- 貴恵の実家を訪れた一行は、認知症を患う母・礼子と対面する
- ついに万理華が「姉ちゃん」であることを確信した友利は、万理華の前で子供のように泣き崩れる
- 年末のカウントダウンの瞬間、意識を失って目覚めた万理華の瞳からは貴恵の面影が消え、目の前の圭介を「おじさん」と呼んで怯える小学生の万理華に戻っていた
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守屋(森田望智)から頬にキスをされた場面を万理華(毎田暖乃)に見られていた圭介(堤真一)は、「いつからそこに?」と狼狽する。
万理華は「良かったじゃない若い子に好かれて、キスまでしてもらえて」と冷ややかな反応で、圭介の必死の弁明も聞かずに帰宅してしまった。
翌朝、圭介がメッセージを送っても万理華からの返信は一切ない。そんな中、出社した圭介に守屋が声をかける。
「昨日、びっくりさせてしまいましたよね。急ぎませんから、考えてもらえたら嬉しいです」(守屋)
第7話・あらすじ/ネタバレ
圭介が『喫茶たいむ』で守屋や万理華のことで頭を悩ませていると、麻衣(蒔田彩珠)と友利(神木隆之介)がやってきた。
麻衣は蓮司(杉野遥亮)に「海の向こうに大切な人がいる」と聞いて以来、すっかり元気をなくしていた。圭介が事情を聞こうとすると「お父さんに関係ないでしょ、デリカシーないよ」と突っぱねられてしまう。

一方、友利もなぜかどんよりと沈んでいた。
友利は圭介と麻衣に「母ちゃんの今の旦那さんが、階段から転んじゃってなんか骨折しちゃったみたいで、今、うち母ちゃんひとりだから。帰ってこいって親戚たちがうるさくて」と、一緒に帰ってくれないかと頼み込む。
この話を聞いた圭介は絶好の機会だと考え、万理華に田舎への帰省を提案する。
しかし、万理華の返事は素っ気ないものだった。
「行かないわよ」(万理華)
「でも、お義母さんが心細いだろうし…」(圭介)
「行かない。今のこの状況あの人が理解できるわけないし。それに親より先に死んだ身よ。今さら合わせる顔なんてないわ」と、かたくなに拒む万理華、しかし圭介は改めて万理華に諭す
「貴恵、僕は会いに行くべきだと思う、僕も付いてるから」(圭介)
千嘉と万理華、夜更かしの対話
その夜、眠れずにいた万理華に、千嘉が「一杯やる?」と声をかける。
万理華にはホットミルク、千嘉はビールを手にして夜の時間を過ごす。
「娘に飲酒はさせられないからね。大人の特権ね」「いいのよ、田舎に帰ってきても。新島さんが一緒なら大丈夫だろうし」千嘉が促すが、万理華は正直どうしていいか分からないと漏らす。
「うちの母、なかなか面倒な人なのよ…群馬の実家はもう帰らないの?」(万理華)
「私?」(千嘉)
「うん、お母さんはどんな人?」(万理華)

「私っていう存在にまるで興味がない人だった。突然キレて物を投げつけられることなんてしょちゅうで、母親らしいことなんて一つもしてもらわなかった。結婚したあと、どう調べたのか電話が来てね、こっちに出てくるって言うから会いに行ったの。バカだったわ、"少しは余裕あるでしょ、お金貸して"って、こんな親には絶対にならないって何度も誓ったな。超絶幸せじゃなくてもいいから、普通の家庭があればいいって、そう思ってたのに。結局このありさま」(千嘉)
「分かるよ、これまで頑張ってきたんだね」(万理華)
「私が愚痴を聞いてもらってどうすんのよ」とこぼす(千嘉)に対し、万理華は「いくらでも聞くわよ。こっちは(ホットミルクで)シラフなんでね」と微笑んだ。そんな二人のやり取りの中で、千嘉はこう漏らした。
「羨ましい。悩むのは会いたいからでしょ?」
古賀家の食卓、露呈した亀裂

結局、万理華も加わり、一行は貴恵の実家へと向かった。
貴恵と友利の母・礼子(由紀さおり)は5年ほど前から症状が出始め、認知症を患っていた。
親戚が集まる食事の席で、友利は今の生活や母・礼子の介護をめぐり、母の妹、叔母の和子から激しい非難を浴びる。
途中圭介が助け舟を出し、自分も会社を休んでできるだけこっちでサポートをすると申し出る
「ほらね、こうやってお義兄さんも言ってくれてるわけだし、ねぇお言葉に甘えなきゃ」(友利)「何言ってんのよあんた!あんたの母ちゃんだろうが!姉ちゃんが認知症になってからもロクに帰ってこずに、旦那にぜ~んぶ押し付けて。今度は貴恵の婿さんに押し付けるんか!どうせいい年こいて定職にも就かないで、フラフラ東京で遊んでるんだろうが!」(和子)

圭介が「友利くんを責めないでください、家族なんだから」と間に入り、自分が力になると説得を試みるが、友利の不満は圭介にも向けられた
「じゃぁ俺が相談したら、何かしてくれたの?姉ちゃんが死んだ時から、ずっと抜け殻だったじゃん、えっなに?じゃ俺が相談したら何の役に立ったっていうんだよ」
麻衣が耐えかねて声を上げる
「お父さんに当たらないでよ、そっちが一緒に来てって言ったんじゃん。自分がダメで色々言われるのが怖いから。私たちを弾よけにしたかったんでしょう?そういうときだけ利用して、今度はお父さんのせい?私も人のこと偉そうに言えないけどさ、情けなさすぎるよ」(麻衣)
友利は「あっそうですか、あっそうですか!そうですかそうですよね!俺の味方なんて、この世に誰ひとりいないんだから!出てってやるバーカ!」と叫び、家を飛び出していった。
「姉ちゃんじゃん」―ようやく辿り着いた答え

