- 夫と親友に裏切られ殺害された美紗は、10年前の過去へとタイムリープする
- 本来自分が受けるはずだった災厄を上司の亘が代わりに引き受けたことから「身代わりがいれば運命は変えられる」と気づく
- クズ男・友也からのプロポーズをあえて受け入れた美紗は、これまでの流される生き方を捨て、自らの手で運命に立ち向かう反撃を決意する
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小さい頃、泣いていた神戸美紗(小芝風花)に江坂麗奈(白石聖)がミサンガをあげた事により親友になった二人、高校生になってもその友情は続いていた。
やがて美紗は就職先(SUZUTOYAホールディングス)で先輩の平野友也(横山裕)と付き合い結婚する
(…幸せな瞬間は沢山あった、そう、そんなに悪い人生じゃなかった…)
ーー海乃病院、現在、美紗は胃がんで入院生活を送っていた。
夫の友也は会社を立ち上げたばかりで忙しいのか、最近お見舞いにも来ていない。
入院先から祖母に電話をするが、祖母は認知症で美紗の事を理解していない様子である。
美紗は祖母が自分の生命保険の受取人になっているが、認知症で請求ができないため代理人を立てる手続きを保険会社にしていたが、保険会社からの連絡で受取人は3か月前に祖母から夫の友也に変更になっている事を知らされる
第1話・あらすじ/ネタバレ
病院からの一時帰宅の許可が出た帰宅途中、体調を崩して道路にうずくまる美紗の前に一台のタクシーが停まる。
「乗ってください」と、乗り込んだそのタクシーは、美紗と同じ富山出身の不思議なタクシー運転手だった
「お客さんみてみなはれ、外が綺麗ですよ~」と声をかけられ外を見ると、そこには美しい紅葉が広がっていた。「紅葉なんてまだ早いはずなのに…」しかし景色は次第に冬、そして春へと移り変わる。
「どこへだってきっと行けます、望むところに。きっと出会えます、あなたを本当に大事にしてくれる人に」(運転手)
自宅に着く頃には美紗は眠ってしまっていた。
その運転手は「今日が運転手人生最後の日だから」と、料金はいらないと去って行った。
絶望の淵で知った真実。夫と親友の裏切り
家に戻った美紗は、友也と麗奈がベッドで自分の寿命や保険金について話している場面を目撃する。
「何の…話?年明けにはお金が入るって、何のお金」(美紗)
「ごめん美紗、私も友也君も美紗を失う事が怖くて…寂しくて…寄り添うしかなかったの」(麗奈)
「俺も麗奈ちゃんも、美紗の病気のことで追い詰められてて、ホントどうかしてた、普通の精神状態じゃなかった」(友也)
「せめて…いなくなるまで我慢できなかった?私まだ生きてるよ。年明けに入るお金って、私の死亡保険だよね、保険会社の人に聞いた。おばあちゃんが受け取るはずだった私の保険金、友也君が受取人になってるって」(美紗)
問い詰める美紗に、友也は言い訳を重ねるが、やがて本性が剥き出しになる

「保険会社に何て言ったの?余計なこと言ってないよね、母さんが全部うまくやってくれたのに、台無しにするようなことするなよ。母さんだって保険会社クビになるかも」
「お母さんと一緒にやったんだ…私のお金が入らなかったら、おばあちゃんもう施設に住めなくなる…」
「お前を捨てたどうしようもない母親の母親だろ!そんな関係のないババアに金残してどうすんだよ!」
「おばあちゃんには私しか」
「じゃあ俺は?俺が金に困ってるの知ってて、平気で見捨てるんだ、最後くらい残された奴の気持ち考えられないのかよ。何のために結婚してやったと思ってるんだよ、お前みたいな地味でつまらない女と結婚したのは、お前がケチでちゃんとため込む女だからだよ、誰も引き取り手がいないお前と結婚してやったのに、最後の最後を恩をあだで返された気分だよ。お前と結婚したせいで、ろくでもない人生になったんだよ。お前のせいで俺の人生は失敗したんだよ!」
