- 二階堂殺害の疑いをかけられた亜矢は容疑を否認。田畠が二階堂を別の名前で呼んでいたことや、何者かに怯えていたことが判明し、小駒は田畠の死にも疑問を抱く
- 警察が亜矢の自供を引き出そうとする一方、小駒は上層部の捜査方針に不信感を募らせる。さらに田畠の生命保険は自殺の場合、保険金が支払われないことが分かり、直もその死に疑問を持ち始める
- 二階堂の妻のハルネが突然姿を消し、直と小駒は行方を追って東京へ。渋谷の防犯カメラ映像を調べる中、支樺岳で遭難し今も行方不明となっている門伝隆太郎の姿を発見する
👇詳細はこちらから👇
自宅マンションの屋上から飛び降りた田畠元香(たばたけ もとか/飯豊まりえ)は、そのまま亡くなった。
小駒(おごま/横浜流星)は急遽、田畠の娘・乃々が入院する病院を訪れ、母親が病院を出る前の様子について話を聞いた。
乃々によると、田畠は「今からおうちに行ってくる」「退院したら一緒にカニのピザを食べよう」と話していた。
小駒がさらに詳しく聞こうとすると、吉野医師(井口理)が今日はそっとしておいてほしいと制止した。
乃々は電話に出ない母親がどこにいるのかと質問。吉野は帯広から叔母が向かっているため、到着してから話そうとしたが、乃々は今すぐ知りたいと訴えた。
乃々から直接答えてほしいと頼まれた吉野は、母親が亡くなったことを伝えた。
「死んだの? どうして?」(乃々)
「まだ分からない」(吉野)
小駒は母親が亡くなった理由を知るためにも、小さなことでも教えてほしいと頼んだ。
「乃々ちゃんは何も悪くないからね。病院の先生や看護師の人達も、児童相談所の人達も、警察の人達も、乃々ちゃんを助けるから」(吉野)
「乃々ちゃん大丈夫、一人じゃないから」(小駒)
そこへ直(なお/小栗旬)が現れ、保険の仕事をしていると自己紹介をしたうえで、叔母が到着したら渡してほしいと、自分の名刺を乃々に手渡した。
ーー病院からの帰り道・車の中
小駒は母親を亡くした乃々に「大丈夫」と声をかけた自分を責めていた。
「はぁ『大丈夫』って、子供相手に何適当なこと言ってんだよ、大丈夫なわけねえのに…ああ、何でクソ!クソ!」(小駒)
やり場のない怒りをぶつける小駒に、直は自宅へ送ればいいのかと確認したが、小駒は署に戻ると答えた。
第3話・あらすじ/ネタバレ
ーー支樺署(しからしょ)
北見方面本部の遠藤指導官は、二階堂の店で働く外国人従業員が、事情聴取で『人を地獄に連れて行く』と話していたことを、翻訳機を通じて確認していた。
淡島と小駒は遠藤に深々と頭を下げ、田畠の転落を防げなかったことを謝罪した。
支樺署の春日部主任によると、田畠の自宅にも病室にも遺書は見つからず、衝動的な自殺とみられていた。しかし小駒は本当に自殺だったのか疑問を抱いていた。
「彼女、怯えてました」(小駒)
田畠の携帯電話は鑑識に回されていた。また、山で回収されたペットボトルの分析結果では、二階堂と猿渡亜矢(さるわたり あや/ 中村アン)の指紋のみが検出され、田畠の指紋は見つからなかった。
井上課長は田畠の証言と物証がそろったことで、残るは動機の解明だと判断。翌日、亜矢が二階堂に睡眠薬を飲ませた理由を追及する方針だった。
一方、山中では天候悪化により捜索が打ち切られ行方不明の3人は発見されず、所持品などの手がかりも得られなかった。
翌日は天候の回復を待ち、北側の崖下まで範囲を広げて捜索を再開する予定だった。
田畠の最期の電話と、交錯するツガルの謎
ーー病院に到着した田畠の姉・加藤知花(野呂佳代)は、乃々から渡された名刺を頼りに直へ連絡した
知花は乃々を引き取りたいと考えていたが、すでに子供が3人いることもあり夫が強く反対していた。
両親は他界しており、ほかに頼れる親族もいなかった。
また元香から預かっていた生命保険の受取人は乃々だったが、自殺でも保険金が支払われるのか不安を抱いていた。
直は契約によっては支払われない場合があり、支払時期も契約条件次第だと説明した。
ーー亜矢の病室
小駒は亜矢の病室を訪れていた、そこへ淡島も合流し小駒は遭難当日に二階堂へ水を渡した時の状況を確認する。
亜矢によると、二階堂が水を欲しがった際、田畠から予備の水を渡すよう頼まれ、田畠のリュックからペットボトルを取り出して二階堂に手渡したという。
「何で田畠さん二階堂さんに直接水渡さなかったんですかね?二階堂さんがイカつくておっかない話は聞いてますけど」(小駒)
