですよ!」
失恋した春菜は自宅のお風呂で声を上げて泣きじゃくった。

翌日、事務所で吉武は貫井へ語りかける。
「どうしてこうなるまで気づかないかな。いいのか?このままで、事務所のことは仕方ないさ、だけどお前は手放さなくていいものまでふいにしようとしてないか?俺がこんな話するのもおかしなもんだが、お前よりも少し長く生きている者として忠告する。本当に大切なパートナーとの出会いは人生でそう何度もあるもんじゃない。大げさに言えば奇跡に等しい出来事なんだ。いいか、余計なことをぐずぐず考えていると、起こる奇跡も起こらなくなるぞ」

ーー籐子のもとを春菜が訪ねてきた。図書館への就職が決まり貫井と別れたことを報告する。
「もう気にしなくていいですからね、貫井さんは籐子さんが好きなんです。だから私とは会えないって言ったんだと思います。籐子さんだって貫井さんのことが好きなんしょ?だったら好きだっていう気持ちを伝えるべきじゃないんですか?」
「言えないよ…後先考えずに…相手のことも考えずに、ただ好きだって…素直に言える年じゃなくなっちゃったよ私。春菜ちゃんありがと。でももう決めたことだから」
奇跡の大逆転!『エンピツネズミ』が手繰り寄せた二人の本当の想い

それからしばらくして楠木文具が在庫処分をしようとしていたある日『エンピツネズミ』の注文が入る、貫井達は会社を整理している最中に楠木文具の社長からその知らせを受ける。
「おっしゃってる意味がよくわからないのですが」(貫井)
「だからとんでもない事が起きてるんだよ『エンピツネズミ』の注文が殺到しているんだよ!」
ーーエンピツネズミは爆発的なヒット商品となり社会現象にまで発展していく。
壮吾からの電話でその知らせを受け、籐子は文房具店へ向かい「すごい!」と喜ぶ。今夜祝賀会をやるから来てほしい、籐子さんが来ないと盛り上がらないと念を押され、籐子は迷いながらも会場へ向かう。いつもの飲食店、入るかどうか迷い帰ろうとしたその時「遅いから来ないかと思った」と壮吾に声をかけられお店へ入る籐子。
久しぶりの再会にどこかぎこちない籐子と貫井。
『エンピツネズミ』のロイヤリティは「今回は楠木さんが特別の配当を提示してくれたから、まぁ1億ちょっとかける位かな?」と吉武から聞かされ、三人は歓喜する。二次会は「今日は会社でやることに意味がある」として、壮吾は気を利かせ「貫井さんは籐子さんと先に行っていてください」と二人を送り出す。
事務所に戻った二人、貫井は籐子に切り出す。
「戻ってこないか。アメリカ最大手の航空会社からコンペの話が来ている。戻ってきて、俺たちと一緒にやってみないか」
「…嬉しいです。そんな大きな仕事に挑戦できるなんて。でも…ここへは戻れません」
「どうして、ロイヤリティ聞いたろ、いや!もちろん給料だって今までより…」
「違うんです!、違うんです…貫井さん…私が辞めたのは金銭的な事だけが理由じゃないんです」

「私…貫井さんのが好きなんですよ。好きだったんです、もうずっと、だから辛くて、そばにいるのが苦しくて逃げました…」「私が引き抜かれたのって人違いだったんですよね、でもここへ来たお陰で忘れかけてた色んな気持ち、思い出した気がします。仕事に夢中になったり本気で人を好きになったり、そういう毎日からチカラをいっぱい貰いました。私あの人違いに感謝してます、あれは奇跡だったんですよ…少なくとも私にとっては。今日は呼んでくれてどうもありがとうございました、これからも貫井さんと貫井企画の成功祈ってますから、じゃぁ失礼します」
去ろうとする籐子に貫井は言葉を絞り出す。
「奇跡だったよ、俺にとっても」

「お世辞にも仕事ができるとは言えないし最初は参ったけど…でもお前がいてくれて…その…なんだかお前といると、こう面白いものがより面白く、美味しいものがより美味しく…とにかくお前といると楽しいんだ。毎日会ってた時わかんなかったんだ、だって、ここにいるのが当たり前だったから、お前はいつもここにいたし、これからもずっといるもんだと思ったからさ…本宮、俺は…」その言葉を遮るように籐子は言う。
「そういうことでしたら!なおさら…私が事務所に戻るのはまずいんじゃないのでしょうか?周りもやりづらくなるし、仕事に支障が出るかも…だけどもし仮に戻るとしたらですね、恋愛関係にはならない方がいいというかなんていうか…」その言葉を最後まで言わせず、貫井は籐子の唇をキスで塞ぐ。
「…話の途中なんですけど…」
「うるさい、少し黙ってろ」再びキスをする貫井。その最中壮吾と吉武が戻ってくる。
「あれ?扉が開かない?」
ドア越しの騒ぎに紛れ、今度は籐子から貫井へキスをする。

その後、籐子は貫井企画へ戻り、四人で航空会社のコンペに向けた打ち合わせを始めていた。
深夜のファミレス、楽しそうに語り合う貫井と籐子。籐子はコーヒーのおかわりを頼み、気づけば13杯目。それでも話は尽きることがなく二人の時間は続いていくのだった。

今でも根強い人気を誇る「恋ノチカラ」。2002年の作品ですが、20年以上前とは思えないほど今見ても全く色あせない名作です。
小田和正の主題歌も作品の世界観に見事にマッチしていて、特にオープニングの湾岸から映し出される東京の風景は、その題名「キラキラ」と相まって、まさに完璧な導入カット。
この主題歌「キラキラ」のアレンジVerが作品中よく使用されているのですが、それもまたドラマの雰囲気にマッチしていてとても良いです。
芸達者な堤真一、深津絵里の透明感は言うまでもなく圧倒的で、その魅力は年月を経てもまったく変わりません。さらに印象的なのが深津絵里ファッションで、当時のスタイルでありながら今見ても可愛くて参考になるものばかりです。
いわゆる"悪人"がほぼ出てこないお話です、見た後にいい気分ちになりたい、気持ちの良いドラマがみたいという時にお勧めの作品です。
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【本記事の画像引用元】
作品名:ドラマ『恋ノチカラ』/ 放送・配信:フジテレビ
備考:本記事の画像は、作品の解説・紹介を目的として上記より引用し、加工を施して使用しております。





