VIVANT・第1シーズンあらすじ国内ドラマ

VIVANT・第1シーズン|第10(最終)話|あらすじ【ネタバレ結末まで公開】|40年の宿命が完結!選ぶのは父か日本か?

ドラマ「VIVANT 第1シーズン」第10(最終)話

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【超まとめ】サクッと3行解説
  • ベキは乃木が別班としてテントに潜入していることを知っていた。そのうえでフローライト事業を成功させるべく、乃木らに内通者の特定を要請。乃木もテロ抑止という共通の利益を見出し、これに合意した
  • ベキは内通者・ゴビらの裏をかくため、フローライト事業に日本を引き入れる代わりに、テントの解体と自身の投降を約束する取引を野崎に仕掛けた
  • ベキたちは日本護送後に逃亡、日本国内に潜んでいたテントのモニターである公安・新庄の手引きにより元上司・上原官房副長官を襲撃。だが駆け付けた乃木の銃弾に倒れる
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別班の任務で潜入したと乃木(堺雅人)が明かした次の瞬間、ベキ(役所広司)は刀を振り下ろし、乃木を縛るロープを両断した。
「ほどいてあげなさい」
「どうして、どうしてお父さん!実の息子だから助けるんですか?こいつは裏切者ですよ!」(ノコル)

「全て承知のうえで、ここまで生かしておいた」(ベキ)

第10(最終)話・あらすじ/ネタバレ

ベキは、乃木が孤児院で施設長の不正を、手に乗せた物の重量を正確に測るという特技で見破った時、気づいていた。
あの時(ベキが黒須を殺れと言った時)、お前は銃の重さ、分かっていたんだろう?

「はい、渡されたベキの銃はベレッタM92FS、重量970グラム。あの時手に持った感覚は、約970グラム、つまり弾の重さは加わっていない。銃は空でした」(乃木)

一方、ノコル(二宮和也)が所持していたグロック17については、標準重量の705グラムに対し、手に持った感触が705から715グラムの間であったため、装填の有無を即断できなかった。
「迷いました、1発入っているか否か…判断がつかなかった、だから一発目は…黒須がよけられる位置を狙いました、二発目は100%空と自信があったので…」

「別班の任務」と「ジャミーンの微笑み」

「たったそれだけで、任務だと確信したのですか?」(ノコル)
ベキはバトラカ(林泰文)に、乃木に撃たれた4人の別班の消息を調べさせていた。
「もし簡単に仲間を裏切るような人間ならば、息子であろうが軽蔑に値する、しかし別班の仲間を殺してはいなかった。お前は我々テントに任務で潜入するため、味方までも欺いた」(ベキ)
「ウソだろ…」(黒須)

乃木は日本に脅威をもたらす者を排除することが別班の任務だと述べる。
ベキが自分を殺すつもりだったのかと問うと、乃木は、各国でテロを繰り返すテントの指導者であり、日本に危険が及ぶ場合は即時抹殺を命じられていたと答える。

「当初の作戦はノコルの拘束。ですがアリさんはあなたに忠誠を誓い、家族を殺されてもテントの事を吐かなかった。たとえノコルを拘束しても絶対吐かない、そんなことをしても無駄だと思っていたんですが、そんな時ジャミーンが…彼女には善悪を見抜く力がある、アディエルはそう言っていました。
手術が成功して一般病棟に戻ってきた日、私は彼女に会いに行きました、その時です、ジャミーンがあなたの写真を見て微笑んでいたんです。
あなたを深く慕っているのが伝わってきました。もしかしたら私の父は心根は優しい人なのではないか、だとしたら我々はテントの重要な側面を見落としているのかもしれない、テントの本質を捉えるためにも、実態を確かめる必要がある。そう司令の櫻井に訴え、この潜入作戦を決行するに至りました」(乃木)

その作戦を知っているのは司令の櫻井(キムラ緑子)だけだという乃木、だがノコルは仲間4人の死まで偽装して日本に運んでいる乃木に、他に協力者が絶対にいるはずだと迫った。

ベキが乃木を生かした理由

乃木は作戦の成功を野崎に賭けた経緯を説明する。
作戦の合図として、野崎に仕込まれた発信機を操作して自身の位置を知らせ、ノコルから送られた座標を司令・櫻井が「リュウ・ミンシュエン」の名前で野崎に送信した。

ドラマ「VIVANT」第10(最終)話、メール内容を見て驚いている野崎守(阿部寛)

送信元の名前が「リュウ・ミンシュエン」であることに気づいた野崎は、乃木が自身に何かを伝えていると確信する。
別班員が全員急所を外され、生きていることを確認した野崎は、乃木が託した「鶏群の一鶴」「眼光紙背に徹す」といった言葉や、乃木が空港で口にした「スネイプ社」という単語から、乃木の真意を読み解く。
(スネイプ社?スネイプといえば、スネイプ先生?乃木は俺の『ハリーポッター』好きを知っている。スネイプ先生は裏切者に見えて、ダンブルドア校長やハリーを助けるために敵に潜入していた偉大な先生)(野崎)

