VIVANT・第1シーズンあらすじ国内ドラマ

VIVANT・第1シーズン|第5話|あらすじ・ネタバレ|ヴィヴァンの真実…明かされる運命の絆

ドラマ「VIVANT 第1シーズン」第5話

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【超まとめ】サクッと3行解説
  • 乃木は野崎の執拗な追及を巧みにかわしつつ、公安よりも先にテロ組織テントの重要人物であるアリの居場所を突き止め、拉致に成功する
  • 乃木の過去を追い続けていた野崎は、乃木の実家でテロ現場に残されていたテントの紋章と、乃木家に伝わる家紋が一致することを発見する
  • アリへの尋問の中で、乃木は自身が抱いていた疑念を確かめるべく父親の写真を提示し、『ノゴーン・ベキ』こそが、バルカで死んだはずの自分の父親であることを確信する
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布多天神社で柏手を打った後、乃木(堺雅人)は小さな神牛の像にピンクの和菓子をひとつ置いた。

ーー警察の無線音声
死亡者は都内居住、山本巧42歳。
家族関係の詳細については婚姻歴がないため妻子どもなし、両親も他界しており、兄妹もいないため、親族への身元確認は困難な模様。なお所持品の名刺から勤務先と思料される丸菱商事に現在確認中。

山本(迫田孝也)の死亡現場に到着した野崎(阿部寛)
「状況は?」(野崎)
「所轄によると争った形跡はなく、遺体に外傷も見当たらない。遺書もあり自殺で間違いなさそう…なんですが」(新庄)
「なんだ」(野崎)
「偶然かどうか怪しいのですが、この周辺の防犯カメラが全て使用不能になっています」(新庄)

第5話・あらすじ/ネタバレ

現場に残された山本の遺書には、日本への失望、強い脅威による変革の渇望、そして太田梨歩(飯沼愛)を利用し誤送金を企てた経緯が詳細に記されていた。これを受け、山本の死は事件性の疑いなしと判断された。

しかし野崎は自殺ではないと確信していた。
(これは偶然じゃない、周到に準備されたプロによる仕業だ、テントの連中が口封じのために?それにあの匿名の通報、あの場所は山本から直接聞く以外分からない。テントの連中なら知っていたはずだ、いや…しかしテントがわざわざ通報するか?そんなリスクをやつらが冒すはずがない、この遺書も誤送金の件にわざわざ触れている。テントなら金の話はうやむやにしておいたほうが都合がいい。なら…やつらと我々公安以外に、山本がモニターだと知っていたのは…)

野崎は以前調べた乃木の経歴を見直すと、高校の在籍確認が取れていなかったことに気付く。

次なる標的

ーー布多天神社で、乃木が置いたピンクの和菓子を確認した櫻井(キムラ緑子)
「あなたにしてはずいぶん手こずりましたね」との櫻井の言葉に、乃木は深く頭を下げた
「すみません」
「でもよくやりました。タクシーの運転手に出し抜かれたのも策略ですか?」
「いえ、あれは油断しました。申し訳ありません」
「そうだったの。でもそのおかげで奇跡の少女と出会い、テントに繋がるモニターを突き止めることができた。人生というのはどう転ぶかわかりませんね。あなたの強い執念が運を引き寄せるのかもしれません。それは別班の一員として必要な資質ですよ。ところで、こういう呼び出し方は久しぶりね。思わずお饅頭を見逃すところでしたよ。何かありました?」

乃木は野崎に対する懸念を伝えた
「野崎守は勘のいい男です。今回の件、山本が自殺したとは思ってないでしょう、彼がモニターだと知ってるのは公安と私だけです、おそらく今頃疑いを持ち調べ始めている。マークされるのも時間の問題かと」
櫻井は万が一の事態への対応を約束し、今後どう動くかを尋ねた

「公安も、ザイール、山本が死んだ今。手掛かりとなるのはGFL社のアリだけです。居場所を突き止めようとするでしょう」(乃木)
「どっちが先か、ということですね」(櫻井)
アリはテントの実態を握る重要人物である。乃木は誰よりも先に見つけ出し、情報を聞き出すと答えた。

