- 咲子が失踪し会っていた男性・篤彦は、咲子の元夫だった
- 咲子は充のもとへ戻り、過去4回結婚と離婚をしていたことを打ち明けるが、充はそれを受け入れ再び夫婦として暮らし始める
- しかし互いに気を遣いながらの生活に咲子は次第に息苦しさを感じ「今までありがとう、別れよっか」と充に告げる
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ーー喫茶『ひこうき』に集められた、樹生(中島歩)・千鶴(臼田あさ美)・宮内( リリー・フランキー)
樹生は咲子(蒼井優)からLINEの返事が来たと充(松山ケンイチ)に伝える。
「どこにいるかは教えてくれませんでした、けど『無事だから安心してください、ご心配おかけしてすみませんでした。夫には連絡あったこと黙っててください』って」(樹生)
充は「よかったです」と涙をぬぐいながら、咲子が無事だということなのか、連絡があった際に居場所について何か分からなかったのかと全員に確認する。
直人が「いや…」と否定すると、充は「ホントに?」と千鶴に確認したが、千鶴は黙ってうなずいた。
宮内は電話の奥から波の音が聞こえたため、海の近くにいるのではないかと思っただけだと説明する「何かごめんなさいねおちょくちゃって、生きてると思いますよ、だって彼女図太そうじゃないですか」(宮内)
充はこれ以上話しても居場所の手掛かりはつかめなさそうだとして、皆に集まってくれたことへの礼を述べ「さっちゃん帰るとしたら、やっぱり園田さんの所だと思います、その時は宜しくお願いします」と樹生に頭を下げた。
樹生は「何を?」と聞き返した。
第9話・あらすじ/ネタバレ
ーー帰る途中の千鶴を充が呼び止める
充は「飽き性、新しいもの好き、切り替えが早い」と千鶴が咲子のことを評していたが、具体的なエピソードがなかったのはどういうことなのかと聞く。
「言えるわけないじゃん、咲子ホントに充君のこと大事に思ってたよ、けど君は自分の過去を隠してた。そして今度は咲子が消えた。居場所はホントわかんないの、でも誰といるかは心当たりある」(千鶴)
その言葉に充が驚いている目の前で、千鶴は咲子にビデオ通話をかけた。
千鶴のビデオ通話から繋がる篤彦の影
千鶴からのビデオ通話に、咲子は「千鶴さ~ん」と楽しそうな声で出た。
充は咲子と話そうとするが、千鶴はそれを制止して咲子との会話を続ける。
千鶴が元気そう、ちゃんと食べているかと聞くと、咲子は今バーベキューをしていて、食べ過ぎているくらいだと答える。
「ならいいけど、バーベキューって事は1人じゃないよね?誰といんのよ」(千鶴)
「えっ千鶴さん、想像つくでしょ?」(咲子)
「篤彦(あつひこ)君?」
「正解で~す」
千鶴が篤彦(井ノ原快彦)のところに世話になっているのか、彼は今東京ではないのかと聞くと、咲子は近くにいた篤彦を呼んだ。

篤彦は千鶴に挨拶し、咲子が来たことで子供たちも喜んでいる、今は千葉で漁師をしていると話した。
「へえ~お魚おいしいんだろうなぁ私も遊びに行ってもいい?」(千鶴)
「ああぜひ来てくださいよ」(篤彦)
「待ってま~す」(咲子)
「じゃあ咲子、住所LINEしてもらってもいい?千葉は広いからね~」(千鶴)
「は~い承知で~す」と咲子は了承し、千鶴はビデオ電話を切った。
充が困惑しながら篤彦が何者なのかと聞くと、千鶴は「それはさすがに咲子から聞いてよ」と答えなかった。その時咲子から住所が送られてきた。
千鶴が住所を見せると、充はメモを取り「ありがとうございます」と千鶴に頭を下げ走り去った。
すれ違う充と咲子
ーー篤彦の家族とバーベキューをしている咲子
「離婚すりゃいいじゃん、俺が知ってる咲子だったら、失踪された時点でスパーッと切り替えそうだけどね」(篤彦)
「あっくんが知ってる私ならね」(咲子)
そこへ心愛(田辺桃子)がやって来て咲子に挨拶する。
「へえ~本物の咲子さんだ、生きてるうちにお目にかかれるとは、マジ、ご尊顔」(心愛)
「どうもどうも」(咲子)
心愛は家を空けている間、子供たちの面倒まで見てもらったことを謝る。