スネイプが敵に潜入して味方を助けていたように、乃木もまた『テント』に潜入していると推測した野崎は、別班員が生きているとわかれば乃木の命が危ないと、棺桶で4人死を装っていた。

一連の経緯を語り終えた乃木は、任務に気づきながらもなぜ自分を殺さなかったのかとベキに問う。
「黒須はどんな酷い目に遭わされても、仲間のために決して口を割らなかった。お前は死を覚悟してここにやって来た、日本を守るため常に任務を全うする。だからお前たちは生かす価値があると思った」(ベキ)
「命が奪われるかもしれないのにですか?」(ノコル)
「息子に命を奪われるのなら、本望だ」

バトラカは、別班員の生存が判明した際、乃木を生かしておくことの危険性をベキに忠告していたが、ベキはテントの真の目的を知れば乃木が力を貸してくれると判断していた。
「どうだ?憂助」(ベキ)

乃木は一瞬黒須の方に目をやり、決意を込めて答えた。
「我々の任務は日本を守ること、フローライトの採掘が成功すれば、潤沢な資金を継続して得ることができ、報酬のためにテロを行う必要は無くなる。つまり日本も攻撃を免れる、一時ではありますが、今はテントに加担することに利があると考えます」(乃木)

「政府側にフローライトの情報を流したものがいる、恐らく次の手に出てくるはずだ」(ベキ)
「必ず内通者を探し出します」(乃木)

ドラマ「VIVANT」第10(最終)話、黒須駿(松坂桃李)と乃木憂助(堺雅人)に頭を下げるノゴーン・ベキ (役所広司)

ベキは黒須の縄を刀で切り
「黒須、君はこの事業に必要な知識を多く持っている、この国の未来のためにお前たちの力を貸してくれ、頼む」と、黒須と乃木に頭を下げた

内通者炙り出しのカウントダウン

乃木は黒須を自身のゲルに案内する。
「俺にだけは言って欲しかった…」(黒須)
「すまなかった、君もみなと同じように心臓の上を狙ったんだが、まさかかわされるとはな」(乃木)
「当然です、ずっと乃木さんのそばで鍛えてきましたから」

乃木はここまできた以上事業を成功させる必要がある、内通者の炙り出しのため、太田へ連絡するよう黒須に指示、その時ノコルが部屋へ現れ、明日の政府との話し合いに乃木と黒須も参加するよう命じた。

ーー翌日、ノコル側と政府の話し合いの場には日本の西岡大使も同席した。
西岡は乃木の姿を見て驚くが、乃木は縁があってこの会社の手伝いをしていると挨拶した。
この席にはワニズ外務大臣もいたが、本件がバルカの将来を左右する大事業であるため、次期大統領候補である自分も同席したと述べた
「採掘権は御社が前国土交通大臣を通じて購入済みであることを確認いたしました。こちらの確認不足でした」とワニズが認めると、ゴビは「その通りだ。これ以上話すことはないはずだが」と応じた。

その上でワニズは提案があるとし、エネルギー事業を手掛けるオリベ化学の蘇我を同席させた。オリベ化学は他国とエネルギー事業を共同開発し、日本への流通経路を築き上げた大手企業である。

ドラマ「VIVANT」第10(最終)話、バルカ政府側との調印会議に臨むノコル(二宮和也)たち

「この度、弊社とバルカ政府の間で提携を結びました」と蘇我が切り出し、バルカ単独での運営には困難が伴うとワニズが続く。
さらに西岡大使が「経産省も積極的に協力する」と追随し、採掘権の25%譲渡と引き換えに、日本へのフローライト優先売却および技術提供が持ちかけられた。
「日本が欲しいのは利益なんかじゃない、現物、フローライトそのもでしょう?」(乃木)
「おっしゃるとおりです。採掘された高純度のフローライトは中国ではなく、是非日本に優先的に売却して頂きたい。その見返りにオリベが持つ採掘から品質基準を保って流通させる一連の技術やノウハウを無償でご提供致します」(西岡大使)

ノコルらは、政府側のこの意外な提案をベキに報告する。
乃木は、お役所仕事の遅い日本で、通常あり得ないほどの外務省と経産省の迅速な連携から、ワニズが内通者を通じて以前から情報を掴んでいると推測。「日本企業を準備し、我々が土地を購入したタイミングで現れた」という事実に、調印の延期と内通者特定が急務であるとの見解で一致した。