「何か最初から二階堂さんのこと避けてた」(亜矢)
登山前に二階堂がやって来たのを見た田畠は「ツガルさん?」と呼び、本人から否定されていた。
さらに出発前の車中、二階堂は田畠に「娘さん、元気にやってんだって? 俺にもちょっとぐらい感謝してもらわないと」と話しかけていた。
小駒は2人に以前から面識があった可能性を考えたが、北見方面本部の刑事が来たため、淡島とともに病室を後にした。
すると、看護師が2人を追いかけてきた。
田畠は昨夜誰かと電話で話しており、震える声で「警察には…言いません」と口にしていたという。
ニュースでは、田畠が遭難事故の責任を感じて自殺した可能性があるとして、警察が調べていると報じられていた。
ハルネが語る1億5000万円の真実
ーー支樺署
田畠の通話記録を調べたところ、94%が家族や職場関係者との通話で残りはセールス電話からの着信とされ、不審な点は見つからなかった。
しかし小駒は田畠が最後に通話した番号に着目。本当にセールス電話だったのかと井上に疑問をぶつけた。
また、田畠が何者かに怯えていたと訴えたが、井上から飛び降りを止められなかったことを叱責され、淡島とともに謝罪した。
井上は二階堂の交友関係について引き続き調査するよう指示。
小駒が田畠の最後の通話先に電話をかけると、すでに使われていない番号だった。
ーー二階堂の葬儀
小駒は葬儀場の入り口を見渡せる場所から、弔問客の写真を撮影していた。
そこに直が現れた、二階堂の妻・ハルネ(斉藤由貴)に呼び出されていたのである。
「急に呼び出してごめんなさいね、保険金殺人ってさ、罪重いんだっけ?」(ハルネ)
「動機が悪質ですからねぇ、被害者が1人であろうと死刑判決が出ることがあります」(直)
直は自分の仕事は保険金の支払いを判断するための材料を集めることであり、最終的な判断は保険会社が行うとも伝える、そして2か月前に生命保険金を1億5000万円へ増額した経緯を改めて質問した
ハルネによると、増額を決めたのは二階堂自身だった。
48歳の時に14歳年下の二階堂からプロポーズされ、すぐに若い女性へ乗り換えられると思っていたが、結婚生活は10年続いた。その節目に死ぬまで一緒にいるという約束の代わりとして、夫が保険契約を書き換えてくれたという。
「二階堂さんを愛していました?」(直)
「愛してたわよ、肉体的にも精神的にも金銭的にも満足していた、いなくなって寂しい」(ハルネ)
直が改めて資産状況の確認を求めると、ハルネは了承した。
亜矢に向けられる容赦なき包囲網
ーー遭難事故捜査本部会議
小駒は田畠が二階堂を「ツガル」と別名で呼び、二階堂も田畠に娘がいることを知っていたことから、2人に以前から面識があった可能性を報告した
このことの証言者を聞かれ亜矢だと答えた小駒は、これまでの事情聴取でその話が出ていなかったのかと疑問を呈したが、途中井上に叱責され、淡島からも他班の捜査に口を出さないよう注意される。
だが遠藤は亜矢には約400万円の借金があり、昨年亡くなった父親が生前、睡眠薬のゾルピデムを処方されていたことを報告した。
「決まりだな」(井上)
会議後、遠藤は小駒を呼び止め捜査への協力を求めた。
亜矢は容疑を否認しており、物証と田畠の証言はあるものの、ほかのツアー客が行方不明のため、証言の裏付けが取れない状況である。
遠藤は二階堂殺害の容疑で亜矢を起訴まで持ち込みたいと考えており、かつて亜矢の教え子だった小駒に、自供を引き出すよう依頼した。
また、小駒が何度も異動願いを出していることを把握しており、自供を引き出せたら希望する署へ推薦すると持ちかけた。
ーー病院の屋上
小駒は遠藤との通話をつないだまま携帯電話を隠し、亜矢との会話を聞かせていた。
亜矢は自分が犯人扱いされていることに不満を漏らした。
約400万円の借金は、ギャンブルに溺れた父親が大勢から借りた金を代わりに返済しているもので、父親とは何年も会っておらず、睡眠薬を処方されていたことも知らなかったという。
また、二階堂についても素性を知らず、何度説明しても警察が信じてくれないと訴えた。
小駒は警察の仕事は疑うことだと説明したが、亜矢は犯人を見つけてほしいからこそ捜査に協力していると反論した。
「小駒くんも、私が二階堂さんに睡眠薬飲ませたと思ってる?」(亜矢)