篤彦の子供たちは「心愛、肉食べる?」「心愛、貝殻あげる」と、心愛のことを名前で呼ぶため、心愛は「ママって呼ぼうな?」と、その都度訂正していた。
その様子を見た咲子は、家族みたいでいいねと篤彦に話す。
「東京にひとり家族いるだろ、まだ離婚してないなら家族だろ」(篤彦)
ーー充は住所を頼りに千葉の篤彦の家にやって来た
篤彦は充に気付き、咲子の夫なのかと聞くと、充は挨拶と咲子が世話になったことへの礼を伝え、咲子がどこにいるのか尋ねる
「へえ~今回こんな感じか、なるほどな」(篤彦)
「あのさっちゃんは?」(充)
「どうする、泊まっていく?」
「いえ、さっちゃん連れて帰るんで」
「咲子、東京帰ったよ」
ーーその頃咲子は樹生の家を訪れていた
咲子がお騒がせしたと謝ると、樹生はかなり騒ぎになったことを振り返りつつ、自分への報告はLINEで十分で、充と話したのかと聞く。
「おそらく今頃千葉に…」(咲子)
千葉の篤彦の家の前では、咲子が東京に帰ったと聞いた充が慌てて東京へ戻ろうとしていた。
篤彦は充を引き留め、咲子は充が千葉へ向かっていると聞いたため東京へ帰ったのだと伝える。
「ゆっくりしてきな、会う気のない女に無理やり会ったって、まともな話し合いになんねえから。スイカ食おう、魚食おう」(篤彦)
「そもそもあなた、さっちゃんとどういう関係なんですか?」(充)
「元旦那、あれ?聞いてなかった?咲子と結婚してたんだよ俺」(篤彦)
篤彦の家で明かされる衝撃の事実
ーー樹生の家、樹生と咲子
咲子は千鶴を通じて居場所が充に知られ、充が千葉へ向かっていると聞いたため東京へ戻っていた、つまり計画的にすれ違ったということだった。
樹生が改めて、どこで何をしていたのかと尋ねると、咲子は夫婦喧嘩をして家を飛び出し、千葉の友達のところで数日世話になっていただけだと説明する。
「友達って?充さん、かなり捜したけど何も分かんなかったって」(樹生)
「元夫です」(咲子)
「え?バツイチだったんですか?そっか、元夫の連絡先なんて知るわけないか」
「結婚してたことを知りません」
「はあ????」
「言ってないんです、離婚歴」
ーー篤彦の家にいる充
篤彦は心愛が自分の彼女だと紹介する。
「まだ籍は入れてないんですけど、ほぼ嫁みたいな感じです」(心愛)
充が篤彦の子供たちに目を向けると、心愛が「あ、私が産んだ子じゃないですよ」と言ったため、充は咲子の子供かと思い驚きを隠せない。
篤彦は慌てて否定し、咲子の次に結婚した女性との間に生まれた子だと説明した。
「2度も結婚と離婚を…」(充)
「たったの2回だよ、俺なんてまだまだ」(篤彦)
やはり東京へ帰ろうと立ち上がった充に、篤彦は逃げ癖があるのは充のほうではないか、充が1年間も失踪して咲子を放っておいたことを責めた。
「で?仕返し食らっただけなのに被害者面して何様?まあいっか、よかねえけど、何か事情があったんでしょ。よし、飯食いながら聞くか、とりあえず飲もう」(篤彦)
樹生の家での本音
ーー樹生の家、樹生と咲子
咲子は千鶴、直人、宮内に帰宅したことを連絡する。
「帰宅をしてください、本当に」(樹生)
「充帰ってきますもんね、話すしかないですね。はい帰りますお邪魔しました」(咲子)
樹生は東京に戻ってきて最初に自分の家を訪ねてきた理由を聞くと、咲子はこの1年間、樹生に話を聞いてもらっていたため、話を聞いてほしいと思った時に真っ先に樹生の顔が浮かんだと話す。
「それいいんですけど、いやいいし、嬉しいんですけど」(樹生)
まだ旦那さんのことは好きなんですか?と聞かれて悩む咲子
「う~わ、悩むんだ」(樹生)
「夫婦って、好きとかそういう感情の問題じゃなくないですか?結婚って生活だし」(咲子)
「え~ヤダなぁ、何?瀬尾さんまでそういうこと語る人間になっちゃったの?バカみたいに、充好き好きって言ってる方がまだマシだったな」(樹生)
さらに樹生は充の失踪癖が分かり、咲子も離婚歴を隠していて、東京と千葉で追いかけっこをした挙句、もう好きではないのなら離婚まっしぐらだと言うと。
咲子は好きではないとは言っていない、離婚を軽々しく口にしないでほしいと反論する。
「いや、1回してるんでしょうよ、2回も3回も変わんないでしょ」(樹生)