西岡大使の決断と、テント潜入作戦の結末

その夜、解析を依頼していた太田から乃木と黒須へ報告があり、ゴビの秘書ジャンがゴビの個人携帯に不正アクセスし、暗号を用いて政府側に情報を流していたことが判明した。

ゴビは即座にジャンを逮捕し、漏洩範囲を吐かせるとベキらに平謝りするが、ベキはそれを止めた。
こちらの動きが悟られれば政府が別の強硬手段に出る恐れがあるためである。
テント側は監視を続けながら調印を進めることを決断した。

現在の割合に基づきムルーデル(ノコルの会社)に15%、ベレール(ゴビの会社)に10%を政府へ譲渡することを決定。
さらに財務省に新たな部署を設置させ、ノコルを資源開発担当の特別長官に就任させる要求をする事とした

「ノコルを政府の中に送り込む?」(ゴビ)
「フローライトはバルカに莫大な利益をもたらす、その利益はすべての国民に正しく分配されなければならない、ノコルが目を光らせる」(ベキ)

ーー5日後、バルカ政府との調印の場
バルカ政府はノコル側の希望を全て承諾し、調印書にサインが交わされた。
しかしその直後、ゴビが「悪いなノコル」と、ある書類に署名した。

「我が社が持つ採掘権30パーセントの権利をバルカ政府に売却する。お前じゃなく彼らと共にフローライト開発を進めていくことにした」(ゴビ)

ゴビの裏切りにワニズ外務大臣と現国土交通大臣は笑い声を上げた。
「お前何やってんだよ!」(ノコル)
「なあノコル、あの内乱を思い出せよ。結局生き残ったのは誰だ?金を持っていた人間だけだろ!金だけがこの国で命を守ってくれる」(ゴビ)

ワニズは「その通りだ。彼は賢い選択をしたまで、これで我々の権利はあわせて55パーセント、採掘の主導権はこちらにある」と、たった今調印した内容を覆し、バルカ政府主導で利益を分配すること、さらにノコルの特別長官解任を要求した。

エインの部下が「権利者の皆さま、賛成の方挙手をお願いします」と呼びかけると、ゴビとエインが即座に挙手。「長い時間ご準備されてきたのに、ご苦労様でした」とワニズが嫌味を口にした。

だがオリベ化学の蘇我は挙手をしていなかった。
「どこ見てんだよ、何もわかっちゃいないんだな」(ノコル)
「蘇我さん?なぜ手をあげない?」と焦るワニズ
「その件に関しては、全て西岡大使に判断をお任せしております」(蘇我)
ワニズが「大使!大使!」と語気を強めて挙手をせかしたその時、会議室の扉が開き、野崎がチンギスらバルカ警察とドラムを伴って入ってきた。

「お久しぶりですね、ワニズ外務大臣」(野崎)
野崎やチンギスたちがノコル側の席へ着くのを見て、ワニズ外務大臣は声を荒らげた
「チンギス…お前何を…こっち側だろ!」

動揺するワニズをよそに、野崎は西岡大使に切り出した
「さあ西岡大使、決断の時ですよ」

逆転の計画

ーー調印式からさかのぼること5日前
乃木は太田から送られてきた動画をベキら幹部にに見せた。
そこには、ゴビが自ら秘書ジャンに指示を出し、情報を流している決定的な証拠が映っていた。

「ジャンはゴビに使われていたに過ぎません」(乃木)
「しかし、ゴビと政府が通じているのなら…最悪の事態が想定されます。現時点で採掘権はムルーデル社が60%、ベレール興産が40%。そこから計25%を政府に譲渡する計画ですが、調印後にゴビが寝返れば政府側が計55%で過半数を握ることになる。そうなれば政府の思うままにされ、土地は安値で奪われ、最悪の場合、我々は事業から追い出されるでしょう」(バトラカ)

ノコルはベキの前にひざまずき、土下座をした
「申し訳ありませんでした! ベキがこれまで血を吐くような思いでやってきたことが、私のせいで…」

ドラマ「VIVANT」第10(最終)話、土下座しているノコル(二宮和也)を抱きしめるノゴーン・ベキ (役所広司)

ベキはそんなノコルを抱きしめ、語りかけた
「ノコル頭をあげなさい。お前だけが苦しむ必要はない、私たちも皆だまされた。さあ立て!これからはお前がこの国を引っ張っていくんだ」
立ち上がれずにいるノコルに、乃木が手を添えてその身を起こした。

バトラカが「最初から通じていたなら、なぜ隠し続けたのか」と疑問視すると、乃木はその緻密な罠の全容を紐解いた。
これは3年かけて準備された「一気にすべてを奪うための計画」である。
最初にエインがフローライトの情報でノコル側に強気に迫る、その後ワニズが低姿勢で歩み寄りを示した案を出し安心させる。その裏でゴビが内通者の証拠をノコル側にあえて掴ませることで、警戒心を完璧に解く。
そして安心しきった調印の後、ゴビが寝返り、すべてを掌握するという筋書きである。