「飲ませたんですか?」(小駒)
「どう思ってる?」(亜矢)
答えに詰まる小駒
「…分かんないか、私のことよく知らないもんね」
「答えてもらえないですか、俺に」
「私は…やってない…やってない、犯人は他にいる」
結局、自供を引き出すことはできなかった。
ーー支樺署
署に戻った小駒は、帰宅しようとしていた遠藤に亜矢が本当に犯人なのかと疑問をぶつけた。
しかし遠藤は、証拠がある以上被疑者として追及を続けると答えた。
直司が整理するふたつの仮説と田畠の不自然さ
ーー小駒が帰宅すると、同じタイミングで帰ってきた直も部屋に上がり込み、2人で夕食を作り始めた
直はハルネとほかの関係者に接点はなく、生命保険の増額にも合理的な理由があるため、ハルネが二階堂の死に関与した事実が確認できない以上、保険調査を終了せざるを得ないと説明した。
小駒は二階堂の死の真相が何も分かっていないと反発したが、直は犯人を捜すのは警察の仕事だと返した。
さらに直は、田畠が2年前に加入した生命保険について、死亡保険金は3000万円で受取人は乃々だが、自殺の場合は免責期間内のため支払われないと説明した。
「じゃあ乃々ちゃんどうなるんですか?」(小駒)
「田畠さん、娘に渡せるはずの3000万円、みすみす捨てるかね?」(直)
「またカネ」
「カネほど確かなものはないよ。今の所警察の読みはこうかな?亜矢先生が二階堂さんに睡眠薬を飲ませて殺した。で、小駒君の読みは田畠さんが二階堂さんに睡眠薬を飲ませて殺した」
「田畠さんが誰かに怯えてたっつうのも足してください」
小駒は田畠が山岳保険の受取人を書き換えていたことにも疑問を抱いていた。書き換えても保険金は受け取れず、発覚すれば職を失いかねないのに、なぜそんな危険を冒したのか。
また、ペットボトルから田畠の指紋が検出されず、亜矢の指紋だけが残っていたことも不自然だった。
小駒は亜矢が犯人なら指紋を残すような不用意なことはしないはずだと考えていた。
「うん、君の亜矢先生びいきをさっぴいたとしても、確かに田畠さんの不自然さは分かる」(直)
小駒は行方不明の3人が生きていれば証言の真偽を確かめられると話すが、直はアンデス山脈で遭難者が72日後に救出された事例に触れつつ、支樺岳はそれほど険しい山ではないため、無事なら自力で下山しているはずだと生存に否定的な見方を示した
二階堂ハルネ・逃亡
ーー支樺署
小駒は出勤した際、取調室に入っていく亜矢の姿を目にした。
淡島によると、北見方面本部は亜矢の自供を引き出すつもりでいた。
小駒は上層部の捜査方針と自分の見立てが食い違った経験はないかと淡島に質問。さらに無実の人間が疑われていると感じたことはないかと聞くと、淡島はどちらも経験があると答えた。
「どうしてたんですか?そういう時」(小駒)
「上の捜査方針に従う。それが警察官だ」(淡島)
ーー病院
直のもとに乃々から相談したいことがあると連絡が入り、直は病院を訪れた。
乃々は退院後、母親と暮らしていた家に戻り一人で生活したいと考えており、そのために必要なお金を知りたがっていた。
直は日本には児童福祉法という法律があり、一人で困っている子供を放っておかず、大人が守る決まりになっていると説明した。
すると乃々は、母親が危険な山のガイドを避けていたことを明かした。危険な仕事の方が収入は多くても、必ず家に帰るために引き受けないと決めていた。
「うん、素晴らしい判断だと思う」(直)
「もしママがいなくなったら、乃々が困らないぐらいのお金を残すから心配いらないよって言いました。そのお金で私一人で暮らしていけますか?」(乃々)
「…ママは…君の事が大好きなんだな、ママの生命保険金はまるごと全部ののちゃんへの愛だ。よしわかった、君の相談おじさんが引き受ける。言いたいことあったら言っていいよ」(直)
すると乃々は、思いがけない質問を口にした。
「ママは、殺されたんですか?」(乃々)
「えっ、どうしてそう思うの?ママは、誰か怖い人とかに狙われてた?」(直)
乃々は黙って首を横に振った。
ーー直と枡友の電話
直は枡友に8歳の乃々が退院後も自宅で一人暮らしを望んでいることを話した。
引き取れる親族はいるものの難しい状況で、施設に入る可能性もあった。枡友はまだ大人の保護が必要な年齢だと諭し、直は同意しながらも何か方法はないかと考えていた。