ーージャミーンのクラウドファンディングは、目標額1,500万円に対し、寄付金は47万円にとどまっていた。
薫がジャミーンに手術の時期が延びる旨を説明している最中、同僚が駆けつけ、多額の寄付者により目標金額に達したことを知らせる。

職場への「粛清」

乃木は会社で山本のデスクに花を供え手を合わせた。
山本のデスクではテロ加担の疑いにより警察の規制線が張られ、捜査が行われていた。

宇佐美部長と河合は、今回の件で乃木ではなく山本がテロに関与していたことに驚き、青天の霹靂だと話していた。
その時Fが現れ、乃木を見て急いで立ち去ろうとする河合に声をかける
「おい河合!おれの懲罰委員会は何時からだっけ?」(F)
「いや…それは中止に、それを宇佐美部長に報告に来たんです」(河合)
Fは河合に対し、以前河合から乃木が言われた「課長昇進が遅い」「役員になる可能性はゼロ」「将来に絶望して横領をたくらんだのではないか」という侮辱について、フロア中に響く声で追及した。

社員たちがざわめく中、Fは河合の胸を突き「それについて何かあんだろ普通」と謝罪を要求。
「す…すみませんでした」と、河合は逃げるように去ろうとしたが、Fが大声で河合を威圧した
「おい!おれから持ってった、通帳、パソコン、携帯、全て1時間以内に返せ、少しでも壊れてたり1円でも無くなってたら、今度はこっちが訴えるからな!」

その後、Fは宇佐美部長へ、リヤド工場への出張を申請する。
席に戻ったF、乃木が言いすぎだと注意すると、Fは「バーカ、あいつはしばらく俺たちに何も言えねえ、出張し放題、これで別班業務に専念できるってもんだろ」と答えた。

寄付の真相

ジャミーンのクラウドファンディングに突如振り込まれた多額の寄付金、手術に足りない額を知っているのは野崎と乃木のみであるため、薫は二人のいずれかが寄付したのではと考えていた。
その矢先、薫は野崎から食事の誘いを受ける。

食事の席には野崎、乃木、ドラムが同席していた。
野崎はバルカ警察が3人の指名手配を取り下げたので、これでいつでもバルカに入国可能だと伝える。爆発で唯一生存した警官が意識を取り戻し、爆発はザイール単独による犯行だと証言したため容疑が晴れたのだ。

薫が寄付への礼を述べると、野崎とドラムはは否定。乃木も同様に否定する。
その時、野崎とドラムが視線を交わし、野崎がドラムに合図をした瞬間、野崎は乃木の腕を封じ、ドラムが乃木のスマートフォンを奪い取る。ドラムが顔認証でロックを解除し銀行の取引履歴を確認した結果、乃木による寄付であることが判明した。

乃木は寄付の事実を認め、ジャミーンと薫に命を救われた恩義から、いくら積んでも足りないほどであると説明。ジャミーンのために力になれることが嬉しい、どうかそのまま受け取ってほしいと伝えた。
薫は乃木に深々と頭を下げた。

その時、野崎に電話が入る。乃木の経歴照会を依頼していたFBIからの連絡であった。

乃木憂助と「丹後隼人」

FBIの調査によると、乃木の経歴にある公立ロンガリー高校の在籍事実は確認できなかった。
ただし、同じ名称を持つ私立高校に1996年から1999年まで日本人留学生が在籍していた記録があり、送られてきた写真を確認した野崎は、それが乃木本人であることを確信した。
しかしその名前は「ハヤト・タンゴ」となっていた。

その学校は厳格なミリタリースクールであり、相当に優秀でなければ留学生を受け入れない方針で、日本人の入学は稀であった。「ハヤト・タンゴ」は全科目で首席卒業という驚異的な成績を収めていた。