「最低だね…二人とも、本当に最低、二度と会いたくない」(美紗)
「そんな言葉で私たちの関係終わりにするの?」(麗奈)
「当たり前でしょ!どうして、こんなに人の気持ち踏みにじむようなことできるの!」
「…最後まで変わんないんだね、善人面、被害者面。美紗言ってたじゃない、友也君お見舞いにも来ない、入院費も払わない、愚痴ばっかり言ってるからもう要らないのかと思った。友達の出来ない美紗のそばにずーっとついててあげたのは…私だけだよね…お見舞いにも行った、検査にも付き合ってあげた、不安も聞いてあげた、してもらうことだけ散々してもらって、たった一つのミスでそんな風に人を悪者にするの?」
「これが!友達のする事なの?!」
「私も友也君も色んな気持ち抱えてるよ。だってわかんないでしょ、どうして私に嫌われてたか。どうせ最後なら教えてあげる、子供の頃からずっと目障りだった、友達なんかじゃない」(麗奈)
激しく動揺した美紗は「もういい、保険会社に本当の事を伝える」と家を出るが、マンションの玄関先で友也ともみ合いになる。
突き落とされそうになったところで麗奈が手を握るが、麗奈は笑いながら「バイバイ美紗」と言ってその手を振りほどき、美紗はそのままマンションから転落した
(幸せの瞬間は沢山あった?そんなに悪い人生じゃなかった?…ウソ、生きていたって嫌な事ばかり、幸せなんて感じた事のない人生だったけど、ここまで最悪な結末は考えてなかった…もう一度…)
10年前へタイムリープ!「運命の身代わり」を探せ
目を覚ますと美紗は会社にいた
「会社、なんで??マンションから落ちたはずなのに何で会社に?麗奈も友也君もまるで何もなかったみたいに…」
会社を出て外の世界を眺める美紗、そこは10年前の2015年の世界であり、体も当時の状態のため胃がんも発症していなかった。
その時上司の住吉百合子(田畑智子)から電話が入る。これからプレゼンがあるにもかかわらず、美紗がまだ会場に到着していないことを心配していた。しかも会場は当初から変更されている。
タクシーの中で美紗は「あれ…、何だっけ?大事な事を忘れいているような…」と考える。
そして会場に到着した時、麗奈から「住所を間違って送ってしまったので正しい住所を送る」と電話があったことを思い出した。
その後様々なアクシデントが重なり、10年前のプレゼンは壊滅的な結果となっていたのである。
2度目は失敗するまいと、1度目は乗り遅れたプレゼン会場のエレベーターに駆け込めた時、美紗は鈴木亘(佐藤健)にぶつかり抱きついてしまう。
「そのスカーフ、似合ってませんよ」
唐突な言葉を投げかける鈴木亘は、美紗と同じ会社の経営戦略部の部長だった。

美紗は無事に会場へ到着し、麗奈はその様子を面白くなさそうに見ていた。
プレゼン中、美紗はこの企画が後日断られる未来を思い出し「タピオカ」です、タピオカが来るんです!、この先爆発的ブームがきます!、今売り出せばブームの先駆けになります!と提案するが、即座に断りの連絡が入りプレゼンは失敗に終わる。
「いつまで続くの死ぬ前の夢としては長くない?私は2015年9月18日…麗奈と友也に殺されて、その記憶を持ったまま10年前、2015年9月18日に戻ってきた?」
美紗は考えを巡らせながらある店の事を思い出す、それは2016年1月に閉店した神保町の路地裏の店で、かつて父と訪れた店であった。
ーー2016年、父と店の前で待ち合わせをしていた美紗、少し遅れて父が現れる
「ちょっこし寄り道しとって、親切な学生さんに案内してもろうた」
ーー2015年現在
