- 乃木は現地別班員と合流し、ノコルやY2Kの精鋭たちとともに、拘束された別班員5人の奪還作戦を開始する
- 死んだと思われていた新庄が実は生きていたことが明らかになり、乃木はチョッキーらとともにシャキ城攻略に向けた訓練を進める
- 劉は野崎に9日間飲食を与えず極限まで追い込み、自ら救いの手を差し伸べることで、野崎を精神的に支配する手段に出ていた
👇詳細はこちらから👇
司令の櫻井(キムラ緑子)は、毒殺の決行を現地時間6月10日18時に延期すると乃木(堺雅人)に念を押す
残された時間は229時間、あと9日と13時間である。
櫻井が司令部への支援要求を確認すると、乃木は5つあると答える。
1)6月10日前の衛星の単独使用
2)別班の自動通訳機の使用
3)現地別班員との接触許可
4)ブルーウォーカーの海外渡航の特別許可
5)東条の協力
「佐野部長(坂東彌十郎)に頼んでおきます、ただし、現地時間6月10日までに奪還できなければ毒殺は決行します、さらなる延期はありえません。健闘を祈ります」(櫻井)
第18話(第2シーズン第8話)あらすじ/ネタバレ
ーーアゼルバイジャン・首都バクーにやって来た乃木
地下鉄イチェリシェヘル駅へ向かう長い下りエスカレーターで、乃木はすれ違いざまにメモを受け取る。
そこには「キョログル駅下車、ブキニスト書店でアヴェスタ原訳第10版を注文」と書かれていた。
乃木はメモを両手でもみ込むと、紙は粉になった。
書店に到着した乃木が指定された本を注文すると、店員に店の奥へ案内される。
パソコンで顔認証による本人確認が行われた後「3階の303号室へ。接触コードは22315」と伝えられる。
乃木は店の奥から3階へ向かい、接触コードの数字に合わせて2回、2回、3回、1回、5回と扉をノックする。
現地別班員が乃木を迎え、部屋の奥にある準備室へ案内する。
「私から主要勤務歴を申し上げます。田代久美子、2007年、シンガポール国立大学卒業、同年、陸上自衛隊入隊、2009年、心理戦防護過程に合格後、除隊、同年別班に配属。2013年、ソカール、日本名アゼルバイジャン国営石油会社に入社、以後、コーカサス地区担当として任務を遂行」(田代)
続いて乃木も自身の経歴を伝えた
田代はゴルバドとシャキ城に関する情報を早速共有し、まとめたデータを乃木に渡した。
思いがけない再会
ーー乃木はバルカのノコル(二宮和也)とアリ(山中崇)が待つゲルへ到着した
そこにはY2Kの隊員たちと共にチョッキーも呼ばれていてた。
乃木の姿を見たチョッキーは、なぜ来たのかと不快感をあらわにする。
ノコルは乃木の仲間たちを助けるために集まってもらった、それがバルカのためにもなると説明するが、チョッキーは乃木が来るなら来なかったと不満をまくし立てる。
ノコルが「アリ、もう黙らせろ」と指示を出すと、アリはチョッキーに「静かにしろ!みっともないぞ!」とチョッキ―を怒鳴りつけた。
乃木は今回の作戦のために用意した、日本語、モンゴル語、タイ語、アゼルバイジャン語、中国語に対応している同時通訳機を全員に配る。
作戦の説明を続けようとする乃木だがチョッキーは、乃木の仲間を助けることに納得できず、これまで別荘を爆破することになったうえ、何も悪くない新庄は死んだ、さらに拷問までされたと強く反発する。
「誤解だ、いいか兄さんは新庄のため…」(ノコル)
「事実です、事実、事実事実!!!」(チョッキ―)
「黙って話を聞け!」(ノコル)
「どんな事情があっても納得できません、死んでもこいつの仲間何て助けない」
「そこまで言うならもう勝手にしろ、アリ、どういう教育してんだ。いらねえだろこんなバカ!帰れ!」
チョッキ―は乃木に「あんたの醤油顔なんて二度と見たくない、あんたのせいで新ちゃんは…」と泣き出し、帰ろうとした時、ゲルの扉が開く。乃木はその姿を見て安堵の表情を浮かべた

ーー姿を現したのは新庄(竜星涼)だった
「俺が来たのに帰るのか?」(新庄)
チョッキーは新庄が生きていることに驚き、「なんで生きてるの?」と抱きついた。
新庄はチョッキーの知る「新庄浩太郎」は死んだが、乃木とゲルンのお陰でこうして生きていると話す。
乃木は新庄に同時通訳機を用意していることを伝え、皆に説明するよう頼んだ。
新庄偽装死の全貌
新庄はタイで乃木から聞かされていた計画を皆に説明する。
