VIVANT・第1シーズンあらすじ国内ドラマ

VIVANT・第1シーズン|第2話|あらすじ・ネタバレ|裏切りと別れ…明かされるヴィヴァンの意味

ドラマ「VIVANT 第1シーズン」第2話

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【超まとめ】サクッと3行解説
  • 乃木は野崎と共に、テロ組織「テント」や謎の言葉「ヴィヴァン」の正体を突き止めるべく、丸菱商事の社内調査を通じて共同戦線を張ることになる。
  • ナジュムの発言から「ヴィヴァン」が自衛隊の非公式諜報組織「別班(BEPPAN)」の聞き間違いである可能性が浮上する
  • 大使の裏切りを見抜き包囲網を突破した一行だったが、ジャミーンの失踪という事態を受け、一行は死の砂漠を越える過酷な逃避行へ踏み出す
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日本大使館の西岡大使(檀れい)のもとに、バルカ共和国のワニズ外務大臣(河内大和)が、正装したチンギスを伴ってアポなしで現れた。理由はもちろん乃木(堺雅人)らの引き渡しだ。

「爆破現場で生き残った警察官がいると聞いている。彼から話を聞いてみては?」と西岡大使が提案するが、チンギスは「まだ話せる状態ではない」と拒絶する。

西岡大使は「状況証拠だけで国民を引き渡すことはできない。バルカが法治国家である以上、有罪を証明できる確固たる証拠が必要です」と毅然と対応する。
ワニズ外務大臣は「この対立は二国間の緊張を招く。乃木と柚木(二階堂ふみ)を一時的にこちらで預からせてほしい。逮捕はせず事情聴取のみだ」と食い下がる。

扉の外でその会話を盗み聞きしていた乃木らと新庄(竜星涼)
「嘘だ、引き渡されたら最後です」(新庄)

「今の状況で、我が国の国民の身柄をお渡しすることは、断じてありません」(西岡大使)

第2話・あらすじ/ネタバレ

バルカ側は一旦引き下がったものの、日本大使館周辺の警備はさらに強化され、出口は完全に封鎖された。

「こりゃ下手すりゃ半年は出られねえぞ」(野崎)
その言葉に乃木は焦りを隠せない「それは困ります。あと1ヶ月以内に9千万ドルを取り返さなければならないんです」

「9千万ドル?そんな大金だったのか」と驚く野崎(阿部寛)に、乃木は経緯を説明する。
「…詳しく聞かせろ。俺の部屋へ来い」と、野崎は乃木を連れ自室へと歩き出した

共同戦線

野崎の部屋で乃木は誤送金トラブルの詳細を説明した。
「当日、他に誤送金はなかったのか? お前の送金だけがピンポイントで狙われたのか?」(野崎)
「たぶん…」(乃木)

乃木は心当たりがある人物を洗い出す。
「そいつらの詳しい経歴を出せ、丸菱の社内システムに人事名簿か何かあんだろ、ほらこれ使え」と、野崎はパソコンを乃木に渡した
送金予定を知っていた関係者は以下の6名である。

  • 乃木の部下の水上
  • 乃木の直属の上司である宇佐美部長
  • プロジェクト総責任者の長野専務(小日向文世)
  • 経理担当の原部長
  • 実際に振込処理を行った財務担当の太田(飯沼愛)
  • 取引先であるGFL社のアリ社長(山中崇)

「日本に帰るぞ」という野崎の唐突な言葉に、乃木は「金を取り返さないとクビになる」と抵抗する。
しかし野崎は「この中に、お前をハメて罪をなすりつけた奴がいる」と断言、社内の5人のうち誰かが犯人であり、犯人を見つければ乃木の罪は晴れると説得した。

「乃木憂助、俺と共同戦線を張れ。公安の全精力を注いでそいつを見つけ出してやる、そのためには会社の内部を知るお前の協力が必要だ」(野崎)
「僕の後ろに警察が付くって事ですか?」(乃木)
「そうだ」
「そりゃめっちゃ心強いですけど、どうして一民間企業の誤送金問題にそこまで…」
「俺と組むなら教えてやる」
「またですか?」
「それ以外にお前が生き延びる道はあんのか?」
「ないです、お願いします。でもそもそもこの国からどうやって抜け出すんですか?すぐには無理でしょ」
野崎は乃木の手を力強く握り「任せておけ」と宣言した