バトラカは調印の取りやめを提案したが、ノコルはそれでは運搬や機材搬入など全方位から圧力をかけられ、事業が立ち行かなくなることを指摘。乃木もそれに同意した
「おい、じゃあどうする、調印まであと5日だぞ」(ピヨ)
「エイン・ワニズ・ゴビ、3人まとめて葬り去るしか、生き残るすべはありません」(乃木)

その夜、乃木の前にFが姿を現した。
「もう出てきてくれないのかと思った」(乃木)
「苦しいよな。だがいずれその時は訪れると覚悟はしていただろう。ノゴーン・ベキの指示で世界には…」

「わかってる!!…ごめん、でも迷いはないよ。お父さんは僕の名前を呼んで本当の息子だと認めてくれた。僕を愛してくれた、これ以上望むものはないんだ。僕は正しい道を歩む」
「そうだ、その時が少し早く来ただけだ。今はあいつに賭けるしかないんだろう?」
乃木は深く頷いた。

ベキが選んだ「罪の償い」

乃木は、ゴビの裏切りに対抗して政府の主導権を阻止する唯一の策として、日本(西岡大使とオリベ化学)を引き入れるしかないと提案する。
「そんなことができるのか?」(ノコル)
「はい」(乃木)
「どうやって」(ノコル)

「それは…それは…お父さん、あなたに会うまで本当は不安でいっぱいでした。僕のことを覚えてくれているだろうか?会っても何も感じないんじゃないか、僕のことを愛してくれないんじゃないかって。あの武装組織のアジトで離ればなれになった後も、ずっと僕を捜してくれていたと聞いた時、たまらなく嬉しかった。僕は…ずっとあなたに愛されていた。あなたは母と僕を失い、絶望の淵に追い込まれながらも、満足に食べることのできない、路頭に迷う子供たちを救うためにテントを作り、何十年もの間、バルカの民から厚い信頼を得て、弱き人々を守り続けた。息子としてそんな父を心から尊敬します。あなたの息子であることを誇りに思う。ですが…ですが、罪のない多くの人を傷つけてきたのは事実です。お父さんにはいつか罪を償ってもらいたいと思っていました」
「お前は何にもわかっていないな、お父さんは最初からそのおつもりだ」(ノコル)

乃木は、日本の公安こそが世界の諜報機関の中で最も公正であり、父の尊厳を守ると同時にバルカの未来のために必ず日本を動かしてくれると、野崎を頼る提案をする。

「血で汚れた手だ、何人もの人をこの手で殺し、数えきれないほどの罪を犯した。私の望みはフローライトを軌道に乗せ、テントを解体すること。ああ…ようやく罪を償う時がきた」(ベキ)

「もう…泣くな」と、ノコルは泣きながら乃木に語りかけた
「憂助、連れてこい」(ベキ)

テントの終焉

ーーベキの元を訪れた野崎
「初めまして。公安外事第4課の野崎です」
「懐かしい響きだ」(ベキ)
「このようなところで直属の先輩にお会いできるとは、思ってもいませんでした」

ベキは本当に日本を動かせるのか今一度野崎に念を押した
「はい必ず。そのかわり成功した暁には、護送先までの身の安全と機密事項の保持は、我々公安警察の威信にかけて保証いたします」
ベキは公安の力を信頼していると認めつつ、テントの全犯罪行為は自身の指示であり、バトラカやピヨもその実行に関わっていると述べた。
その一方で、ノコルに関しては一切の手を汚していないことを強調し、彼がこの国を変えていく使命を全うできるよう、野崎に配慮を求めた

「こちらの主導でフローライト事業が動き出せば、テントは解体し、今後一切活動は行わない。間違いありませんか?」と野崎が念を押す。
「約束する」とベキが応じると、野崎は続けた。
「わかりました、バルカは世界のどの国とも犯罪人引き渡し条約を結んでいません。日本及び諸外国もご子息を追うことは無いでしょう。ただし、国内、バルカ警察は別です。しかしそこは私が抑えてみせます。ご子息はこれからも、この国のために働き続けることができます」

その言葉を聞き、ベキは深く頭を下げた

ーー帰りの車中、野崎は乃木に問いかける。
「大きな渦に巻き込まれていたのは俺の方だったようだな。なあ、一つ聞いてもいいか? なぜ俺が西岡のマークを続けているとわかった?」

乃木は、以前大使館から逃走する際、野崎が「ちょっと抜ける」と言って別行動を取った瞬間、何かを仕掛けたのだと直感していた。
乃木の洞察力に、野崎は「さすが別班だな」と笑みを浮かべた。

実際、野崎は西岡大使のデスクにある名札に隠しカメラを仕込んでおり、西岡がワニズに対して多額の裏金を渡す決定的な瞬間が記録されていた。

乃木と野崎が西岡大使に突きつけた「二つの道」

乃木と野崎は、西岡大使のもとへ交渉に向かった。
「一度裏切られた身として、念のためね」と、野崎は西岡がオリベ化学を介してワニズらに裏金を渡していた動かぬ証拠を突きつけた。
野崎は西岡が外務省での評価を守るため、汚れ役を背負わされていたことを指摘する。