無期懲役の可能性があり、日本に即日移送される新庄に、乃木は新庄浩太郎には一度死んでもらい、別人として生きる道を示した。
そこへ長野専務のエージェントゲルンが現れ、乃木は新庄に顔の型を取ってマスクを作ると説明する。
そのマスクを用意した別の腐りかけた遺体に被せ、日本へ移送することで、新庄浩太郎が死亡したようにするという計画だった。
「じゃあ俺は…」(新庄)
「はい、公安警察官である新庄浩太郎は死に、あなたは全くの別人としてバルカに渡り、ノコルの右腕となってもらいます。ノコルには僕から話を通しておきます。この後の準備に向かいますのであとはゲルンさんの指示に従ってください」(乃木)
ゲルンは新庄の顔の型を取り、別班が開発した、7mの距離からでも弾が貫通しない特別素材の防弾着を着るよう指示する。
新庄は逃亡を企てたところをパトカーに追われ、銃撃を受ける計画である。
警察は新庄を射殺できないため手足を狙うが、別班と通じているドン警察局長が胸部をわざと撃ち、血糊を使って致命傷を負ったように偽装する。
「待ってくれ、もし目測を誤って頭を撃たれたら?」(新庄)
「その時は来世でお会いしましょう」(ゲルン)
作戦は予定通り進み、新庄は胸を撃たれて病院へ運ばれる。
処置室へ向かう途中、病院職員に扮したドヨンたちが新庄を引き取り処置室へ連れていく。
そこには新庄の身代わりとなる遺体が用意されており、ドヨンは新庄が撃たれた場所を確認すると、身代わりの遺体にも同じ場所に銃弾を撃ち込んだ。
その後、別名義のパスポートでタイを脱出した新庄は、ベトナムで療養を続けていた。
今回の作戦への協力を依頼され、まだ完治していないもののバルカへやって来た新庄は、生還できたらアリとともにノコルを支えるつもりだと話す。
事情を知ったチョッキーは、乃木とノコルに謝罪する。
ノコルは「いらねえだろこいつ」と言うが、乃木は今回の作戦にチョッキーが欠かせないと説得する
成功率45%の別班員奪還作戦
ノコルは今回の奪還作戦に参加するY2Kの11名を乃木に紹介する。
11名は皆、テントの活動に参加してきた精鋭たちである、全員がベキの孤児院で育ち、偉大なノゴーン・ベキの息子のためなら命を投げ出す覚悟で、成功確率45%と知っての参加であった
「ありがとうございます」と乃木は深く頭を下げた
乃木は拉致された別班員5名の奪還作戦について説明を始める。
「目標は全員生還!失敗は許されません」(乃木)
別班員5名が拘束されているシャキ城は、オルコ村と呼ばれる山の山頂に位置し、断崖絶壁に囲まれている。周辺にはヘリが着陸できる場所もなく、空路からの侵入は不可能で、接近できるのはオルコ村を通る一本の道路だけ。さらにシャキ城の攻略以外にも、今回の奪還作戦にはいくつもの難関が待ち受けていた。
1つ目:タイムリミット
与えられた時間は7日間で、6月10日には別班員は毒殺される、よって作戦開始は6月8日23時、圧倒的に時間が足りないなかですべての問題を解決し、奪還を完了させる必要がある。
2つ目:入国(乃木と新庄の身)
シンシーが牛耳るゴルバドでは、諜報員である乃木と新庄は入国審査で引っかかるが、ほかのメンバーは観光ビザで入国が可能。
3つ目:出国
奪還後はシンシーの追手とゴルバド警察に追われるため、陸路でアゼルバイジャンへ向かうにも300kmの距離があり、国境突破は難しい。
カスピ海も警備艇が配備されており、高速艇を7日間で用意するのは不可能。そこで乃木が計画したのが、シャキ城から88kmのガラマン空港を使う方法だった。
貨物機のみが運航し警備も手薄なガラマン空港で、チョッキー名義を使い、エルマール地方でのレアアース資源調査を装ってジェット2機の離発着許可を申請する。
乃木と新庄以外が調査作業員として搭乗し入国、出国時には調査機材を放棄。奪還した5人を含む全員で2機に乗り込み、バルカへ帰還する計画である。
ドヨンがシンシーのHQ-9(地対空ミサイル)の配備について乃木に質問する。
シンシーの所持は不明だが、所持していれば破壊、また、ゴルバド軍は政府と関係が悪く、シンシーのために出動することはないというのが別班と公安の共通認識だった。
作戦後、チョッキーがゴルバド政府から追及される可能性についての懸念もあがったが、ノコルは飛行機を乗っ取られたと言えば問題ないとする。