組織の手先「モニター」

野崎はザイールが手にした巨額の金は、テロ組織による計画的なものだと乃木に明かした。
組織は丸菱商事に『モニター』と呼ばれる協力者を潜り込ませ、誤送金を仕組んだのだ。
「モニター?」(乃木)
「ドラマや映画なんかでは『スリーパー』とか言われてるやつだよ、いいか、自分の国に不満を持ってる西側の若者が、ISやアルカイダみたいな過激派組織にハマっていく現象が、一時期ニュースでも話題になったろ?そいつらが徐々に洗脳され、中東から遠く離れた自国で組織のために活動する。そういうやつらのことを、俺たちの世界では『モニター』って呼ぶんだよ」(野崎)

「そんな人間がうちの会社に?」
「俺が追っていた組織と、ジャパンが関係しているという情報が入っていた」

野崎が明かした組織の名は『テント』、世界中の諜報機関がマークしているものの、犯行後に声明を一切出さず、あるマークを残すだけ。
特定の思想も持たないため、その実態や目的、リーダーの正体さえも謎に包まれているテロ組織である。

乃木がサムから耳にした「得体の知れない組織」とは、この『テント』のことであり、テントのマークは模倣犯を防ぐためにマスコミには流されていなかった。

その時、新庄が解析班からの報告を持ってきた。
『ヴィヴァン』という言葉をあらゆる言語や暗号で照合したものの、過去30年間の諜報機関の記録にその形跡はなかった。

大使館脱出計画

その夜、日本大使館公邸の食卓には、野崎が腕を振るった赤飯が並んでいた。野崎はそこで大使と打ち合わせ済みの脱出計画を乃木や薫に共有した。

野崎が薫も日本へ帰国するよう求めると、薫は「ジャミーンを置いては行けない」と頑なに拒否する。
ジャミーンは薫が診てきた難病の少女であり、一刻も早い手術が必要な状態である。

「日本での手術手配は既に済んでいるのでしょう?私が責任を持って送り届けます。ご自身の手で連れて帰りたい気持ちは痛いほど分かりますが、今は他者の協力も必要です」(西岡大使)
大使のその言葉に野崎も「その通りだ」とテーブルを叩いて同意する。
「病院の仲間たちにジャミーンを託せばいい。そいつらが主導して日本へ送れば、大使を巻き込まずに済む」(野崎)

乃木もその提案に賛同し、薫は信頼できる仲間にジャミーンを託す決断を下した。

別班

大使館内では翌日開催される交流会に向けた警備説明が行われていた。その時、通訳のナジュムが口にしたある言葉に野崎は反応して足を止めた。

「おいナジュム、今なんて言った?モンゴル語でもう一度言ってくれ」
「明日はお客様の『ヴィカァン』立ち入りは禁止する」(ナジュム)
「それだ!そのヴィカァンって何だ?」

ナジュムが指差したのは大使館の【別館】だった。
野崎は閃く。現地の発音では【別館】をローマ字読みした「BEKKAN」が「ヴィカァン」と聞こえるのだ。
「乃木、お前が聞いた言葉もこれだ。日本語のローマ字読みを、現地の発音で聞き違えた可能性がある」

ヴィカァンが別館(BEKKAN)だとすると、ヴィヴァン(BEBBAN)は…と、野崎がホワイトボードに文字を書き、スタッフに読ませると、皆一様に「ヴィヴァン」と発音した。
乃木が聞いた言葉と酷似している。
しかし、ナジュムには「ヴィヴァン」という言葉に心当たりがない。

野崎はホワイトボードをじっと見つめると「BEBBAN」の真ん中、二つのBの下を消して「BEPPAN」にした

再びスタッフが読み上げると、今度は「ヴィパァン」という音に変わった。
「ナジュム、これなら日本人が『ヴィヴァン』と聞き取ってもおかしくないだろ?」
「ええ、確かに」(乃木)
野崎はさらに「BEPPAN」の横に【別班】と、漢字を書き加えた。

「別班…別の班、別のグループ?意味はわかりますけど、それがどうしてテロ組織に関係するんですか?」と薫が怪訝そうに聞く。
野崎は乃木の方を向き、からかうように言った。
「お前が『別班』?…まさかな」

裏切り者の影

ーー脱出決行の朝。集まった一行に野崎は計画を説明する。
「まず、ここから脱出するために非常用トンネルを使う」
西岡大使が詳細を補足する
「1996年ペルーで、大使館が武装グループに占拠されたことがありましたでしょ?その時の教訓で、危険地域の大使館の下には逃走用のトンネルが設置されるようになったんです」
「いやでも警察がこのトンネルことを知ってたら」(乃木)
「心配いらない、1年ここにいた俺すら知らなかったんだからな」(野崎)