乃木がその背景を読み解く。
半導体資源の確保で中国に遅れをとっていた日本に対し、フローライトの採掘権を餌にゴビとワニズが接近。日本の切迫した状況を知る彼らに要求され、経産省の意向もあって、西岡はやむなくバルカ政府側へ付き、裏金を用意する道を選んだのだ。

「相当悩まれたでしょう、バルカ政府の言いなりになり、この事業に参入するべきか。だが日本がこの事業に参加すれば、フローライトの面では中国を追い越し、アジアトップに躍り出る。国益を考えてもこれは大きなことだ。全ては日本のためだ、そうしてあなたはワニズに多額の裏金を渡すことを決断し、オリベ化学を引き入れてバルカ政府側についた」と、野崎が追い打ちをかける。

「だから何だと言うんですか!」と逆上する西岡に、二人は新たな選択肢を提示した
「我々と手を組みませんか?バルカ政府と同様に、採掘権に対する15パーセントの利益譲渡、さらにフローライトの日本への優先的な輸出をお約束します」(乃木)

「裏金に関してはバルカ警察とも話をつけてある、あなたはワニズに脅迫を受けて仕方なく金銭を渡したと判断される。このまま政府と組んだらどうなるか、賢いあんただったらわかるだろ?この先ずっと裏金を要求され続ける羽目になる。日本のためだ、手を組む相手を見極めろ」(野崎)

完璧なる逆転劇

ーー現在、決断の時を迎えた西岡大使は、毅然と宣言した。
「我々日本は、バルカ政府の提案には反対いたします!」
「何を言っているんだ!」と動揺するワニズ、ゴビもまた驚愕に目を見開いた
「まさかお前ら…俺が寝返るのを読んでいたのか!」(ゴビ)
「ああ、だからあえて泳がせた」(ノコル)

乃木が間髪入れずに続ける
「これで我がムルーデル社の45%と日本の権利15%、あわせて60%の権利を取得できました。よって採掘の主導権は我々にある!」

ワニズは「ここはバルカだぞ!」と恫喝するが、乃木は動じない
「そんな恫喝に日本は屈しない」
「お前らもう好き勝手できないからな、そのつもいでいろ」(ノコル)

しかし、ワニズは政府の権力を盾に開き直る「政府の力を舐めるな。お前たちがいくら権利を主張しようとも、それが無意味だということが分からないのか!」
「武力行使も辞さないというのですか」(野崎)

ワニズは顔を真っ赤にして怒鳴り散らした
「フローライトが眠るのはもとはといえば、我が国の領土、政府に反旗を翻す者は反乱勢力とみなす。力ずくでも明け渡してもらう!!」
その時、会議場の壁にテントの巨大な旗が下り、ベキが姿を現した。
「この方こそ『テント』最高指導者、ノゴーン・ベキだ」(ノコル)

ベキが説く、新たなバルカの理想郷

ベキと共に現れたバトラカの姿を見て、エインは顔色を変えてワニズに耳打ちした
「軍の7割を奴の軍事会社に頼っています、もし戦いになれば…」
会議場が静まり返る中、ベキは力強く語り始めた

また血を流すつもりか!大臣、あの紛争からもう19年だ。
4つの民族が対立しあったあの紛争で、この国は一体何を手にした?我々は嫌というほど、経験してきたはずだ。
殺し合い、憎しみあい、数えきれないほどの大事なものを失った。争いは何一つ生み出さないと誰もが気付かされた。
だが紛争の後お前たちは、苦しむ民に手を差し伸べなかった、そればかりか金を持つものだけを優遇し、さらに金を求め続けた。
人間の欲望にはキリがない、愚かな生き物だ。
今や世界中がそうだ。誰もが自分のことばかりを考え、持つものと持たざる者の間に大きな分断が生まれた。
日本もそうだ。だが日本では古くからありとあらゆるものに神は宿っていると考えられてきた。
神はひとつではないという考えがあることで、相手の宗教にも理解を示し、違いを超えて結婚もする。
日本には考えの違う相手を尊重する美徳がある。

これからバルカは宗教、民族の違いを争いの火種には二度としない。
国の富を公平に分け、お互いの宗教民族を尊重する国になっていく。
そんなことは不可能だと人は言うだろう。だが決して諦めない。我々の小さな一歩は子供たちへ、更にその次の世代へと受け継がれていく。
相手を敬い、分かち合うことの素晴らしさをこの国に根付かせる。
それはいずれこの国の文化となり、歴史となっていくんだ。
この小さな一歩は新しいバルカを築くための偉大な一歩となる!私はそのために今までやってきたんだ