「あの時父は自分の余命を知っていたんだと思う…」と考えた美紗は、タクシーの運転手からもらった飴の中に、当時父からもらった亀の折り紙を見つけ、あの不思議な運転手は父だったのではないかと気づく。
身代わりの代償
休日に会社に出社した美紗、これから起こる出来事を知っていれば運命は変えられるのか。それとも行動を変えても起こることは起こるのか美紗は考え続ける。
給湯室でケトルをの前でボーッとする美紗。お湯が沸きケトルに手をかけようとしたその瞬間、現れた亘がケトルを倒し、亘は火傷を負う。
美紗はこのケトルで火傷をするのは自分だった事を思い出した、本来は美紗が負うはずだった火傷を彼が代わりに受けたことで「起こる事は起こる…でも身代わりさえいれば…運命を変えられる?」と考える

「会社で何をしているんですか、シルバーウィークですよ」(亘)
「終わってない仕事があるので…」(美紗)
「神戸さんは、いい人なんでしょうね。始業前も終業後も一人で仕事をしている姿を見かけていました。他部署の関係のない仕事までやらされて」
亘は美紗に語る「なぜあなたにゴミのような人ばかり寄ってくるのかわかりますか?あなたがいい人だから…ではありません、あなたがチョロい人間だからです。普通の人間はクズが近寄ってきたら危険を察知して距離を置く、普通に人を見る目があれば誰でも気づく、でもあなたのような人は、ゴミやクズを両手を広げてありがたく迎え入れて…案の定酷い目に遭っても、自分だけ耐えていればと悲劇のヒロイン気取り、人生の操縦桿(そうじゅうかん)を自らゴミに握らせて真っ逆さまに墜落しているのに、自分は自分の事をけなげないい人だと思っている、おめでたい限りです」
美紗は激しく反発する「そんなのわかってます、そんなの言われなくてもわかってますよ…だからって何の関係もない上司にそこまでの事言われる筋合いありません!どこの誰にも私の人生をとやかく言われる筋合いありません!」
「怒れるんですね、自分の尊厳を踏みにじられた時、怒るのは正当な行為です、ゴミは捨てればいい、あなたの幸せを望まない人間は、あなたの人生に必要ありません」(亘)
「私の夫と結婚して」美紗、反撃の宣戦布告
別の日、美紗はレストランで友也からプロポーズを受ける
(少し離れて見てみれば、なんて滑稽な三文芝居、向こうも向こうだけど私も私、私の人生を台無しにしていたのは私だ)

「…どいて」と、過去の美紗と現在の美紗が入れ替わる
「友也くん、私決めた、私…絶対に幸せになる」そう言って美紗は友也に微笑んだ。
レストランに麗奈が花束を持ってやってきた、友也から今日プロポーズする事を聞いていたのだ。
帰り道、友也と美紗眺めながら麗奈は心の中でつぶやく
「…起こることは起こる、台本は変わらない。ならキャスティングを代えればいい…私の最低な人生をあなたにあげる、麗奈、私の夫と結婚して」
こんがらがりそうなので、今一度かいつまんで要約:幸せな人生を送っていたはずが胃がんを発症し、余命いくばくもない。そんな時小さい時からの親友と夫の浮気を知る、さらに祖母の為に残すはずの自分の生命保険金も夫に取られ、マンションの上から落とされ死んでしまう→10年前にタイムリープ、肉体も10年前のまま、つまり胃がんは発症していない健康体。
記憶していた10年前の失敗を回避しようとするも結果は変わらない。
つまり起こる事は起こるそこは変えられない、ならば当事者を交代させればいい、最悪の自分の夫と自分を裏切っていた親友を結婚させる計画を思いつく→「私の夫と結婚して」
【本記事の画像引用元】
作品名:ドラマ『私の夫と結婚して』/ 放送・配信:Amazon Prime Video
備考:本記事の画像は、作品の解説・紹介を目的として上記より引用し、加工を施して使用しております。