西岡大使が地図を広げ、ルートを指し示す。
「別館にある入り口からトンネルへ入り、突き当たりにある納屋へ抜けます。そこから北へ10分歩くと廃墟があり、そこに案内人を用意しました」
「1キロだと普通に歩いて20分くらいですかね」(乃木)
「いや、トンネルの中だ、30分はかかるだろう」(野崎)

続けて西岡大使は、案内人は国境付近まで一行を護衛し、ロシアへと送り届ける役割を担うと説明した。そしてロシアへの入国に必要な偽造パスポートとビザをそれぞれに手渡した。

大使館の廊下に隠されていた秘密の入り口の階段から、野崎、乃木、薫の3人は地下トンネルへと降りた。
出口となる納屋の直下まで急ぎ、辿り着いたその時、野崎が異変を察知する。
床の隙間から小型カメラを差し込み、納屋の内部を確認すると、そこにはバルカの警察官が待機しており、さらにチンギスも現れ「あと20分で出てくる」と3人を待ち構えていたのだ。

慌ててトンネルを引き返す3人。その最中、ドラムから野崎に「警察が大使館正面から移動した」という連絡が届く
「情報が漏れたってことですか?」(乃木)
このトンネルの存在を知っていたのは、野崎達の他は西岡大使とナジュムだけである。
「…じゃあ、大使かナジュムのどちらかが裏切ったってこと?」(薫)
「どっちかな。じきにわかる」(野崎)

野崎の逆転劇

野崎は乃木と薫を急き立てながら、状況を説明する。
「猶予は約30分だ。意味がわかるか?」

乃木は即座に察した。野崎は意図的に「ゆっくり歩く」と大使とナジュムに伝え、裏切り者が警察に密告するよう仕向けたのだ。
「だからさっきチンギスは20分後に出てくると、あの納屋についたのが10時20分だから、チンギスは10時40分ごろトンネルから出てくると予想していた。
でもでてこない、待っても10分、10時50分にしびれを切らしてトンネルに突入。
駆け足で来て大使館に着くのが11時ちょうど、現在10時30分、僕たちはまもなくトンネルから出られるから、約30分の猶予がある、その間に大使館から脱出」(乃木)
更に野崎は今日は本館で交流会が行われていて別館は無人になる、その時間まで読んで計画を立てていた。

と、野崎が大使館への入り口を開けた先にはナジュムがいた。
野崎がナジュムをトンネルへ引き込み問い詰めると、ナジュムは大使の指示で警察の動きを知らせに戻ってきただけだと説明し、15分前に送信したメールを見せた。

「悪かった」(野崎)
「仕方ないね」(ナジュム)
「てことは裏切者は」(薫)

野崎の表情が険しくなる「ああ、俺は1年間大使を見てきた。あいつのことはよーくわかってる。強気な女だが、なぜかバルカ政府には弱腰なんだ」
バルカ外務大臣との激しい言い合いも、すべては日本に対する体裁を繕うための芝居だったのだ。

「もしかしてジャミーンの移送の件も大使の裏切りを見越して、世界医療機構の案を出したんですか?」(薫)
「まあな。すべて先を見越して行動する、それが仕事の基本だ」

「最後にやることがある。ちょっと抜けるぞ。5分後に裏口駐車場へ集合だ」
野崎はそう言うと、ナジュムを伴って乃木たちから離れた。

ジャミーンの失踪

乃木と薫が大使館の外へ出ると、ドラムが車で待機していた。そこに野崎が走ってきた
「急げー!乗れ!!」(野崎
3人は荷台に身を隠し、脱出を図った。
検問の警察が荷台を改めようとした瞬間、ナジュムが差し入れで気を逸らし、一行は包囲網を突破した。

野崎はモンゴルの国境を目指す計画を明かす。
ロシアへの脱出がチンギス側に知られていると踏み、あえて現時点から遠いモンゴル国境を目指すという賭けであった。
「いやしかし、こんなに遠い所だと、行く間に警備を固められてしまうのでは?」(乃木)

「現在ちょうど11時、チンギスたち警察官がトンネルを捜索して大使館に出てくる時間だ。異変に気付き、大使館のありとあらゆる場所を捜索するのに1時間、いないとわかり、国境への緊急配備が今から70分後の12時10分に発令される」
「70分って、でも我々がここにつくまでには飛ばしても4時間はかかりますよね」(乃木)