引用元:TBS

テロで儲けた金で買った土地のフローライトなど世界が認めるわけがない、と、怒りが収まらないワニズ。
「テントとムルーデルには、一切の関わりはない」(野崎)
「総力を挙げた捜査の結果、不透明な金の流れは一切なかった」(チンギス)

だがワニズは「マネーロンダリングをしているに決まっている!」と叫び散らす
「検事総長が確約している」(チンギス)

託された希望

ーーチンギスはあらかじめバルカ検事総長に確認を取っていた。
検事総長は起訴されることは100パーセントない、しかし今後テントと銀行の担当者から裏帳簿が出てくる可能性もあるとチンギスに釘を刺した。
だが証拠となりえる関係者や帳簿は、数ヶ月前のテント内での粛清ですべて消滅していた。
「残念ながら両担当者はもうこの世にいません、同日に交通事故で死亡しています」(チンギス)

チンギスはワニズへ事実を伝える
「彼らの住居は解体され、証拠になるものは何も残っていない。彼らはこの世にいないんだ。これ以上追及するのは無理だ」

ーー数か月前の光景がノコル、バトラカ、ピヨの脳裏に蘇る
「ギリアムとパウロを殺すのですか?」 ノコルの問いにピヨも続いた。
「組織の金に手を付けたとはいえ、殺す必要があるのか? 一緒にやってきた仲間です。全財産を没収したうえで国外追放にすれば…」

しかしベキは揺るがなかった
「ダメだ。今回の処分はいずれ我々を救うことになる。私を信じろ」
あの時ベキが下した非情な決断が正しかったことを、彼らは今、目の当たりにしていた。
「そんなの、こいつらが消したに決まっている!」
ワニズが叫ぶが、チンギスは動じない。
「証拠はどこからも出てこなかった。この捜査結果はキメル法務大臣が保証している」

ーーチンギスはキメル法務大臣にも手を回していた。
「欧米の富裕層が運営していると思っていたが、まさか『テント』だったとは。何十年もの間、孤児たちの面倒を見ていたとは…」
「私も、その中の一人です」(チンギス)

「不思議な縁です。自分も『テント』に支えられていたとは知りませんでした。現在の警察官の多くはテントの孤児院出身者です。大臣、もしワニズが主導権を握れば、孤児院は閉鎖され、子供たちは行き場を失います」
チンギスの言葉に、法務大臣は表情を引き締める
「安心しろ。今後新たな疑惑が出てきても私がすべて揉み消す。それと、これだが」 と、大臣は野崎が隠し撮りをした、西岡がワニズに裏金を渡す映像を再生した
「逮捕状を請求する証拠として十分だ。即刻捕まえろ」

ワニズ、ゴビ、エインが収賄教唆や脅迫の容疑で次々と連行されていく中、野崎が宣言した。
「大使、本日警視庁公安部は、最高指導者ノゴーン・ベキ、幹部、バトラカ、ピヨの3名を逮捕。これにより『テント』は解体します。今後ムルーデル社のフローライト開発関与することは決してありません」

ベキが西岡大使へ頭を下げる。入れ替わるようにノコルが歩み寄り、真摯に願い出た
「今後、バルカ政府内のフローライト採掘・経営は全て私が責任を持って見ていきます。子供たちの未来のためにどうか、日本の力をお貸しください」
ノコルが深々と頭を下げると、西岡大使も「よろしく…宜しくお願い致します!」と応じ、二人は力強く握手を交わした

動き出した「モニター」の正体

ベキは部下たちへ「今までありがとう!さらばだ!」と最期の別れを告げた。
部下たちは一斉に膝をつき、頭を垂れる。ベキが警察車両へ向かうと、チンギスら警察官も同様に敬意を示し、その背を見送った。

ドラマ「VIVANT」第10(最終)話、テントの部下に別れを告げ野崎のまつ警察の車に向かっているノゴーン・ベキ (役所広司)

乃木が部屋に戻ると、テントの通信棟への細工が完了、全通信の傍受が可能になったことを黒須が報告した。
この指示を受けていた太田は納得がいかない様子であった
「テントは解体されたんですよね。テロの危険がなくなったのなら、なぜ監視を続ける必要があるんですか?」

テントの解体に納得しない残党が、ノコルの制止を振り切って暴走する恐れがある。特に問題なのは日本潜伏中のモニターである。
「負傷した別班員は極秘で日本に移送され、日本各地に分散されて治療を受けていた。だが治療中の映像がモニターからノコルに送られてきていたんだ」(黒須)
「警察内でも上層部しか知りえない機密情報です。山本とは比べ物にならない諜報員が、日本の中枢に入り込んでいる可能性がある。急ぎ特定しなければなりません」(乃木)