また、ゴルバドでは武器の現地調達ができないため、アゼルバイジャンの漁港から、乃木と新庄が中国人労働者になりすまし漁船に乗り込み、武器をイワシの下に隠してゴルバドへ運び、荷揚げ時にトラックへ積み持ち込む作戦が取られる
「ということは兄さんが漁船で、俺のライフルを運んでくれるということだな」(ノコル)
「どういうことだ?」(乃木)
「は?」(ノコル)
「まさか、ゴルバドに来るつもりか?」
「何を言っているんだいまさら」
乃木はノコルに何かあったらムルーデルおよびバルカはどうなると心配するが、ノコルはアリがすべてカバーできるように準備を整えていた。
「兄さん、彼らは偉大なるノゴーン・ベキの息子のためなら命を投げ出す覚悟を持っている。だがベキの息子は兄さんだけじゃない、俺もだ。しかも彼らはその俺自ら行くことを意気に感じて、今回の作戦に参加してくれてるんだ。たとえベキの息子であろうと、初めて会う兄さんに彼らが命を投げ出すと思うか?なあ、俺は喜んで兄さんに命を投げ出すんだ、それでいいじゃないか。それに俺は結構役に立つぞ」(ノコル)
Y2Kの隊員も、ノコルの長距離狙撃はトップクラスだと認める。
ノコルは父・ベキから経営学だけでなく対敵行動を鍛えられ、ピヨからは長距離狙撃を徹底的に教わっていた。
乃木はノコルの参加を受け入れ「よろしく頼む」と抱擁した。
オルコ村突破計画
ーーゴルバド共和国との国境300m、アゼルバイジャンの城
別班エージェントの案内で、東条(濱田岳)と太田(花岡すみれ)が国境近くの城に到着した。
ここが任務完了までの仕事場だと説明され、東条が名前を尋ねると、フィルザは名刺を渡し「フィルザと呼んでください」と自己紹介する。
フィルザは「MIスチールインク(MI鉄鋼)」の現地法人で働いていた。
ーー最後の難関、シャキ城の攻略について説明する乃木
シャキ城へ向かうには一本道を通るしかなく、その途中には約50軒の民家が並ぶオルコ村がある。
現地別班員の調査では、村に入った瞬間村人がシャキ城へ報告を入れ、村全体が見張り役となっていた。
住民が協力する理由は、シンシーから一人年間3000ドルの報酬を受け取り、さらに有力な情報には1件2000ドルの報奨金が出るためだった。
「兄さんはここでもチョッキ―を使うつもりだったんだろ?」(ノコル)
「そうだ」(乃木)
「兄さんの対処法は理解した、ここは俺とチョッキ―で行く、任せてくれ。NGKのクーダン工場のモックアップが間もなく完成する」(ノコル)
乃木がチョッキーを使うつもりだったことを確認すると、ノコルは対処法を理解したとして、自分とチョッキーで対応すると申し出る。NGKのクーダン工場のモックアップも間もなく完成するため、乃木は礼を述べ、そこでシャキ城内の作戦を説明することにした。
シャキ城のモックアップへ移動する際、新庄にくっついてくるチョッキーを邪険に扱う新庄。
するとノコルが新庄を呼び止め、新庄がゲイなのか、バイなのかを確認する。
「ストレートです」(新庄)
「そうか…兄さんの話を聞いて、チョッキ―が重要なのはわかった、言いたいことはわかるよな?」(ノコル)
新庄はため息をつきながら「わかりました、頑張ります」と返事をする。
乃木もチョッキーにへそを曲げられたら作戦はおしまいだと念を押し、新庄は再び深いため息をつきながら「了解」と答えた。
チョッキーの意外な才能
乃木たちはシャキ城の入り口付近を再現したモックアップで訓練を開始する。
入り口には2基の監視カメラがあり、扉から34mの地点にある井戸がカメラの監視範囲外となっているため、まずそこに潜む。
深夜23時、警備室の兵士が2人になったところで、サプレッサー付きライフルで監視カメラを同時に破壊し、外へ出てきた警備兵を狙撃して突入する作戦だ。
ゲルンは手裏剣を使って警備兵を殺さずに対処すると申し出て、任務を任されることになった。
入り口広場の先には赤外線センサーが張られており、解除には先頭の一人が網の目をくぐり抜け、奥の警備室にある解除ボタンを押す必要がある。
体が異常に柔らかいマリクがこの役に選ばれ、出発まで訓練することになった。
その後は衛星の熱探知で敵兵の位置を把握しながら進み、乃木と新庄が前列、ゲルンが最後尾を担当。