野崎の計算では、検問に最も近い都市・セドルの警察はザイールの自爆事件で壊滅しており、応援も間に合わない。
「そうなると、来るのはこのエルトネ警察。しかしこの検問までの道は最悪で、2時間半はかかる。つまり今から70分後に指令が来て、ここの警備が固まるのが14時40分だ」(野崎)
「私たちが40分早く着く」(薫)

モンゴルとバルカは昔の紛争により、国境の橋は交流がなく警備員も多くて5~6人である。
「また中央突破ですか?」(乃木)
「強行突破だ」(野崎)
しかも、新庄が既にモンゴル側の大使と調整済みで、国境さえ越えれば保護される手はずである。

しかし、その途中、薫の病院の同僚から、アディエルの死を知ったジャミーンが姿を消したとの連絡が入った。薫はジャミーンが自宅に戻っているはずだと主張し、迎えに行くことを強く懇願する。

「あの子はひとりぼっちなんです。せめて一瞬でも『大丈夫だよ』って抱きしめたいんです」
野崎達はジャミーンの家に立ち寄ることにした

死の砂漠という博打

自宅で倒れていたジャミーンを見つけた一行。
薫は結婚を誓い合ったアディエルとの「娘を頼む」という約束を果たすため、と、野崎の説得を押し切り治療を強行する。乃木もまた、命の恩人であるジャミーンを捨てて行くことはできないと薫に同調する

仕方なく野崎はドラムに薬の調達を命じ、付近の横穴を拠点にジャミーンの治療に専念した。
5日間に及ぶ献身的な看病の末、ジャミーンは奇跡的に意識を取り戻す。

しかし状況はさらに悪化していた。
バルカ周辺の国境ゲートは軒並み警備が強化され、モンゴルの国境に至っては3倍にまで膨れ上がっていたのだ。絶体絶命の中、乃木は地図上の「アド砂漠」を指差す。

バルカの人々から「死の砂漠」と畏怖されるその地は、踏み入れば死が待つ過酷な環境である。ラクダでも7日かかる行程を、生還できる確率はわずか30%である、しかし野崎は、文明の利器(GPS、ソーラー充電器、衛星電話)を駆使すれば、生存率を50%まで引き上げられると分析する。

「警察が待ち構えるゲートに突っ込むよりは、格段にマシだ」
野崎の決断により、一行はゲートの包囲網を捨て、死と隣り合わせの砂漠越えという博打に出ることを決意した。

砂漠の果てに見えたもの

ジャミーンを薫の同僚たちに託し、野崎、乃木、薫の3人は死の砂漠へと足を踏み入れようとしていた。出発の前夜、薫の問いかけに、野崎は『別班』という組織の正体を明かす。

それは自衛隊の隠密諜報部隊であり、公には存在を認められていない影の組織である。
日本で本格的なテロが起きない理由は、野崎のような国に認められた警察組織とは別に、彼らが極秘裏にテロを未然に防ぎ続けているからだと野崎は語る。

「政府非公認で、秘密裏に暗殺さえも厭わない組織なんて法的に許されるのか」と危惧する薫に対し、野崎は「非公認だからこそ、例えばテロリストに近づき、殺害しなければならない時、いちいち面倒な許可を取らなくて済む。仮に暗殺してそれが公になり国際問題になっても、政府は”無関係”と言ってのける、責任を負わずに済む」と示唆する。
彼らは自衛隊の中でも選りすぐりのエリート集団であり、海外の諜報機関の方がその存在を恐れ、詳しく把握しているという。

「都市伝説のようだ」という薫の言葉を否定せず、野崎は続けた。
「だがその存在は事実だ、何年か前に国会でも別班について答弁されてたろ、結局政府はその存在を認めなかったがな。ジェームス・ボンドのMI6だってそうだ。イギリス政府はずっと公式にはその存在を否定し続けたが、今じゃ実在することが公表されている」

「で、乃木さんが別班に間違われたってこと?」(薫)
「実は日本にいる仲間に、お前のことを徹底的に調べさせたが、お前の経歴に怪しい所は一つもなかった」(野崎)
「当然ですよ!びっくりした」(乃木)

ーーアド砂漠に足を踏み入れた野崎達
途中遅れを取っているため、夜ラクダの上で寝ながら進んだが、朝になり、薫だけがラクダの上からいなくなっていた。

つづき 第3話 はこちらから
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【本記事の画像引用元】
作品名:ドラマ『VIVANT・第1シーズン』/ 放送・配信:TBS
備考:本記事の画像は作品の解説・紹介を目的として上記より引用し、加工を施して使用しております。