しかし枡友から本来の保険調査から話がそれていると注意され、直はこれからハルネの自宅で資産状況を確認する予定だと伝えた。
その時、直は大きなトランクを助手席に乗せ車で走り去るハルネを目撃。急いで自分の車へ走り、後を追った。
直司の痛恨のミスと、東京へ向かう二人の執念
ーー支樺署
井上は小駒に、翌日から通常業務へ戻るよう指示した。
小駒は自分が亜矢と知り合いだから外されるのかと反発し、二階堂が「ツガル」と呼ばれていた理由もハルネに確認する必要があると訴えたが、後任は春日部に決まっていると一方的に話を打ち切られた。
淡島は出世したいなら今回の捜査から手を引くよう小駒に忠告した。
淡島自身も、事件の渦中にいた田畠が突然亡くなり、遺書もないまま翌日には自殺として扱われていることに疑問を抱いていた。また二階堂夫妻やほかのツアー客に関する情報も上層部から一切共有されていなかった。小駒は上層部が何か隠しているのではないかと疑う。
淡島は遭難者の捜索も翌日には打ち切られる可能性があると話し、これ以上関わらないよう念を押した。
その後、帰宅しようとした小駒に直から電話が入った。
「ハルネ逃げられた!やられた!うっかり信用した僕がぬるかった」(直)
「何の話?どこに逃げたんすか?」(小駒)
「多分東京、やっぱりあの女怪しいんだよ、二階堂さんが死んだことで誰が得するか、ハルネに決まってんだよ!」
「何か知ってるから逃げたってことすよね」
直はハルネを見つけ出して白状させるつもりだったが、小駒も警察官として自分が先に見つけて事情を聞くと譲らなかった。
通話中、淡島から飲みに誘われた小駒は、翌日から休暇を取ると伝えて誘いを断った。
その後、小駒は亜矢に『小駒です。やってないことは認めないで』とメッセージを送信。
続けて『しばらく会えないですけど、俺が戻るまで耐えて下さい』と入力したものの、送信せずに削除した。
小駒は直とともに、飛行機で東京へ向かった。
渋谷の防犯カメラに映った意外な人物
ーー東京・全日保険リサーチ
会社に到着した直は、慣れない東京の人混みに疲れ果てた小駒を抱えていた。
枡友は小駒が北海道の刑事だと知り、何があったのかと驚いたが、直は人口密度の高さにやられただけだと説明した。
直がハルネの行方について尋ねると、枡友は二階堂照之が渋谷区にマンションを所有していることを明かした。
周辺の防犯カメラ映像を取り寄せるため、直にすべて確認するよう指示。
怪しいハルネに1億5000万円もの保険金を支払うわけにはいかず、早急に見つけ出す必要があった。
ーーその夜・全日保険リサーチ
直と小駒は、膨大な防犯カメラ映像を確認していた。
直が亜矢の近況を聞くと、小駒は今も毎日事情聴取を受けていると答えた。
「全然分かんないっすよ、何がホントで誰がウソ言ってんのか。正直言って殺人の捜査なんて警察学校で習ったぐらいなんで」(小駒)
「疑いきれなかったから僕はハルネを見失った、信じるより先に疑わなきゃいけなかった」(直)
「すべてを疑え」
「そのとおり。小駒君さ、今何を一番に疑ってる?」
「…警察」
小駒は直が過去に函館や札幌で警察の捜査方針を覆したことに触れた。直によると当時は初動捜査のミスを隠すため、上層部が事実をねじ曲げていた。
すると小駒も自分が警察官を志した理由を話し始めた。地元では何も悪いことをしていない人間が警察に連行されることが多く、そんな警察を変えたいと思って警察官になったのだった。
「そういう俺が警察官になった方が、世の中は平和になるでしょ?」(小駒)
直と話をしながら小駒は防犯カメラ映像に映る一人の男性に目を留めた。
その男性は、支樺岳で遭難し現在も行方不明となっている門伝隆太郎(もんでんりゅうたろう/ 兵頭功海)によく似ていた。
「ちょっと待って、本人?よく似た他人?」(直)
小駒は登山当日に門伝が着けていた腕時計の画像と防犯カメラ映像を比較し、同じ時計であることを確認した。
「ほら、門伝さんっすよね?」(小駒)
「山でいなくなって…何で渋谷に?」(直)
「…生きてた、目撃者」(小駒)
※2026年11月6日時点の情報です。最新の配信状況はU-NEXT公式サイトでご確認ください。
【本記事の画像引用元】
作品名:ドラマ『LOST10』/ 放送・配信:TBS
備考:本記事の画像は作品の解説・紹介を目的として上記より引用し、加工を施して使用しております。



