フライトの帰り、神野桜子(松嶋菜々子)は空港で偶然富山の中学時代の同級生と再会し、そのまま同窓会に誘われる「結婚式の披露宴もさることながら、同窓会もかなり成功率が高い場よ」と、桜子は目を輝かせる。
一方塩田若葉(矢田亜希子)は、先日のラブホテルの件について桜子に釈明する。中原欧介(堤真一)が気分を悪くした際、たまたまホテルの前で休ませただけで、特別なことは何もなかったのだと「だから欧介さんとは何でもないんです」と言う若葉に対し、桜子は素っ気なく「別に私には関係ないのに」と返す「だって、なんだか桜子さんすごく怒っていたから」その言葉に対し、桜子は淡々と答える「そりゃあ、目にゴミが入ったら多少はうっとうしいけど、ゴミ相手に腹を立てる人はいないでしょ」「ゴミ…」と、若葉は思わず言葉を失った…
第5話・あらすじ/ネタバレ
- 「洋服こそが最良の武器」 ボロ屋に住んでも服には命をかける桜子の美学が炸裂
- 『替えのきかないもの』の重さ。真理子が語る欧介の不器用で真っ直ぐな過去
- 「命がけで守った1着」 火災の中、欧介が救い出したのは**“あの日の白い服”**だった。
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東十条とのデートの帰り桜子は「君のことがもっと知りたい、桜子の部屋に行きたい」と迫られるが、相変わらず巧みに話をそらしてはぐらかす。
桜子が実際に暮らしているアパートの部屋はというと、蛍光灯は壊れ、床には穴が開いていても「生活に支障はない」と気にも留めない有様。その代わり洋服には徹底してお金をかけていた。
桜子の部屋に服を借りに来た後輩後輩の奥山なみ(須藤理彩)に桜子は「決めどころで一度着た洋服には二度と袖を通さない。それが鉄則」「同窓会用には同窓会モードの衣装が必要。垢抜けすぎず、どこか温かさを残した印象のね」と戦略を語る。「もう少し住む環境を整えたら」と言われても、桜子はきっぱり言い切る「そんなのどうでもいいの、マンションで男が釣れる?洋服よ、洋服が最大にして最良の武器なの」

一方その頃、中原欧介(堤真一)が配達から帰ると、店では若葉が買い物ついでに手伝いをしている。気立てよく働く若葉を見て欧介の母・富士子(市毛良枝)はすっかり気に入った様子だった。
やっぱり人を幸せにするのはお金!桜子が言い放つ「人間の本当の価値」

同窓会にわざと30分遅れて現れた桜子は、狙い通り一気に注目を集め男性達に囲まれる。その輪の中で時計や靴にさりげなく視線を落としいつもの“値踏み”を進めていく。
そこへ現れたのが人気者の宮脇。かつて桜子が想いを寄せた相手だったが「あんな貧乏くさいの勘弁してくれよ、貧乏なドブス…」と嘲られた記憶が脳裏をよぎり思わず目を逸らす。しかし今の彼がフォクシーの社長だと知った瞬間、桜子はいつもの調子にに切り替わる。
後日、会社で同窓会の話題になり後輩から「先輩にもそんな頃があったんですね」「憧れの人がお金持になってうえに洋服代まで浮くなんて、桜子さん的には願ったりかなったりって感じですね」と言われると、桜子は淡々と答える「まだ子供だったから、人間の価値が何たるかをわかってなかったのよ。無知って怖いわよねぇ。顔がいいとか優しいとか趣味が合うとか、そういう余計なことに惑わされちゃうんだから…やっぱり人を幸せにしてくれるのはお金よね。憧れなんていうのはおまけ、お・ま・け」

ある日、桜子がコンビニに出ている間に壊れた蛍光灯が原因で火災が発生。たまたま通りかかった欧介が目にしたのは、アパートの前で取り乱す桜子の姿だった「離して明日はJCのパーティーがあるの、こんな事やってる間に私の服が燃えちゃうでしょ!」「なにやってるんですか、どうしてこんなところにいるんですか」と欧介、「私ここに住んでるの、文句ある?」と桜子は火の手が上がる部屋へ戻ろうとする、なんと部屋の洋服を取りに行こうとしていたのだった「洋服は私のすべてなの、人生そのものなの」その言葉に、欧介は「僕が行きますから」と代わりに中へ「ちょっと待って、2階の一番奥、フェンディとディオールのワンピースだけは外さないで、早く行って!」煙が充満する中、欧介は部屋に入り服を探し出す。だが彼が手に取ったのは、最初に桜子と出会ったときの白いセットアップとあのカメレオンのおもちゃだった。直後に消防隊が到着し欧介は救出されるが「これだけ?これだけしか持ってこなかったの?」と桜子は呆然とする。
雪の中の万年筆と炎の中の白い服、欧介の不器用で真っ直ぐな愛の形
幸い火事は大事には至らなかったが、あの姿でホテルを探すのは嫌だという理由と、あの部屋に住んでいることを東十条に知られたくない思いから、桜子は欧介の口利きで佐久間の家に身を寄せることになる。
佐久間家での夜、眠れない桜子は佐久間真理子(森口瑤子)と語り合う。真理子は桜子が欧介のボストン時代の恋人に似ていると話す。欧介はその女性を7年も引きずっていたが、桜子と出会ったことでようやく前に進めそうだと。
「似ているってだけで好意を持たれても迷惑です」と突き放す桜子、真理子は静かに否定する。「あの人は外見だけで人を好きになるような人じゃないわ」そして、さっきの火事の話に触れる。「服を取りに燃えてるアパートに入ったでしょ。私は馬鹿なことするなって思ったけど、でも“欧介くんらしいな”とも思ったの」
さらに真理子は続ける。ボストン時代、桜子にそっくりな欧介の恋人が、大切にしていた万年筆を失くしたことがあった。多くの男たちが高価な代わりを贈る中、欧介は毎晩学校のあと一人で探し続けた、真冬の雪をかき分けてついに見つけ出したという。そしてその万年筆は彼女にとって“替えのきかないもの”だった「あの人はね、そういうものの重さがちゃんとわかる人なのよ」その出来事がきっかけで二人は付き合うことになったのだと語る。

翌日、JCとの合コンの日。火事のことなど知らない若葉たちは、桜子がどんな服で現れるのかと盛り上がっていた。そこへ現れたのは欧介と初めて会った日に着ていた、あの白いツーピースを着た桜子。火の中から欧介が持ち出したたった一着の服だった。
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【本記事の画像引用元】
作品名:ドラマ『やまとなでしこ』/ 放送・配信:フジテレビ
備考:本記事の画像は、作品の解説・紹介を目的として上記より引用し、加工を施して使用しております。