「充に電話します、謝ります。帰って来てって言って家で話し合います」(咲子)
「それがいい、そうしてください」
咲子はその場で充に電話をかけ逃げたことを謝り、きちんと話したいから戻ってきてほしいと伝える。
しかし、充は篤彦のところにいると分かり、咲子は充が元夫のところに泊まることを樹生に話す
樹生は「独特な夫婦…」とつぶやいた。
ーー夜、篤彦の家の外にあるベンチでお酒を飲みながら話をする篤彦と充
「へえ~随分長いこと一緒にいるんだね」という篤彦に、充はそれでも咲子について知らないことばかりだったとこぼし、篤彦から見た咲子はどんな人なのかと聞く。
「誰かから見た咲子だけが正解なのか?あんたと一緒にいる咲子はニセモンなわけ?」と篤彦は「ほら、みっちゃん」と充にお酒を勧める
充は初めてそう呼ばれたと、篤彦と2人で笑い合った。
帰宅した二人
ーー咲子は家の鍵がなく入れなかったため、千鶴の家に向かう
家に入ると千鶴の元彼・拓真がいた。
拓真は妻が内緒で不倫していたことが原因で離婚しており、千鶴とは現在も友人関係を続けている。
「はあ、なるほど…」(咲子)
「あっさり受け入れんのね」(千鶴)
「他人のジャッジばっかり一丁前になってたなって…」(咲子)
「人間みんなそんなもんですよ、結局自分の価値観でしか生きられませんから」(拓真)
ーー翌朝、咲子は家の前で充の帰りを待つ
充が戻ってくると、2人は「ただいま」「お帰り」と言葉を交わし家に入る。
家の中が散らかっているのを見て、咲子が珍しいと言うと、充はいつも頑張って片付けていただけだと答えた。
咲子は結婚していたことを隠していたことを謝る
「ううん俺も色々隠してたし、昔1回結婚してたくらい別に、びっくりはしたけど」(充)
咲子は22歳の時に橋爪篤彦と結婚し、離婚後も時々食事をする関係だったこと、今回会ったのも約2年ぶりだったと説明する。
充も篤彦はいい人で、おいしい食事をごちそうになり、身の上話も聞いてもらったと話す
「分かる、私も何でも話せちゃうから。唯一今もつながってる人」(咲子)
「うん、それは全然。俺と園田さんが会ってたのなんて、月1だし。22歳か…そんなに早く結婚したんだ」(充)
「…2人目は25歳の時」(咲子)
「うん?俺と結婚したの31とかじゃない?…え?」(充)
4度の離婚と、充に抱いた本当の思い
咲子は引き出しから昔の免許証を取り出し「これ1人目の時の」と充に見せる。
「ん?1人目?」(充)
免許証の名前は「橋爪咲子」と記されており、その隣にもう1枚免許証を並べた、名前は「鬼塚咲子」となっている。
「25歳2人目、バンドマン、私が支えたる精神になってしまった。結局音楽で芽は出ず今はどこで何してるかもわからない。歌がうまかった」(咲子)
さらに免許証を並べる咲子、名前は「馬場咲子」、驚きを隠せない充
「28歳3人目、ツイッターで知り合った公務員。八王子市役所に勤めてた、ようやく落ち着けると思ったら、まさかの最短記録3か月で離婚。声が素敵だった」(咲子)
「あっ、3人いたんだ」(充)
「いや…」(咲子)
「うん?」(充)

「もう1人、更新のタイミングなかったからここだけなんだけど」と免許証を裏返した咲子
「善如寺咲子」という名前が追記されていた。
「29歳4人目、起業家?深夜のバーでナンパされた。婚姻届け出した翌日会社が潰れた、最近はyoutuberやってるらしい、字が綺麗だった」(咲子)
4人とも咲子からプロポーズし結婚したものの、相手から別れを求められて離婚に至っていた。
「夫とか家族ってものに対する理想が高すぎたんだと思う。なのに繰り返すっていう、ね、で5人目が31歳の時、瀬尾充さん。喫茶店経営、友達の結婚式で知り合った。優しい、気が利く、大切にしてくれる、一緒にいて落ち着く。初めてプロポーズされて結婚した。瀬尾咲子の免許証更新してまた瀬尾咲子だったときはちょっと感動した。こんなに長く同じ名字だったの初めてで、ごめん引くよね」(咲子)
咲子は充の失踪癖と同じで、初めてこの人を失いたくないと思い、嫌われるのが怖くて黙っていたと告白する。