万理華は友利を追い、子供の秘密基地のような小屋へと向かった。
「み~つけた、あんたって生まれた時から行動パターン変わらないわよね」(万理華)
友利は、漫画家としての夢も彼女も友達も、すべてを失った現状を嘆く
「姉ちゃんが生きていた頃は、同じダメでも生きてていいんだなって思えて」と泣き言をこぼす友利
「大丈夫、わかってるよ、友利は友利なりに一人で頑張って来たんでしょ?…って言うとでも思った?大丈夫じゃないわよ全然!ダメダメじゃないのよ!お母さんのこと思いっきり放置してくれちゃって、あわよくば圭介に押し付けようとするなんて。頼み事したりお金出してもらう時だけ調子よくヘラヘラして、やりたくないことは絶対にやらないし」(万理華)
「やめてってもう!」(友利)
「高1の時にサックスプレイヤーになりたいからっていうから、18万でサックス買ったら2週間でやめちゃって」(万理華)
「何回言うのそれ!」(友利)
「そうです、私はクズ人間です、クズですカスですゴミですよ、害虫以下だよ、そんなヤツに何も背負わせないでください、何もできないんで、もう生きてる価値ないんで」(友利)
「あるわよ!死んじゃった私よりずっとマシよ!」(万理華)

「…そうだよ、何死んじゃってるんだよ…」(友利)
「そうよ!なに死んじゃってんのよ、私は!」(万理華)
「何なんだよ、姉ちゃんじゃん…俺…姉ちゃんいないとムリなんだって…」と友利は泣き崩れた。
「ホントに世話が焼ける子ね…」
その様子を迎えに来た圭介が見守っていた。
貴恵と母の再会、わだかまりの終焉
LINEが既読になるのに麻衣から返信が無いため、蓮司(杉野遥亮)は麻衣に電話をかける。
「ごめん電話して、今平気?この間の話、もしかして誤解させたかなって、ちゃんと話したくて」その時蓮司は誰かに呼ばれたため「またかける」と言って電話を切った
古賀家では友利が親族を前に「1年だけ時間をください」と頭を下げた。
東京で漫画家として勝負し、ダメなら田舎へ帰るという覚悟を伝えると、麻衣からは「それなら今すぐこっちで描けばいいのでは?」と鋭いツッコミが入った。
その夜、麻衣は布団の中で母・万理華に蓮司への想いを打ち明ける。
期待して傷つくのが怖いという麻衣に、万理華は「誰かを好きになると、とてつもないパワーが生まれる。それってママが麻衣とお父さんの所に帰ってきた以上の奇跡だと思うな」と優しく背中を押した。

帰京の朝、庭先で母・礼子と改めて対面した万理華。
万理華は母・礼子の顔をじっと見つめ、手を取り
「ごめんね…ごめんなさい、ごめんねお母さん」と、涙を流した
よく来たね、遠い所からホントによく来た、と礼子は万理華の頭を撫でた
一行が駅へ向かうと、友利は「母ちゃんの旦那さんが退院するまで残る」と、しばらく地元に留まることを宣言。そして麻衣も「じゃあわたしもここで」と、蓮司のもとへと向かった。
麻衣の恋の行方
ーー蓮司と麻衣
蓮司は麻衣に対し、この間の「大切な人」とは、船の事故で亡くなった幼馴染のことであり「葬式はしたんだけど、実感がいまだにわかなくてさ、今でもふと…突然帰ってくんじゃないかなって、思うことがあるんだよね。バカでしょ?俺」と打ち明けた。
「そんなことないです、突然大切な人がいなくなって、夢でもいいから帰ってきてほしいって、奇跡を願う気持ちわかるから」(麻衣)

「ありがと、釣りに誘ったのはさ、あいつに伝えたかったからだよ。俺もやっと、そばにいたい人を見つけたって、新島さん俺と付きあって…」と、蓮司が言いかけた時
「好きです!蓮司さんが好きです」(麻衣)
「か…かぶせて言うなよ」(蓮司)
「すいません」(麻衣)
「俺と付き合ってください」(蓮司)
はい。と笑い合う2人
カウントダウンがもたらした別れ
後日、圭介は守屋を呼び出し、誠実に拒絶の意志を伝えた
「すいません、守屋さんの気持ちには応えられません、守屋さんは本当に素敵な人だと思います。でも僕は今後誰かを好きになったり、再婚したりすることはありません。僕は妻を愛してるんです」(圭介)
「亡くなられた奥さんをですか?」(守屋)
「僕には貴恵がいて、麻衣がいて…それだけで十分なんです、この家族の幸せを生涯大事にしたいんです」(圭介)

ーー季節は巡り、年末。
千嘉、万理華、圭介、麻衣の4人はお寺へ初詣に訪れる。
そこでバッタリ会った、住職が本業の『喫茶たいむ』のマスターから「末永い幸せより、今を楽しむことだね」と、圭介は意味深な言葉を投げかけられる。
そして新年を迎えたカウントダウンの瞬間
万理華は一瞬意識を失った後、目覚めた。しかし、その瞳からかつての貴恵の面影は消えていた。
「おじさん…誰?」と圭介を見ておびえる万理華
万理華から貴恵の意識が抜け、万理華は小学生の自分に戻っていた

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【本記事の画像引用元】
作品名:ドラマ『妻、小学生になる。』/ 放送・配信:TBS
備考:本記事の画像は作品の解説・紹介を目的として上記より引用し、加工を施して使用しております。