野崎は送られてきた成績表を目にし、学術、射撃、格闘技、サイバーセキュリティ、爆薬の調合すべてにおいてトップであることに困惑する。
(あの乃木が?ならザイールが言っていた通りあいつが別班。だったらあの時は何なんだ、俺が助けに入らなければやつは吹き飛ばされて100%死んでいた。それに盗聴器だ、ドラムはいとも簡単にあいつに盗聴器を仕掛けることができた。自衛隊でも超一流だけが集められたのが別班じゃないのか乃木はレベルが低すぎる、理屈が通らない。お前一体何もんだ)

野崎は部下に乃木の詳細な調査を命じていた。その報告によると、丹後隼人(タンゴハヤト)名義での全国の小中学校卒業記録は京都の舞鶴にある学校のみであった。

乃木は島根県出身の父・乃木卓(のぎすぐる)と都内出身の母・明美の間に生まれたが、3歳の時に両親を亡くしている。
(それから丹後隼人の名前で、東舞鶴小学校、舞鶴市立丸山中学校を卒業。ってことは舞鶴に住む丹後という親戚の家に養子に入ったのか?いや、ちょっとまてよ、だったら何で大学から乃木憂助(のぎゆうすけ)に戻ってるんだ?)

野崎は乃木への尾行を継続させつつ、部下に丹後隼人の小中学校時代の恩師を探すよう指示、自らはバルカへと飛んだ。

バルカでの共闘:野崎とチンギス

野崎とドラムがバルカに到着すると、空港にはチンギスが迎えに来ていた。
チンギスは、上層部の命令でなければ断っていた、詫びるつもりはないと念を押した。
「お前は自分の仕事をしただけ、仲間を殺されたら俺だって同じことをする。だがお前を二度と敵にしたくない。なあドラム、だからお前を指名したんだ」(野崎)
「は?お前が俺を?で今度は何しに来た?」(チンギス)

ドラムはテントを追う共通の目的のため、日本警察とバルカ警察で手を組まないかと持ちかける。
最初は笑い飛ばしたチンギスだったが、野崎の真剣な眼差しを受け、野崎に手を差し出した。
野崎はチンギス手を力強く握り返し「さあ合同作戦だ」と宣言する。

ーー首都グータン、GFL社
野崎たちはGFL社を訪れたが、アリはすでに出社しておらず。荷物を取りに来ていた社員から、3日前出社したら、会社がもぬけの殻になっていたことを聞く。
アリの自宅も同様であり、国外への出国記録もない。
「やつは必ず国外にいる、それも近い、ロシア・モンゴル・カザフあたりだろう」(野崎)
「しかしこれでアリがテントと繋がってる事がハッキリしたんじゃねえか?これからどうする?」(チンギス)
「もう一つ確かめたいことがある、XXXに連れてってくれ、探したいものがある」(野崎)

GFL社向かいのビル屋上では、乃木は望遠鏡越しに野崎たちの様子を伺いながら、野崎の近くの浮浪者に扮した黒須(松坂桃李)を介して、その会話に耳を澄ませていた。
しかし、バイクの走行音により、野崎がチンギスに伝えた目的地が聞き取れなかった。
野崎は何かの気配を察知して周囲を見渡したが、その時すでに屋上に乃木の姿はなかった。

テントの核心へ

乃木と黒須は滞在先のホテルで傍受した音声を確認するが、バイクの走行音により肝心な部分が聞き取れず、解析班へ回すことにした。
乃木は野崎がチンギスを味方につけたことでバルカ国内の情報を先行していると評価するが、黒須はそれでも野崎にはアリの携帯にGPSを仕掛けることはできなかったはずだと指摘する。

ーー乃木は、GFL社へ出向いた時、わざと書類を落としてアリの携帯へデバイスを接続、データを抽出していた。
それはテントとの連絡用端末だったが、アリが沈黙を続けたため、乃木はアリの連絡先であるザイールへの接触を試みた。
乃木はサムに依頼することにより、CIAの衛星網を利用して居場所を特定したこと。さらにマジシャンから学んだ手品の手法を用いて、バルカ国際銀行前でアリの携帯をすり替えていた。