「家族が欲しかった。友達は少なくないし職場の人間関係もうまくやれるけど、楽しく遊んだり飲んだりしても最後はみんな家に帰って行くでしょ?一緒にいたいと思える人がいる家に。羨ましかった。そういう…人生の味方が欲しくて探した、でも4回もうまくいかなくて、もういいや無理なんだ、自分の家族はあの親だけなんだって思ったとき充に出会った。さすがに慎重になったよ、5回目だからね」(咲子)
「でも結婚してくれたね」(充)
咲子はこれまでの結婚では「家族になってもらおう」と考えていたが、充には初めて「幸せにしたい」と思った。この気持ちなら大丈夫なのでは?と思い、実際に長く一緒にいられたと話す。
「大丈夫になれた、それも失踪癖と同じかもね。ほら、私といたら大丈夫になったって」(咲子)
「うん」(充)
「一緒、一緒だね。結局ダメだった所まで一緒」(咲子)
「ダメになってないよ、まだ結婚してる、やり直そう」と、充はお前が言うなってことなのはわかっているが、咲子がいなくなって寂しかった、帰ってきてほしかったと伝える。
「うん、お前が言うな、だね」(咲子)
「ごめん、お陰でよく分かったからこれからも一緒にいたい、いよう?」という充の言葉に咲子は腕を組んで考え込んだ。
免許証の数だけ明かされる衝撃の過去
咲子は4回の結婚と離婚をしていることについて、充が何も突っ込まないことに疑問を持つ。
自分が5人目の結婚相手だと分かっているのかと尋ねると、充は自分が付き合った人数も5人くらいだから一緒だと答えた。
「い~っしょじゃない、それは全然一緒じゃない。いや、お前が言うなだけど。4回結婚して離婚して、5回目の結婚相手に全部隠してて、それ人としてどうかしてるよ?私のことだけど」(咲子)
「トータル5回以上失踪してる、さっちゃんより人としてどうかしてる」(充)
充は2人ともどうかしてるのだから、一緒にいたいという気持ちがはっきりしているならそれでいいのではと提案する。
「失踪癖のこともびっくりはしたけど、それで充のこと嫌いにはならないし、知ってたら結婚しなかったなんてことないし」(咲子)
「うん、一緒」(充)
「もう一回、また普通に暮らしてみる?」(咲子)
うん、と充は笑顔で答えた。
咲子は充がまた失踪してしまうこと、充は咲子が離婚したくなった時、2人は互いに不安を抱えながらもお互い様だと受け入れる。
話し合いが決着した2人は、一緒に買い物へ出かけることにした。
ーー買い物の帰り
咲子は言いたくないことでも知っておいてもらったほうがいい、お互いに聞くようにしようと充に伝える。充は同意し、長野には自分があずさを誘ってついて来てもらったわけではなかったと話す
「うん、わかってる」(咲子)
「でも俺のせいだとは思ってる、思い続ける」(充)
「私も半分そう思うようにする」(咲子)
充が咲子には関係ないと言おうとすると、咲子は「関係なくないよ、これからも夫婦続けるんでしょ?嫌なら離婚するからね」と冗談めいて言った。
「すごい、4回してる人の説得力」(充)
「さらさら書けちゃうからね離婚届」と咲子と充は笑い合った
再び現れたあずさ
ーー夜、樹生が翔に添い寝していると、あずさが現れた
話を聞いてほしそうだったから来たというあずさに樹生は礼を言う。
「さっちゃんと話すの楽しい?」(あずさ)
「まあ、楽っていうか」(樹生)
「それ」(あずさ)
「それあずさにとっての充さん?」(樹生)
「それそれ」(あずさ)
「うん、わかってる」(樹生)
あずさは夫婦の間で何もかもこと細かに説明していたとしても、不倫を疑う時は疑うし、自分の身に起きなければ想像できないものだと話す。
「隠せばいいってもんでもないしね」(樹生)
「うん。ホントそれ」(あずさ)
「難しいね夫婦って」(樹生)
「ね」(あずさ)
樹生がウトウトと眠りにつくと、あずさの姿は消えていた。
再び始まった2人の生活
喫茶『ひこうき』で、充は咲子のためにフィナンシェを紙袋に入れる。
「咲子さんそれ飽きなんですかね」(直人)
「嬉しそうに食べるよ」(充)
直人は2人がまた一緒に生活できていることを喜び、充も咲子と一緒に頑張っていると話す。