(しかしモニターへのテント解体の連絡は、すぐには行われなかった。採掘開始に向けた会議が進められながら3日が経過、迎えた4日目の朝…)
「乃木さん、今、全世界のモニターへ一斉に連絡が入りました」(太田)

太田はまだ暗号の完全な解読には至っていないものの、乃木たちへデータを転送した。
その中のひとつ、日本のモニターが複数回にわたり特定の相手とやり取りを繰り返していた。

「ベキの状況報告でしょうか」と黒須が推測するが、乃木は首を振った
「護送先から取り調べ内容まで全てが機密だ。情報が漏れるはずがない」

黒須は太田へ暗号解読と送信者の特定を命じた
「今、ウイルスを仕込んだダミーメールを送りました。相手がこれを開けば居場所を特定できます」(太田)

その太田の言葉と同時に。野崎から乃木へ緊迫した電話が入る
「ベキが逃亡した!特別留置所の警備システムが遮断され、警備員も襲われた!バトラカとピヨも一緒に消えた!」
「例のモニターが公安の警護システムを…?」(黒須)

その時、太田がダミーメールを開いた反応があったことを検知する、モニターを特定した乃木は、その名を確認すると野崎へ伝えた。

「…野崎さん、モニターは…新庄さんです

40年越しの復讐

新庄は逃亡したベキたち三人を隠れ家へ案内し、必要な物資と車両を手配していた。
「世話になった」(ベキ)
「偉大なるベキのお役に立てたのなら幸いです」(新庄)
「君はこれからどうする?」(バトラカ)
「海外へ逃亡します、他国のモニターとも連携を取り、ルートは確保しています」(新庄)

一方、ノコルの部屋に駆け込む乃木
「お父さんの逃亡…だろ?」(ノコル)
「日本に入国しやすいようわざと公安に捕まったんですね。テントの最終標的は日本、あれはやはり本当だったんですね。一体日本で何を起こそうとしているんだ!答えろ!!」

「…寂しいことだよ、憎しみは喜びで消えるほど簡単なことではなかった。この40年、お父さんの頭の中で、明美さんの最後のあの言葉は消えることはなかった、1日たりとも」
乃木はベキの狙いが日本ではない事に気付き、野崎に知らせる

「ベキの狙いは母を死に追いやった人間への復讐です」(乃木)
「最終標的はベキ個人の復讐だったのか?相手は?」(野崎)
「分かりません、ただ母が死に追い込まれたのは、バルカの内乱に巻き込まれた際に救助が行われなかったことが原因です」
だが日本でのベキの公安在籍時の記録は全て抹消されている。
乃木はバルカに動きがあるかもしれないと、黒須に守り刀を預け、単身日本へと飛んだ。

日本の空港に着いた乃木を迎えたのは櫻井だった
「国家公安委員長にじかに掛け合いました、抹消されていた情報はすべてこの中に」と、櫻井は乃木にメモリーカードを託した。

父子の悲しき対峙と最後の言葉

ーー上原内閣官房副長官(橋爪功)が帰宅すると、ベキたちが銃を構え待っていた。家族は台所で拘束されている。
「上原長官」 (ベキ)
「の…乃木か? 生きていたのか」
「何とか。家族を殺されても」

「いや…あれは違う」と、動揺する上原をベキが隣の部屋へ連行したその時、乃木が現れた
「銃を置いてください」

櫻井は国家機密となり消去されていた、長野のバルカ潜入任務の記録を手に入れていた。
乃木はベキと上原に銃を向けながら語る
「内閣官房副長官、上原史郎、元公安部外事課・課長。あなたの元直属の上司であり、独断でバルカ潜入の任務を与えた張本人ですね。1979年、上原副長官の命を受け、あなたは母と共にバルカに潜入を開始。5年後、内乱に巻き込まれたあなたは、日本大使館に極秘で救助を要請。現地の公安の同僚が、飛行許可を偽造し、急遽ヘリを飛ばした、そうしてヘリは私たちの前に現れた。だが救助のヘリは、私の前で退避を始めた。その退避要請を出したのが、上原副長官、あなただ」(乃木)

「違う…私じゃない!」と叫ぶ上原、乃木は録音データを再生した。

『聞こえないのか、JU2537、直ちに引き返せ、これは命令だ!』(管制官)
『しかし子供がいるんです!』(パイロット)
『救出は中止だ! 直ちに引き返せ!』
『見捨てろと言うのですか!』
『そうだ! 上原課長のご命令だ!