「それより、ザイールのゲルにあの有名な公安野崎さんが自ら飛び込んでくるとは思わなかったよ」(乃木)
「ハハハ、野崎が出てきたところであの逃亡劇、泣く泣く最後まで付き合うしかなかったってことか」(黒須)
乃木は死の危険もあったが刺激的で良い経験だったと語り、公安と組んだことでデータセンターへの潜入や、太田と山本の特定が可能になったと認める。

「とにかくザイールがいない現状では、アリですね」(黒須)
「ああ、あれからアリの動きは?」(乃木)
「グーダンから移動して、イバレフあたりで発信が切れてます。この辺にテントのアジトがあって逃げ込んだんだと思います」

アリは端末がすり替えられたことに気づいていないため、いずれ尻尾を出すはずだと二人は考える。
「明日はとにかく野崎さんたちの後を追おう、何か新しい情報を掴んでるかもしれないからね」(乃木)

映像が暴いた乃木の「真実」

野崎はザイールが自爆した街、セドルを目指していた。

乃木と黒須は野崎を尾行していたが、司令部よりアリの信号を検知したとの報告を受け、野崎の尾行を中断して、アリを追うべくウランバートルへ向かった。

自爆現場に到着した野崎は、ゲルを訪れた際に胸に装着していた小型カメラの回収を試みる。
チンギスの協力により、瓦礫の中からカメラを発見したが、カメラは激しく損傷していた。

野崎はチンギスに解析可能な場所を尋ねるが、チンギスは損傷の激しさから困難であると答える。野崎が軍の施設であれば可能性があると食い下がると、チンギスは警察の権限では立ち入れない場所であることを強調した。
「警察でなく、チンギス本人の頼みなら、どうにかなるんじゃないのか?」(野崎)
「まったく、ダメもとで頼んでやるよ」(チンギス)

チンギスの知人であるその軍関係者は、カメラの修復・解析を承諾し、解析には時間を要する、完了次第連絡すると答えた。

野崎は次に、ドラムが乃木に盗聴器を仕掛けた現場へ向かい、当時の街の監視カメラ映像を確認するよう指示した。
2月13日10時頃の映像には、ドラムがすれ違いざまに乃木と接触し、カバンへ盗聴器を取り付ける様子が記録されていた。チンギスはドラムの手際の良さを褒め、相当な訓練を積んだ者でなければ盗聴器には気づけけないと評した。
しかし、その先を歩く乃木の映像を確認すると、乃木は振り返り、カバンに仕掛けられた盗聴器を見ていた。乃木はドラムが盗聴器を仕掛けたことに気づいていたのである。

続いてチンギスが依頼した軍関係者から、ザイールの自爆直前の映像解析ができたと連絡が来た。
映像を確認すると、ザイールの自爆の瞬間、野崎の拳銃から発せられたものとは別に、もう1発の銃声が重なっている事に気付く。
乃木の挙動をスロー再生してみると、乃木は左足首に隠し持った拳銃で、野崎とほぼ同時にザイールの左手を撃ち抜いていた。

その事実を確認した野崎は、ドラムに「日本に帰るぞ」と声をかけた。

ーーモスクで礼拝をしているアリ
アリに何者かが接近する。その人物は、アリの家族の安全を確保しホテルへ匿っていること、イギリスでの次の仕事の準備が整っていることを耳打ちし、連絡先と活動資金を手渡し立ち去った。

乃木憂助の原点

成田に到着した野崎は、そのまま乃木の出身小学校へと向かった。
ーー京都府、舞鶴市
「この子が丹後隼人君です」と、卒業アルバムを教師から見せてもらう野崎
この教師の話から、丹後隼人は両親が亡くなり、親戚に引き取られたのではなく『丹後つばさ園』という児童養護施設に入所していたことが判明する。