その夜、咲子が帰宅しても充はまだ帰っておらず、LINEを送っても既読にならない。

食事を終えた頃に充が帰宅すると、咲子は連絡がなかったことを心配して抱きついた。
「連絡ないから」(咲子)
「さっきLINE見てもう家着くとこだったから、ごめんね、すぐ返した方がよかったね」(充)
「こんな時間まで何してたの?」
「え?仕事、俺戻って来たから営業時間戻して…」
「あっ、聞いた」
充は勤務中はスマホはあまり見られないと咲子に謝った。
翌朝、朝ご飯は一緒に食べられることが多いため、咲子はいつものピーナツバターではなく、充が飽きないように和食を用意していた。
食事をしながら咲子は「私全然大丈夫だからさ、外でごはん済ませてきたり、フラッと一人で遠出とか、気分でしていいからね」と充に伝えた
咲子が出勤すると充からの電話があり、今朝言い忘れたが、今日も店のラストまで仕事をするため帰宅は9時半頃になること、遅くなりそうなら連絡することを伝える。
「夕飯は帰って食べるね」(充)
「分かったありがと」(咲子)
「うん、仕事頑張ってね」(充)
コインランドリーでの本音
ーーいつものコインランドリーで樹生に充とのことを話す咲子
以前なら連絡がなくても気にしなかったのに、今は自分が不安になったことが伝わってしまったのか、充も自分を不安にさせないように異様に気を使うようになっていた。
さらに充が「俺とさっちゃんが別れないための参考になると思うから」と、過去4回の離婚の経緯について聞かれ、話したところ、充が以前にも増して優しくなり、無理にやらせているようで咲子は罪悪感を感じていた。
「今日ここに来ることは言ってあるんですか?」(樹生)
「はい、土曜だからたぶん園田さんいるって、たぶん二人で話すって先に断っときました」(咲子)
「メチャクチャ気使ってるじゃないですか」(樹生)
咲子は深いため息をついた。
樹生から「そんな状態で一緒にいて楽しいのか」と聞かれると、咲子は充のことを大切に思っていて、幸せになってほしいし、好きだと答える。
一方で、園田といるほうが楽しいという咲子。
「それはどうも」(樹生)
「いや、楽しいとは違うか、楽ってだけか」(咲子)
「いや楽しいでしょ、同じ漢字なんだし」
「見てください」と咲子はほぼすっぴんの顔を樹生に近づけて見せた
「いや、頑張んなさいよ」と樹生と咲子は笑い合った。
洗濯が終わった咲子は、以前は充が時々持って帰ってくるのが嬉しかったが、今は毎日持って帰ってくると、翔へのお土産として樹生に渡した。
コインランドリーからの帰り、咲子に篤彦から電話がかかってくる。
咲子が夫と普通に暮らしていると話すと、篤彦は充から話を聞き、咲子を大切に思っていることは分かったから大丈夫だと話す。
咲子が心愛や子供たちとの生活について、楽しいかと聞くと、篤彦は「楽しいよ~、俺全ての判断基準、楽しいか楽しくないかだから」と答える
「だよね」(咲子)
「どうした?」(篤彦)
「前よりも、ありがとうの数が増えた、お互いに」
「はあ?めちゃくちゃいいことじゃん」
「生活ってさ…こんなに頑張るものだっけ…」
そこへ充が帰ってきて咲子に声をかけたため、咲子は篤彦との電話を切った。
「電話大丈夫?はい」と充は咲子にフィナンシェを渡した
「…ありがと」(咲子)
破れたフィルター
ーー台所で食事の支度をする咲子と充
充はご飯の炊き方を確認し、洗濯物を畳んだり風呂を準備したりと家事を手伝う。
咲子は「ありがとう」と答えながらも、深いため息をついた。
その時、洗濯機からエラー音が鳴り、見てみるとフィルターが破れていた。
「どうした?あ、破れちゃったんだ、部品だけ買えんのかな、メーカーの何か問い合わせしとくね。洗濯した分は…大丈夫そう、畳んじゃうね」(充)

「ありがとう」(咲子)
「ううん」(充)
「今までありがとう」という咲子の言葉で、咲子の方へ振り返る充
「別れよっか」(咲子)
(フィルターが破れた)(咲子)
【本記事の画像引用元】
作品名:ドラマ『Tシャツが乾くまで』/ 放送・配信:TBS
備考:本記事の画像は作品の解説・紹介を目的として上記より引用し、加工を施して使用しております。