ノコルとテンゲルは場外で狙撃を指揮し、オルコ村と脱出時の追手を監視する。
別班員の監禁場所はアーチ状の廊下を約30m進んで右折し、約10m先の左手から侵入、さらに13m進んだ先の左側の階段を23段下りた、奥の扉の先と推察された。ただし、その先は衛星でも内部の形状を確認できない。
こうして訓練が始まるがマリクは赤外線センサーをくぐる途中で引っかかってしまう。
休憩中、銃の手入れをしていたノコルのもとへ乃木と新庄がやって来る。
ノコルが手入れしていたのは、ベキから譲り受けた愛用のドラグノフだった。
乃木が「いい銃だ」と話したところで、モックアップから赤外線の警戒音が鳴り響く。
何度挑戦してもマリクは赤外線を突破できていないでいた。
「乃木、まだ1回も成功していないが大丈夫か?」(ゲルン)
「違う突破の方法を考えた方がいいかもな」(ノコル)
「確かにそうですね」(新庄)

マリクを見ていたチョッキーが、自分が見本を見せるためジャージを貸すよう話していた。
その会話を聞き乃木たちがモックアップへ向かうと、チョッキーは「ちゃんと見てなさいよ」と、見事に赤外線をくぐり抜けてみせた。
「すげえな」(ノコル)
「憂助、やっぱりこいつ使えるぞ、こいつ使え!連れてけ連れてけ、シャキ城連れてけ!」(F)
出発前、乃木は自分に何かあった場合の連絡先として、長野専務の名刺をアリに渡す。
ノコルと現地時間6月7日に集合場所で会うことを確認し、乃木と新庄は出発した。
劉の歪んだ愛
ーー飲食を断たれて9日が経過した野崎(阿部寛)
起き上がることもできなくなり、禁断症状のようなものが出ている野崎の前で沈はわざと水を飲み、床に水を撒き、相変わらず嫌がらせをしていた。
そこへ戻ってきた劉(堺雅人)は沈を頬を思い切りひっぱたき、ここまでやれとは言っていないと叱責する。

劉は野崎を「大切な人」だと話し、すぐに医者を呼んで水を与えるよう指示すると、野崎を抱きかかえて水を飲ませた。
「ごめんなさい、ごめんなさい野崎さん、こんな目に遭わせてしまって」(劉)
医者によると、野崎はあと1日遅ければ命を落としていたものの、集中的に点滴を打てば2日後には話せるようになるとの事だった。
監獄の様子をモニターで監視している樊(宮下今日子)の部屋を劉が訪れると、そこには沈もいた。
劉は沈に「すまなかったね、痛かったかい?よくやってくれた」と声をかける
樊は沈に部屋から外すよう指示し、沈が出ていくと「うまくいったみたいね」と劉に声をかける。
劉は超一流の諜報員である野崎の口を割らせるには、痛みを与える拷問ではなく、飢えが必要であったと説明する。
水分や栄養を絶たれれば通常は4~5日ほどで命を落とすところ、野崎は9日間耐え抜いた。
「普通人間は水分を一滴も摂取できなければ4日から5日でほぼ死にます、しかし9日生き延びた」(劉)
「ギリギリを狙ったわけ?」(樊)
劉は生存に必要なものを目の前で捨て続けることで野崎を極限まで追い込み、そこへ自分が救いの手を差し伸べ、沈を排除したことで野崎にとって自分を救世主のような存在にしたと話す。
「野崎さんのあんな顔は見たことがありません、心身ともに追い詰められた人間は自分の意志を持てません、自分を見捨てず、優しくしてくれる者に全てをゆだね、自分の思考を預けるしかできなくなる」(劉)
「マインドコントロール」(樊)
劉は点滴で最低限の栄養を与えながら追い詰められた状態を維持し、あと2~3日で野崎を完全に支配できると説明する。
「にわかには信じがたいけど」(樊)
「いわば私の精神的奴隷に仕立て上げますので。聞き取りをご覧になればご理解いただけると」(劉)
「奴隷ねぇ、これで良かったの?本気で愛してたんでしょ?」
「はい、これで常にそばに置いていとしむことができる。それもまたこの上ない喜びです。究極の愛は人を狂わせるんです」
ーーゴルバド共和国、ガラマン空港
現地時間6月6日、23:00、ノコルやチョッキ―達が降り立った
ーーアロフ漁港
6月7日、9:00
乃木と新庄と武器を乗せたトラックは漁港の検問を突破し、集合地点イシク発電所へ到着した。
【本記事の画像引用元】
作品名:ドラマ『VIVANT・第2シーズン』/ 放送・配信:TBS
備考:本記事の画像は作品の解説・紹介を目的として上記より引用し、加工を施して使用しております。