ーー丹後つばさ園に向かった野崎
施設の職員によると、隼人には複雑な経緯があった。
施設に入る前、バルカで人身売買の被害に遭い、乞食をさせられていたところを戦場ジャーナリストに保護され日本へ帰国した。
保護当初は強いストレスによる記憶障害を抱え、身体には激しい暴力を受けた痕跡が残っており、自身の名前すら不明であった。
丹後隼人という名は、園名と職員の相談によって付けられた名前であった。

職員は、当時の隼人は人に対して怯える様子を見せ、一人でぶつぶつと話す癖があったためにいじめの対象になっていたと振り返る。
一方で、アメリカ留学の特待支援制度に圧倒的な成績で選ばれるなど非常に優秀であり、職員も驚かされたという。

大学入学時に乃木憂助へと改名した経緯について野崎が尋ねると、高校生の頃にパスポート更新で一時帰国した際、施設で島根県の『たたら製鉄』に関するテレビ番組を見ていた。
乃木は、画面に映る光景に「これどっかで見た事があるかも、すぐここに行ってみます」と言い残し、その足で島根の乃木家へと向かったという。

アリの携帯には、妻からイギリスへ向かうための待ち合わせ場所として、廃墟となったモスクを指定する連絡が入った。
アリは急ぎ現地へ向かったが、そこに家族の姿はなく、アリがあわてて妻に電話をかけている時、背後から乃木がアリに歩み寄った。

遡ること1日前、黒須はモスクでアリに情報を渡した男を尾行し、アリの家族の隠れ家を特定していた。
乃木と黒須は隠れ家の護衛を殺害、室内にいたアリの母、妻、娘2人の身柄を確保していた。

乃木家という「パズル」

ーー乃木の実家、乃木の叔父の寛道(井上順)を尋ねた野崎
あれはもう20年も前ですかね、うちの家紋をテレビで見たからって突然訪ねてきて。父親と母親の記憶がなく、自分が誰か分からないと言って…(寛道

ーー20年前の寛道と乃木
「君、年はいくつ?」(寛道)
「17歳くらいです」(乃木)
「記憶を無くす前はどこに?」
「バルカという国です」

「その15年前、弟の卓と嫁の明美さん、息子の憂助がバルカで亡くなっていまして。まさかと思いましてね、すぐにその時代に出始めたDNA検査を行い、親族であると証明されたんです、それで両親が亡くなっていることを伝え、2人の写真を渡すと…憂助は涙を見せていました」(寛道)
「弟さんが亡くなられたのは、当時の内乱ですか?そもそもどうしてバルカに?(野崎)
「卓は警官を辞めて…」
「待ってください、弟さん、警官だったんですか?」
「はい、ですから警察を辞めて農業使節団としてバルカに渡り、そこで巻添えに…」
「警察というのは、県警ですか?」(野崎)
「いえ、警視庁です」

寛道はその後、乃木と乃木憂助へ名を戻すよう話合い、乃木家に代々伝わる守り刀を乃木に授けた。
乃木とは年賀状や暑中見舞いのやり取りを続けていたが、3年前に突然乃木が訪ねてきたという。
「どうしてかわかりませんが、両親が亡くなった時のことや、遺体は見つかったのか?とか、家紋のことをずいぶんしつこく聞かれましてね」(寛道)

「記憶の中の父が持っていた家紋が入った刀は、これ位の漆塗りのさやに入ったものでした、それは叔父様もお持ちですか?」と、聞く乃木に、寛道は刀を見せていた。
野崎はその刀を自分にも見せてほしいと寛道に申し出た。

テントの真実と「父」との邂逅

拘束されたアリの前に乃木が現れる
「アポもなくすみませんね」と切り出す乃木、アリは家族の安否を問い詰め、山本を殺害したのかと迫る。「美しき我が国を汚す者は何人たりとも許さない、それが信条なんでね」(乃木)
「何者なんだ…お前?」(アリ)
「何者?そうねえ…モンゴル語でいうと俺はヴィヴァンだ」と乃木は自身の正体を明かした。