乃木は、上原が国際問題への発展を回避する目的のため自分たち家族を見捨てたと解釈していたが、ベキがこれを否定する。
上原は独断での任務失敗が発覚し、自身のキャリアが途絶えることを恐れたのである。
ベキは国のためと従順に従っていたにもかかわらず、上原の保身のために家族が見捨てられたと糾弾する。
「お前は自分のキャリアのため、いとも簡単に私たち家族を見捨てた。お前のせいで妻は拷問の末に無残な死を遂げ、息子は人身売買に出された!憂助、この男が許せるのか?」

乃木は日本の重責を担う上原の殺害を拒み、母の願いではないと反論するが、ベキは拷問の末に母が託した言葉こそ『復讐』であると返した。
(私たちをこんな目に遭わせたやつを、私は絶対に許さない、復讐して…復讐して…)
「これがお母さんの最後の願いだ」(ベキ)

だが、復讐は何も生まないという乃木の説得もむなしく、ベキは復讐に突き動かされた人間の末路は見てきた、だが家族を破壊された憎悪は消えないと拒絶する

ドラマ「VIVANT」第10(最終)話、上原史郎(橋爪功)に拳銃を向けるノゴーン・ベキ (役所広司)に拳銃を向けている乃木憂助(堺雅人)

「この憎悪は私の中から消えることはない!お母さんの最後の願いをかなえる、お母さんもそれを待っている」と、ベキとバトラカは上原へ、ピヨは乃木へ銃口を向ける。
乃木はベキに銃口を向けたまま緊張が走る

「撃てるものか、お前は私の息子だ」と笑みを浮かべ、ベキが引き金を引こうとした瞬間、銃声が響き、バトラカとピヨ、そしてベキが崩れ落ちる。
上原はその場に立ち尽くしていた。

乃木は倒れたベキに駆け寄る。ベキは乃木にお前は俺の誇りだと最期の言葉を漏らして目を閉じる。乃木はベキを抱きしめる

「お父さん!」と駆け寄る乃木に、ベキは「よくやった…憂助、お前は…私の…誇りだ」と言葉を残して静かに目を閉じ、乃木はベキを抱きしめた。

別班の正義と上原への警告

ーーノコルと電話をする乃木
ベキとバトラカ、ピヨの銃に弾は入っていなかったが、ノコルはそれを知っていた。
日本へ向かう前日、ベキはノコルにこう告げていた。

「憂助は必ず私を追ってくる。私を殺さなければならない立場だ」(ベキ)
泣きそうなノコルをベキは抱きしめ、続けた。
「任務のため、大義のため、父親の命より国を守ることを優先する。憂助が私を殺すなら、日本もまだまだ、見どころがあるというものだ。憂助に止められるなら明美も許してくれるだろう」と、ベキは幼い憂助を抱く明美の写真を見つめていた。

「お父さんは憂助に撃たれて幸せだったはずだ。ありがとう…兄さん。最後は苦しまなかったか?」(ノコル)
「ああ」(乃木)
「墓はバルカに建たせてほしいが、かまわないか?」
「皇天親無く、惟徳を是輔く(こうてんしんなく、ただとくをこれたすく)。花を手向けるのはまだ先にするよ」

皇天親無く、惟徳を是輔く(こうてんしんなく、ただとくをこれたすく)
天(神羅万象を司る公正な存在)は、誰かを特別にひいきすることはない。徳のある者、すなわち正しく誠実な行いをする者だけを助け、守護するという中国の古典文学『書経』に由来することわざ

電話を切った乃木の背後、遠くに見える上原の家からは火の手があがっていた。

ーー上原副長官は家族と共にホテルニューオータニに避難していた
野崎が美術品などの運搬は完了したことを報告する
上原宅からの火事は、ベキら3人が灯油をかぶり無理心中を図ったという筋書きで進められていた。
「そんなウソまかり通るのか?」(上原)
「3人の遺体はスス同然で発見されました、あとは先生とご家族が話を合わせて頂ければ」(野崎)

「…この目で初めて見たよ、別班」(上原)
「反対の立場でいらっしゃいましたからね」
「シビリアンコントロールが効かない連中だ、今回は命を救われたが、危険性は常にはらんでる」
「彼らは選ばれた人間です、誰よりもこの国を愛し、この国のために動いています」

彼らが暴走したらどうするのかと続ける上原に野崎が釘を刺す。
「僭越ながらこれ以上は慎まれた方が。命取りになりかねません。別班はどこにいるかわかりませんからね」

ーー明治神宮で参拝中の薫とジャミーンのもとに乃木が現れる
薫は乃木に駆け寄り、ずっと待っていたと乃木を抱きしめる。
乃木はただいまと言葉を返し、ジャミーンも加わって3人で抱き合う。

ドラマ「VIVANT」第10(最終)話、明治神宮の小さな祠にピンクの饅頭が置かれている

その時Fが出てきた。
「おいおいおい、いいところ悪いけどよ。憂助、そろそろ見た方がいいんじゃないの?置いてあるぞ」
乃木が小さな祠に目をやると、そこにはピンク色の饅頭が置かれていた。

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【本記事の画像引用元】
作品名:ドラマ『VIVANT・第1シーズン』/ 放送・配信:TBS
備考:本記事の画像は作品の解説・紹介を目的として上記より引用し、加工を施して使用しております。