乃木はテントが日本を標的にしているという情報の真偽を問うが、アリは組織の詳細は知らないと口を閉ざす。

すると乃木はテレビモニターをつけ、アリの家族についていた護衛の遺体と、首に縄をかけられたアリの家族の姿を映し出した。
「日本の死刑の方法を知ってるか?絞首刑だ。もう一度聞く、テロ攻撃は日本のどこでいつ行われる?」(乃木)
アリは知らないと答えたため、乃木は黒須に合図を送る。
「好きにしろ、どうせハッタリだろ?お前ら日本人にこんなことができるわけがない」というアリをよそに、アリの母親は首に縄を付けたまま落とされた。
アリの首を掴み、乃木は「勘違いすんな、罪のない母親が死んだのは全てお前のせいだ。言う気になったか?」と追い込む。
だがアリは何も答えなかったので、妻も同様に落とされた。
そして娘へと矛先を向ける乃木に、アリは具体的な場所や時期は本当に知らないと泣き叫ぶ。

乃木は追及を続け、今度は組織の移動手段について尋ねる。
移動のたびに目隠しと電波遮断ボックスによる隔離が行われ、場所は特定できない、集合場所はロシア国境付近が多いという情報をアリから得た乃木は、最後にテントのリーダーについて問う。
アリが答えようとしないため、2人の娘のうちの1人が落とされた。

「お前ら日本人だろ!日本人は他者を重んじ尊重する、そういう民族のはずだ!なぜ、なぜこんなことができるのか!?」(アリ
「ふーん、ずいぶん日本人に詳しいんだなそれ誰に聞いた?お前らのリーダーか?そう意地を張るな、お前にはもう娘一人しか残ってない、それまでも殺していいのか?得体の知れない謎の組織テント、そのリーダーである創始者は日本人、その男は」と、乃木がアリにある写真を見せる

その写真を見たアリは激しく動揺する。写真から目を逸らし、震えながら必死に耐えている
それが答えか…やれ、と乃木の合図で黒須が娘を落とそうとしたときアリが「待ってくれ!」と叫んだため、乃木は黒須を止めた。

「全て話す!だからニーナだけは!」(アリ)
どうなんだ?と、写真を見せながら迫る乃木
「そうだ…この方だ、この方こそわが父、偉大なる指導者、ノゴーン・ベキ」
その言葉を聞いた乃木は、力が抜けたようにがっくりとその場に崩れ落ちた

守り刀に刻まれた「テント」の紋章

ーー乃木の叔父の家
野崎は、乃木の叔父・寛道が差し出した刀に刻まれた家紋を目の当たりにし衝撃を受けた。
その家紋はテロ現場に残されている『テント』の紋章と一致していたのである
(そうだったのか、乃木はずっと捜していたんだ自分の…)

アリは乃木に「いいか乃木、いつか必ずお前を殺す!一度じゃ気が済まない、何度でも殺してやる!お前の家族にも俺の家族の苦しみを…」と激しい憎悪を剥き出しにしていたが、テレビに映る家族が生きている姿を見て愕然とする。
乃木は、家族は死なずに済むようワイヤーで吊るしていただけであり、テントの強固な結束から情報を引き出すためにやむを得ずあのような極端な手段に出た。そして家族をひどい目に遭わせてすいませんでしたと謝罪した。

乃木が床に置いた叔父から譲り受けた両親の写真を見たアリは、なぜ乃木が「ベキ」と彼の妻の写真を所持しているのかと聞いた。
「この女性に会ったんですか?」(乃木)
「いや、ベキの部屋に飾ってある写真を見た」(アリ)
「こ…この人どこに?」
「ずいぶん前に亡くなった、答えろ、何でお前がこの写真を?」

乃木は、写真の女性が自分の母であり、その夫であるベキこそが自分の父親であることを明かした。

つづき 第6話 はこちらから
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【本記事の画像引用元】
作品名:ドラマ『VIVANT・第1シーズン』/ 放送・配信:TBS
備考:本記事の画像は作品の解説・紹介を目的として上記より引用し、加工を施して使用しております。